ソフトボール審判    

あった!!在りました!このファイルが・・・!。
【ソフトボール審判】が・・・。探していたが・・・。見つかった・・・。
思い出の懐かしいHPが・・・
思い起こせば・・・パソコンが破壊した時に。
一生懸命審判を・・・HP掲載を・・・一瞬にして・・・頭が真っ白になり・・・失意のどん底に・・・
あれから七年。 現在60台半ば過ぎたが審判を楽しんでいる。
しかし、その為のトレニング・ルール勉強は、欠かしていない。
選手に最良の試合を発揮して欲しいのでがんばっています。
あの頃の自分の根性を思い出す為に再び掲載して自身の励みにしてがんばりたい。やれるまで・・・。
尚 掲載の【ルール】や【競技者必携】【申し合わせ事項】【審判研修会】等は、
更新・変更・破棄等になっている場合があります。くれぐれも最新ブック必携で
確認してください。よろしくお願いいたします。


  
     選手に信頼される審判目指して

     富山県第T種審判員 辻 谷 忠 行

          当ホームページは、
  《選手に信頼される審判員》を目指して
       勉強・努力している
     一審判員個人管理のHPです。
 
    ご意見・ご感想はメールでお願いいたします。

     
tutatyu@vanilla.ocn.ne.jp







アテネオリンピックで完全試合を達成した上野投手(ルネサス高崎)

あの上野投手の脇の下に小さく見える

一塁塁審が・・・・チュウコウの私です。

7年前ですか。

上の写真は、11年前の富山国体の時。球審は、チュウコウです。
黒部市制50周年記念  日本女子ソフトボールリーグ1部    第7節 富山大会  【日 程】 9月 11日(土)・ 12日(日)  【会 場】 富山県黒部市宮野球場
    アテネ五輪で銅メダルを獲得した代表選手11人がそれぞれ所属チームに戻り、
     真っ青の天候に恵まれた両日黒部市宮野球場で熱い戦いが繰り広げられた。
     オリンピック期間中、テレビで試合を観戦した老若男女のソフトボールフアンが球場内・外で宇津木・上野等選手達を追いかけたり、
     声援を送ったり大興奮状態だった。
     特に五輪史上初の完全試合を成し遂げた上野由岐子投手(日立&ルネサス高崎)が登板し、投球する毎に大声援とスピード感ある投球に
     感嘆のため息が宮野の森にこだました。
     ソフトボールのユニホームを着たチビッ子選手達がボールやサイン帳を手元におき、
     憧れの選手達の素晴らしい一挙手一動に自分達の夢を重ね、決意も新たにしたことだろう。
     十数年前、四十路ながらソフトボール審判員になる決心し、目標に掲げていた日本リーグ女子の試合に審判員の一人として参加する大願が成就でき
     大きな感動を得ることができた。
     理容師という仕事柄、最も大切な試合経験の少なさ及び、加齢による運動能力衰退が重大な懸念材料だったが、
     指導いただいた審判委員の先生方や多くの先輩審判員の温かい助言により五輪参加選手達と同じグランドに立つ栄誉を達成するできた。
     陰ながら大きく支えてくれた妻や娘達に大いに感謝している。
     「ありがとう!」
     還暦を迎えた今年、審判員生活も一つの転換点に入ると思うがこの経験を生かし、もっともっと勉強し、信頼される審判員目指し精進し、
     好きなソフトボールに一日でも長く携わり、ソフトボールの発展の為に微力ながら貢献したい。                    《管理人の日記より》
        大会審判員として参加して    リーグ派遣審判員(球審及び二塁塁審)   地元審判員(一塁及び三塁塁審)
 ◎ リーグ派遣審判員の基本的事項について  (管理人である一審判員の研修事項  抜粋)
        1) 球 審
               ○ 競技場に到着すると直ちに競技場内を巡視に向かう。(簡易フェンスの損傷及びラインの確認…)
               ○ 試合前のトレーニングとガラスの前でのゼスチュアの繰り返し。(その真剣な表情に感心。)
               ○ 試合前の審判長・副審を含めた打ち合わせ時の細かな指摘。
                               (塁審へのチェックスイング・打者の打球蝕球のアドバイス・落球時のシグナル・打球確認のための移動等)
               ○ 試合中の姿勢、ゼスチャー、発声、動き等基本について。
                   * 大観衆やトランペット等の鳴り物による大騒音にかき消されない大きなコール(発声)が印象的。。
                   * 投球を注視する姿勢が同一だったのに感心する。(投手と捕手サイン交換時・投球準備動作中・投球動作中の姿勢)
                   * ストライク時に青空を突き刺すように真っ直ぐ伸びる右手とゼスチュアとタイミング。
                   * 絶えずタイムをかけることなく、素早く本塁ベースを清掃すること。
                   * 打者が打者席を外して監督のサインを覗くとき絶えず打者席に戻るように右手で促す。
                   * 打者走者のスリーフットレーン内走塁の確認の為に中間地点まで確認のため走る。
                   * 打球に対する移動、特に三塁ライン付近の打球確認の為に球審の右ライン延長線上に移動するタイミング。
                   * マスクを被る位置は、捕手席横で投手の方へ顔を向けて素早く、一回で…
                                      * ボールケースを両側に装着。両側に装着に慣れなければ・・・。
               ○ 投手への送球のスピードとコントロールに感心。

        2) 二 塁 塁 審
               ○ 投球準備動作中から身体前面腰の辺りに両手を置き、投球動作に入ると共に一歩二歩と前進する。(今後参考にしたい。)
               ○ 外野への打球処理確認のための移動。自分が追う時大声で塁審に知らせ、塁のプレイは他の審判員に任せる。
               ○ フォースプレイ時、内野への打球の位置による左右への移動してのジャッジする位置。
 
 ◎ 二試合の一塁塁審を担当しての試合後の反省 (管理人の今後の審判実務向上のために)
               ○ 一塁での判定・宣告する位置が塁にやや近いのでは。(審判長より指導受ける) 
               ○ 際どいセーフ宣告時、真横に二度広げ伸ばしてしまった。一度でよい。(審判長より指摘される。)
               ○ 明らかなライト前ヒット時も内野の内側に入ってしまう。(素早くだが)
                         打球の速さからライトが一塁へ送球する可能性も考えられた。一塁ファールライン外側から注視すればよかったのでは…と。
     □ 不正投球について
               ○ 完全停止の2秒ルールについて。
                    (管理人の独り言)
                       完全停止2秒以下の0秒何前の投手がいた(感覚?)のは事実だが攻撃側チームから「不正投球」との抗議は一件もなかった。
                       オリンピックやリーグ等このクラスの試合になると、
                          △ 捕手のサインを見るときは、投手板上で両手を離して、グラブあるいは投球する手に球を保持しなければならない。
                                 (6−1項 投球の準備  4.)
                                リーグ等ハイレベルの試合では、投手と捕手のサイン交換が長く、また投球動作時の球を持つている間隔(タイム)が長く、
                                プレート上に触れ、直ちに投球動作に入る児童達の2秒ルールの感覚とおのずから異なると感ずる。
                                打者としてはあまり長い間隔は気合が抜けるかも・・・(打者席を外す選手もいた。)
               ○ 投手の軸足が投球時、プレ―ト板から離れているのではのクレームがあった。(某投手の癖のようだ。)
                       一・三塁塁審も投手の2秒ルール以外の不正投球がないか注視したり、チェックスイング・打者の打球蝕球・打球の判定・離塁違反の注視等
                       投球打球の早さに対応する着眼点が推移してしまう。
                       停止が早かったかな、軸足が…踏み出す足が…と感じたときはプレイが次のシーンに移ってしまっていて、タイミングが遅れてしまう。
                       確認が得られないまま宣告する訳にはいかない。かと言ってそのまま進行させる訳にはいかない。  
                       三塁塁審は、投手版を掃きに行くとき、投球練習時軸足の蹴っている位置を確認し、当該投手にその旨を指摘することにしてはどうだろう。
                       試合が進行してからでなく、イニング初め頃にアドバイス及び注意を促したほうが良好な試合運営が可能ではと思う。
  
     □ 野手と走者が接触したのでは・・・抗議受ける。
               走者一塁、セカンドゴロを捕球しようとする二塁手の前を走者が通過したが妨害受けることなく二塁手が一塁へ送球し、一塁塁審「アウト」を宣告。
               ベンチの監督から走者と二塁手が接触したと抗議する。(守備妨害で一塁走者アウト、打者走者一塁ではないかと・・・。)
               一塁塁審の私は勿論、二塁塁審や球審そして三塁塁審も守備妨害にあたる接触は認められないと抗議を退けようとするが監督の抗議が続く。
               バックネット前で審判長や副審を含め協議するが、「守備妨害にあたる接触はなかった。」と確認し、その旨監督に告げるが執拗に抗議する。
               球審が場内マイクにより審判団の協議内容を説明して監督に納得してもらう。
               打者走者と二塁手からの送球に対する判定を宣告するため、
               一塁走者と二塁手の守備妨害にあたる接触はなかったと確認し、しかも打者走者の「アウト」を宣告する。
               試合後、控えの審判員や関係者に「接触が感じられたか?」と尋ねるが「なかった」、との言を得てほっと胸を撫で下ろす。得難い経験を積む。 
                        
ソフトボール審判員になるには・・・ ソフトボールの審判員になりたいけど、どのような道順でなれますか?
      最近メールで、ソフトボールの審判員になりたいけど,どうすればなれますか?。また性別や年齢制限がありますか?との質問が多く来るようになりました。
      参考までに地元の富山市ソフトボール協会主管の第三種審判員認定会の募集要項を掲載します。


                            (財)日本ソフトボール協会
                       第3種公認審判員認定講習会実施要綱

 1. 目   的     一般的地域住民の生活における体育スポーツ(ソフトボール)活動の実技的指導助言にあたる指導者の養成を図ることを目的とする。
 2 主   催     富山県ソフトボール協会
 3. 主   管     富山市ソフトボール協会
 4. 期   日     平成   年  月  日 (日曜日)   午前8時30分より
 5 会   場     富山市  
  6. 受講資格     心技とも優れスポーツの普及、また日常活動にも積極的に協力できる方
  7 日   程     受   付         8:30〜
              開講式           9:00〜    11:30
               筆記テスト       . 11:30      12:00
              実技指導と実技テスト 13:00〜    16:00
 8. 受 講 料            円 〔受講料      円  認定料     円〕
   認 定 料   〔当日受付で納入〕    ※ 登録料は別途
 9. 服装及び持参品   運動のできる服装、運動靴着用、筆記用具、弁当
   持 参 品    ルールブック・競技者必携 〔当日受付で1,600円で販売予定〕
 10. 申し込み期限  平成   年  月   日
 11. 申し込む先    富山市ソフトボール協会  事務局長
                       住所
                       電話番号FX番号及び携帯番号
 12.認定委員  富山県ソフトボール協会審判委員 

    上記の通りですが、ソフトボールや他のスポーツの競技歴や性別・年齢等の制限はありません。
    ソフトボールに興味があり、審判員として競技に参加したいと熱意がある方なら誰でも受講でき、認定されると思います。
    ソフトボール公認審判員には、まず第3種公認審判員の認定を受けていただきます。
      第3種公認審判員   支部大会・都道府県大会     第3種公認審判員資格取得して1年経過し、所属支部長の推薦を得た者が第2種公認審判員認定会に・・・      
      第2種公認審判員   地域大会・ブロック大会      第2種公認審判員資格取得して2年経過し、所属支部長の推薦を得た者が第1種公認審判員認定会に・・・
      第1種公認審判員   リーグ・全国大会等
   
   ◎ 第3種公認審判員認定講習会を受講するには・・・
          各県ソフトボール協会の所属支部である市町村にある協会事務局長に申込書を提出します。
          各県において各所属支部主管の第3種認定講習会が年数回実施されると思います。
 
                                           詳細については各市町村のソフトボール協会事務局にお尋ねください。
                                            〔審判員の左腕にワッペンを着けた公認審判員に所属支部協会の事務局等や詳細をお尋ねください〕  
       

2013年 オフィシャル ソフトボール ルール
          1−40項  故意四球とは
          守備側チームが、投球せずに故意に打者を一塁に歩かせるため、投手、捕手、あるいは監督が,球審にその旨を通告することをいう。
          (注 1)通告は投球とみなされ、四球を与えるのに必要な投球がカウントされる。
          (注 2)通告は、打席の初めでも、いかなるボールカウントのときでも行うことができる。
          (注 3)故意四球が球審に通告されると、ボールデッドとなり、走者はフォースのとき以外は進塁できない。
          (注 4)二人の打者に故意四球を与えるときは、最初の打者が一塁に達するまでは、2番目の打者を歩かせることができない。
              (打者席まで入れる。 バットは持たなくてよい。・・・・・注意 )

          ルール5  試合と打ち合わせ
          5−5項   得点差コールドゲーム(内容の修正)

              3回 15点  4回 10点 5回以降7点差以上の差が生じたときは、得点差コールドゲームとする。
    
        ルール6 投球
          6−8項 故意四球 (新設)
          守備側チームが投球せずに故意に打者を一塁の歩かせるため、投手、捕手、あるいは監督が、球審にその旨を通告することをいう。
          (注 1)通告は、投球とみなされ、四球を与えるのに必要な投球数がカウントされる。
          (注 2)通告は、打席の初めでも、いかなるボールカウントのときでも行うことができる。
          (注 3)故意四球が球審に通告されると、ボールデッドとなり、走者はフォースのとき以外は進塁できない。
          (注 4)二人のだしゃに故意四球を与えるときは、最初の打者が一塁に達するまでは、二番目の打者を歩かせることができない。

           ルール8 走者
           <効果> 3
             (3) 
故意四球のばあいは、ボールデッド。 他の走者はフォースのとき以外は進塁できない
2012年 オフィシャル ソフトボール ルール
        1−16項  クローホップ   CROW HOP とは、投球時、投手板以外の地面に軸足をずらして、その地点から投球することをいう。
                 
投手板から軸足をずらして(投手板から離れた地点から)投球を開始し、投手板以外の地点を蹴り出して投球すれば、これは不正投球である
                 
(注)投手は、投手板から蹴りだしていれば、跳んで(リーピング)、着地し、一連の動作の中で投球してもよい。軸足が投手板から蹴りだされ、
                                  その後に軸足が一連の動作として動き続けている場合は、フォロースルーとみなし、クローホップとはみなさない。
  

        1−41項  リーピング LEAPING  とは、投球動作を開始し、投手板から蹴り出し、身体全体が空中にある状態をいう。すなわち、正しく投手板を蹴り出した後、
                                  投手の軸足と自由足の両方を含む身体ぜんたいが空中にあって、ホームプレートに向かって動き、着地して、一連の動きの中で投球を行う事である。
                                  これは合法的な投球動作である。


        6−3項  7.投手の軸足は、前方へ引きずったり、跳んだりする前は投手板に触れていなければならない。
                   (注1) 軸足は、投手板に触れたままであれば、投手板の上でスライドさせてもよい。軸足を投手板から持ち上げて、再び置き直すと不正投球である。
                   (注2) 
投手板から蹴り出していれば、軸足を引きずったり、跳んだりして着地し、投球することは合法的である。軸足を投手板から離し、前方へ移動させ、
                                              投手板に触れていない地点から投球すると不正投球となる。
                 8. 投手板から軸足をずらして(投手板から離れた地点から)投球を開始し、投手板以外の地点を蹴りだして投球すれば、これは不正投球である。(クローホップ)
                   (注)
 投手は、投手板から蹴り出していれば跳んで(リーピング)、着地し一連の動作の中で投球してもよい。軸足が投手板から蹴り出され、その後に軸足が
                      一連の動作の中で投球してもよい。軸足が投手板から蹴り出され、その後に軸足が一連の動作として動き続けている場合は、フォロースルとみなし
                      クローホップとみなさない。
境界線付近の捕球について。   線(ライン)に関する事項抜粋
2011年 オフィシャル ソフトボール ルール
          8−2項  打者走者がアウトになる場合
           1. 飛球を打ち、野手に捕球されたとき。
                (注 1)  飛球はフェンスに登って捕球してもよい。
                (注 2)  境界線付近の飛球を捕球する場合
                  @ 野手の足が境界線内または
線上にあればよい。(管理人 注 線上幅7.62cm)
                  A ジャンプして捕球する場合は、身体の大部分が競技場内にあればよい。
                  B いったん競技場外に出た野手が、再び競技場内に戻ってプレイすることは合法的である。
                       
 (ただし、両足が完全に競技場内に戻っていること)
2011年 競技者必携 
          8.打撃について
            (13) フェンス際の飛球の捕球について
                  ア 捕球直後、フェンスにしょうとつして、そのはずみで落球したときは、捕球とはみなさない。
                      (ア) 球が場内に落ちたときは、ボールインプレイである。
                      (イ) 球が場外に落ちたときは、ホームランである。
                  イ 場内で捕球した直後にフェンスに衝突し、フェンスが破損したり倒れたりしたために、球を確捕したまま場外に転倒した時は捕球後場外とする。
                  ウ ネット・フェンスが体圧でふくらんだ変形部分は場内とするが、球を確捕したままネットの上に倒れたときも場内捕球である。
                    また、
ネット・フェンス上にいるときはボールインプレイであるが、片足でも場外に出たときはボールデッドとなる。  
2011年 オフィシャルソフトボール ルール
           2−1項  競技場の諸条件
                   3. ファウル地域は、両ファウルラインの外側、および本塁とバックネットの間の地域である。
               
 (注) 競技場を画定する諸線は、それぞれの区域内に含まれる。ラインの幅は、7.62cmとする。
2011年 競技者必携
        3. 競技場について
             設定上の留意事項
               A  線を引くときは、線はすべてその区域内に含まれるので、ロープ(巻尺)の内側に引かなければならない。       

   
 【管理人 線(ライン)について抜粋】 
                   1−7項  バッターズ ボックス(打者席)
                               打者が打撃するときに占めなければならない場所をいう。
                               打者席の諸線は打者席の内側に含まれる。
                   7−3項  打撃姿勢
                      2. 打者は投球がはじまるときは
完全に両足を打者席内に置かなければならない。
                          
打者の足が打者席の線に触れてもよいが、投球前に足の一部を打者席の線の外側に出してはならない。
                   7−6項  打者がアウトになる場合
                      5. 打者が
片足でも完全に打者席の外に踏み出したり、本塁に触れたりして打ったとき。
                      6. 打者が
打者席外に足を完全に踏み出し、再び打者席内戻って投球を打ったり、バットに当てたりしたとき。
                      11. 打者が
打者席外に足を踏み出して、捕手の捕球や送球を妨害したとき。
                      12. 打者が打者席内にいても、故意に捕手を妨害したり、本塁上のプレイを妨害したとき。

                   1−13項  キャッチャーズ ボックス(捕手席)
                               捕手が、投球が投手の手を離れるまで占めていなければならない場所をいう。
                               捕手席の諸線は捕手席の内側に含まれる。

                                        1-54項  ピッチャーズ サークル
                               投手板の前縁の中心から半径2.44mの円をいう。
                    8−6項  走者がアウトになる場合
                      14. 球を持った投手の両足がピッチャーズサークル内に入っているのに、走者が塁に触れていなかったとき。
                          (注 4) 次の場合、走者は離塁してもよい。
                           A  
投手がピッチャーズサークル内から踏み出したり、外に出たとき。
     競技者必携     7.投球について
                      (2) 「投手がピッチャーズサークルにいる」とは、球を持ち
両足が完全にそのサークル内ある状態をいう。 

第33回日本男子東日本リーグ第2節 富山(大沢野)大会  5月22日・23日 私自身の反省及び感想
  1日目の第4試合が雨天により試合続行が危ぶまれたが、開催地の大沢野町ソフトボール協会をはじめ関係の皆様方の熱意とご尽力で、
  6回コールドゲームとなりましたが消化でき、2日目は天候も回復し予定通り2日間で無事終了しました。関係者皆様のご苦労に感謝申し上げます。
  本大会に1審判員として参加させていただき役員及び選手の皆様に御礼申し上げます。
  試合後の反省会及び大会終了後の反省会が有りましたが、2日間大きなトラブルも抗議もなく無事終了した事により反省会での各ケースや事項は記載しません。
  私が担当した2試合、一塁塁審と球審を振り帰って今後の自身の審判技術向上の為に思い出しながら記載して見ました。

    ※ 一塁塁審
         ○         1  判定する位置・宣告するコール及びタイミング等良かったように思う。
                      特に三・遊間の打球を好捕した遊撃手の一塁でのクロスプレイを大きな声と大きなゼスチャー(オーバーハンドアウト)で「アウト!」宣告し、
                      試合後、同僚審判員よりあの宣告は良かった≠ニ誉められる。
                    2  チェックスイングの判定良く見ていた。
                          ・ 球審に問われ、若干早く返答する傾向があり今後注意したい。
                    3  ファールボールを追う位置及び打球に対する移動等は概ね良かった。

         ● 注意点     1  ライト前のライナー性打球を2塁塁審と2人で追いかけようとスタートを切る。
                          ・ お互い大きな声や動作で意思確認する事ができないくらいの早く低い打球だった。
                           私が気が着き戻る。
                           飛球に対して思いっきり追う。自分が追うことを大きな声で他の塁審に知らせる。
                    2  走者一塁時の左・中外野飛球に対するタッチアップを確認する位置。
                    3  球審が三塁に移動した時,打者走者の一塁触塁を確認後本塁の判定に備え移動するのは勿論だが、
                      二塁の判定に備え三塁塁審が移動していなかった場合は、一塁から二塁に移動するケース(野手の落球時二塁の判定)も生ずる。

    ※ 球審
         ○         1 コール・ゼスチャー・移動及びスピーディな試合進行は概ね良かったのでは。
                    2 本塁ベースを絶えずきれいに清拭及び掃くタイミングも良かったのでは。
                    3 見逃し三振時の宣告とジェスチャーが大きな声とオーバーアクションが良かったと・・・。

         ● 注意点    1 投球の内一球を顔を動かす。
                       投球判定時、投球動作時に気を抜いた時から息を止め気を入れる時のタイミングが遅れ
                        呼吸が合わなかった時にたまたま逆玉の投球がきてためらい顔を反らした。(投球が外れボール)大失態?
                    2 バントの構えからのチェックスイング。(バントスイングかいなか?)
                        早い投球によりコースの判定に注意が注がれ、スイングしたかどうか・・・一塁・三塁塁審にチェックスイングを求める事が多かった。
                        打者席内を打者が移動する事も多く、バットの動きも注意しなければならない。
                    3 投球動作中に身体を移動させる捕手がいて影にならないようにたえず投球が見える位置に上半身を移動させなければならなかった。
                    4 攻守交代時、球をランナーコーチが受け取り自チームの投手に渡していたが、ピッチヤーズサークル内に置いて行くよう指導する。
                    5 悪い癖 ・・・空振り三振時に小さくハンマージェスチャーを行う癖があるが、しない様に今後注意したい。                   
富山市春季中学総合選手権大会  ルール上、気になったケース
  • 第3ストライクルール(俗称・・・三振振り逃げ)
      7−6項  打者がアウトになる場合
                3.無死または一死で、一塁に走者がいて、打者が第3ストライクになったとき。
                  <効果> ボールインプレイ。 (走者は進塁できる)
         
     ○ 一死満塁、ツーストライク後の投球を打者が空振りしたが捕手が後逸した為、打者走者が一塁へ走り、各走者が進塁する。
              ◎ この場合、打者走者は三振アウトで一塁へ進塁する事が出来ず、審判員は打者を走らせてはいけない
                打者走者が走り、捕手が打者がアウトであることを認識しないで一塁に打者をアウトにしようと送球したら・・・。(捕手のミスでもあるが)
                   万が一捕手からの送球が打者走者に当たったら(離塁中の一塁走者を刺そうと・・・)・・・守備妨害 (1)ボールデッド  (2)一塁走者がアウト
                既に一塁走者が二塁に進塁していて打者走者に捕手からの送球が当たったら・・・守備妨害  (1)ボールデッド  (2) 本塁に最も近い走者がアウト

  • 四球を得た走者が二塁まで進塁
       1−4項  四球
                打者が打撃中にボールを4個得て一塁に安全に進塁できることをいう。
       8−1項  打者が打者走者になる場合
                   <効果> 3  (1) 球がブロックされない限り、ボールインプレイ
                              (2) 打者には一塁への安全進塁権が与えられる
         
     ○ 四球を得た走者が、二塁ベース付近に野手がいないのを確認して一塁付近(一塁手前で)で停止することなく一気に二塁まで進塁する。
            投手が,ピッチャーズサークル内で捕手からの返球を所持しても、

                             二塁や各走者が次塁へ進塁されないように野手は、各塁上で進塁を防がなければならない。
               四球を得た打者走者は一塁ベースを越えたところで、
                   ・ 立ち止まって牽制        ⇒ 直ちに進塁か帰塁をしなければならない
                   ・ ゆっくり二塁方向へ動きつつ牽制 ⇒立ち止まればどちらかへ移動
                   ・ 四球の打者走者が一塁ベースの手前で一旦止まり、その後突然走り出し一塁ベースを越え二塁方向へ回り込んだ。 ⇒ 走者はアウト
                     ※ 一塁付近というのは、一塁ベースを超えたところは含まない。
                                   即ち、一塁の手前までをいう。(2002年ルール適用 配布資料より)


  • フォースプレイ及びタッチプレイ
      1−28項  フォースアウト
                打者が打者走者となり、その打者走者、または後位の走者がアウトになる前に、前位の走者がその塁の占有権を失いアウトになる事をいう。
          ○ 一死一塁・二塁で投手ゴロ、投手は三塁へ送球,三塁手が二塁からの走者にタッチする。
                二塁走者は,三塁フォースアウトでタッチが必要でない。(このようなケースが良く見られた。)
          ○ 一死三塁、投球を捕手が後逸、三塁走者ホームに着くが捕手からの送球を三塁手が受けたが走者にタッチしなかった。(タッチが必要)

      
    まだ新チームによりルールを熟知していないケースが見られた。また捕球また送球が未熟で練習に工夫を凝らして練習した方が良いのではと老婆心ながら・・・。
中体連春季選抜大会 試合後の反省会・自身の反省
  * 投手の不正投球が有った。
       投手が、両手に球を持って投手板に着き、無意識か球を離しズボンで拭き始め再び両手に持ち完全停止後投球動作に入る。
       試合開始前の打ち合わせ会において不正投球は1度注意して再度あれば適用することが指示されていた。
       攻守交代時監督を含めて不正投法を指示する。
          ルール6  投球
               6−1項  投球の準備
                        3.投手板を踏むときは、両足を投手板に触れていなければならない。
                          そのとき、一塁と三塁を結んだ線に両腰を合わせる。
                                       4.捕手のサインを見るときは、投手板上で両手を離して、グラブあるいは投球する手に球を保持しなければならない。
                                       5.サインを見たのちは、身体の前で球を両手に持ち、2秒以上、10秒以内身体を完全に停止しなければならない。

  
審判委員会申し合わせ事項より
   7.投球について
      (1) 投手は、投球腕にバンド等を使用してはならない。
       (2) 投球のために投手板に軸足を触れたときは、そのまま塁へ送球することは許されない。
       (3) 「投手がピッチャーズサークルにいる」とは、球を持ち両足が完全に
         そのサークル内にある状態いう
       (7) 投手が投球前に指をなめて、そのまま投球することは許されない。


※ 投法違反の抗議ある。
    スリングショットとウインドミルモーションの併用ではと抗議ある。
   ○完全停止後球を持った手が、後方上へ上げられスリンショット投法かと思ったが、
           ウインドミルで体側を2回通過し投げられた。
    投球動作中停止することなく腕を振られているのでその時は不正投球を適用しなかった。
    終了後の審判員全員による反省会で話し合い、県審判委員会等で検討することとなる。
 (尚 競技者必携 審判委員会申し合わせ事項 7.投球について )
      (11) スリングショットで投げるとき、身体の後方に腕を引いた余勢で頭上まで
          振り上げることがあるが、その時に投球腕の肘が頭より前方に出た場合は
          「不正投球」である。
          ウインドミルモーションで投げるとき、腕を横および後ろへ落してもよい。
          高い位置から腕を落せば後ろに大きく上がることもある。
          しかし、スリングショットのバックスイングのように、肩や腰を後ろに引くことはできないし、
          肘を曲げて球を持ち上げることもできない。もしこのような動作をしたのち
          腕を1回転することがあれば「不正投球」である。

※ 走者がいる時、捕手がボール交換の為球審に差し出す。
   球審は走者の様子を確認後、必ず「タイム」を宣告してから交換するように。

※ 塁審が打球を追ったとき、次塁球審・塁審は必ずベースの近くについて判定にそなえる。
※ フェンス近くのファールボールも追うように。
※ ファウルライン近くの打球でフェア―のとき,はっきりと指差しを。 
2004年度 審判研修会始まる 県・富山市審判研修会より
  ※ 本年度ルール改正について (別ページ)
  ※ 本年度審判委員会申し合わせ事項 (変更項目等別ページ)
  ※ 審判研修会に参加して(私的決意等)
       * 本年度のオフィシアル ルールブックの熟読。特に本年度改正項目の確認。
       * 審判員の基本動作を忠実に
            ・競技者必携の基本動作及び審判員の位置および動きを再確認。
       * 選手に信頼される審判員に精神的に余裕を持って
            ・俊敏な動き(走力)
            ・格好良い動作(ゼスチャー)
            ・コール(大きな発声)
            ・スムーズな試合進行
            ・微笑を・・・ 
  ◎ 本年度は、富山県にて5月に男子リーグ(東)・9月に女子リーグT部のビッグゲームが開催される。
     県ソ役員は勿論、審判委員各位の緊張感が漂う審判研修会であった。
     実技編 (筆者抜粋)
        球審の基本事項
            1 ピッチャーズサークル内での投手の動作
              ・投手がロジンをボールやグラブにつけると不正である。
              ・投手板を踏むとき、必ず片手に球を持って投手板に触れたか注視する。
              ・捕手のサインを見るとき、投手板で両手を離してグラブもしくは投球する手に球を保持しているか。
              ・投球動作に入るとき、身体の前で球を持ち、2秒以上,10秒以内身体を完全に停止しているか。
                  (筆者注 保持した時を0、そして1・・・2とカウントすれば2秒以上となる。)
                  (筆者注 投球動作中に自由足を投手板上から離していないか。)
              ・投手の軸足の動きを注視
                 【以上 球審は勿論、塁審特に一・三塁塁審の基本的注視事項】
            2 投球の判定
              ・球審が所定の位置に入るタイミングは・・・
              ・球審が屈むタイミングは・・・
                   投球を見る位置・目の位置を確認
              ○投手の動作に合わせ自然に腰を落とし、視線は打者のストライクゾーンの上限に置く。
              ・ コースにより身体や頭を移動させず、コールした後上体をあげる。
            3 打球の判定
              ・ ライン沿いの打球の判定について
                   三塁沿いの打球・・・右へ(三塁ラインを直視できるように1塁側へ瞬時に移動できるように)
                   一塁沿いの打球・・・左へ(一塁ラインを直視できるように3塁側へ瞬時に移動できるように)
              ・ 打球を追う塁審の動きにより他の塁審の移動を見て空いた塁のないように・・・。
            4 打者走者のスリーフットレーン内走行の確認。
            5 本塁におけるタッチプレイ
                打球・走者の位置そして野手からの送球のタイミング及びコースをホールディングゾーンでの確認。
                タッチプレイをと過ぎず又近づき過ぎず、3mくらい近づき、確認、さらに踏みこんで宣告。
                ◎本塁上の走塁妨害(捕手のブロック等で走者が触塁できなかった場合)
                    球審 ・・・オブストラクション宣告・シグナル。他の走者の状態を確認。ボールデッド宣告。
                          捕手に守備妨害を宣告。
                          走者の本塁触塁を確認するが指示はしない。触塁しなければアピールプレイ。
            6 その他
              本塁ベースはいつもきれいに。プレイの間隔を利用し素早く掃く。
              打ち合わせ回数の監督との確認
              監督から間違った選手交代があっても球審はそのまま記録員に伝える。
              (審判員は監督又はチーム関係者からDP制について質問確認等があっても「そのこといついてはお答えできません」と言って断る。)

         
一塁塁審の基本事項
           1 投手の投球動作を注視
           2 チェックスイングに応えれるように・・・。
           3 打球に対する判定する位置
           4 打者走者の触塁を確認して宣告
                1塁でプレイがある時打者走者が送球より早く白色ベースに触れてもオレンジベースへの空過となり
                アピールプレイであるが一塁手が触塁した時点に「アウト」を宣告する。
           5 タッチアップの確認位置
           6 スリーストライクを宣告された走者を走らせないように
                特に小・中学生チームなどでは横に出て大きくゼスチャーして止める。
           7 インフィールドフライの宣告
           8 攻守交代時の速やかな守備位置への移動を促す(一塁側ベンチに対して1〜2回は口頭で・・・後は見守って・・・
           9 フォースプレイは近づき過ぎないように。
          10 球審が移動した時の本塁のカバーに。ホールディングゾーンへ素早く移動。

         2塁塁審の基本事項
           1 外野飛球を追いかける時は他の塁審とは大きな声で合図を。
           2 一塁に走者がいる時。
              打球がショートゴロの時右側に移動して判定その他の打球は左側に移動して判定する。
           3 タッチプレイには1歩踏みこんで確認してから近づいて宣告する。
           4 外野へ抜ける打球時は内側に入るが外野手からの送球に気をつけた位置どりする。
       
         3塁塁審の基本事項
           1 攻守交代時の速やかな守備位置への移動を促す。(3塁側ベンチに対して)
           2 一塁塁審と共に投手のセットの時間と自由足の様子を見る。
           3 外野飛球に対する2塁塁審との連携
           4 2塁に走者がいて、A塁塁審が外野飛球を追った場合素早く内側へ入り、二塁走者のタッチアップや2塁での判定に備える。
           5 左打者のチェックスイングを見る。聞かれたら速やかに答える。

         担当審判員(審判研修会の資料掲載)
           ・ 打球についての判定は、塁審のたっているから位置内野側は球審が、外野側は塁審が行なう。
           ・ 守備位置へつくときは、必ずかけ足でおこなうこと。歩かない.。
           ・ 攻守交代や投手のインターバルなどが遅くならないように試合を進行する。
           ・ 走者のいないときは、塁から6〜7mほど離れて立ち、投手の投球と同時に2〜3歩前進する。
             走者のいるときは塁から5mほどのところまで近づき、球審の構えに合わせて塁審も構える。
           ・ 判定を早まるな。良く見て、確認してから判定する。(特にアウト、ファウルボール)
           ・ 外野飛球は、すべて追え。他の塁審はダイヤモンドの内側へ入りこみ、触塁を見たりタッチプレイに備える。
           ・ 外野飛球を追いかける場合、右手で合図しながら大声を出す。
                「私が行く」「まかしとけ」など。
           ・ よく走れ。
           ・ フォースプレイかタッチプレイか予測しておく。
             フォースプレイは近づき過ぎると見えなくなる。
           ・ 送球に対して常に良く見える位置へ動いて判定する。
           ・ タッチプレイは立ち止まって見て、さらに踏みこんでゼスチャーとコールをする。
           ・ 走者のいる場合、塁審はファウルボールの同調をする。
           ・ 1塁での際どいときの判定は、オーバーアクションと大声で行なう。
           ・ インフィールドは互いに示し合う。
           ・ 担当している塁の前に走者が来たら、飛球を追う以外に自分の持ち場は離れない。
           ・ 野手が走者の走塁を妨害したと審判員が判断したら、左手を横へ伸ばし「ディレードデッドボール」と、コールし
             プレイが一段落したら「オブストラクション」とコールして適宜な処置をする。
           ・ 打者や走者など攻撃側のメンバーが野手の守備を困難にしたら直ちに「タイム」のジェスチャーをするとともに「インターフェア―」とコールし、
           ・ 妨害したプレイヤーをアウトにする。
           ・ プロテストがあったときは、抗議者の資格を確認し要点を最後まで聞き速やかに対応する。
             監督と対話してはいけない。
             監督の話を途中で端折ってはいけない。
           ・ 足の力を抜き、1球ごとにリラックスする。

         試合終了後は、担当審判員と副審判員または審判主任を加えて反省会を持つ。
       
 
第47回中日本総合男子ソフトボール選手権大会(福井県松岡町会場) 富山県派遣審判員として参加して
【大会反省会及び自身の反省】
    ( 審判委員長の講評を要約)
  • 大きな声で・・・。声が小さい。
      コール、宣告は勿論選手交代もネット裏に近づく事無く下がる選手のユニホームナンバーと出る選手のユニホームナンバーを両軍ベンチ及び副審・記録に聞こえる様に・・・。
  • 動きが遅い、もっと機敏に・・・。
      各塁審の投球時のその後の対応の為の前進もだらだら出るのではなく、瞬時に出れるように腰を落としダッシュできる様に。
  • 試合進行を早くスムーズに・・・。
      ボール交換は素早く・・・。
  • 判定は早からず遅からず、最後まで良く見てから宣告する様に。
  • タッチプレイなど判定するときは最もよく見える位置に動き、必ず止まり1歩踏みこんで宣告する。
  • きわどい判定はコールを大きくゼスチャーも大きくハンマージャッジを取り入れるようにする。
  • 明らかなヒットの時も塁審は内野内側へ素早く入り、走者の触塁と送球を確認できる様次に起きるプレイを想定し移動するように。
  • ホームラン時も各塁審は内野内側に入り触塁を確認できる位置に的確に移動する様に。ベースを空けないように・・・。
  • 捕手が治療中、投手が一塁手とキャッチボールを行なった。
     審判は守備側からタイムを要求されたときは、捕手や野手と投球練習をさせないようにしなければならない。
     もし投球しても「ボール」には数えないが・・・。
日本女子リーグ3部リーグ大会 大会反省会及び自身の反省
 ☆ ルールの適用
    @ 一塁走者が盗塁するが、捕手が送球したが打者席内の打者に触れ外れる。
                球審は、一塁走者を帰塁させ打者のカウントを取り消しノーカウントとした。ノープレイトする。
      球審の対応がネット裏の副審や塁審等に説明する事無く進められた。
        反省会では・・・
             ・ 球審の対応の間違いを指摘
                   打者席内の打者が故意に捕手の送球を妨害した時・・・・・ボールデッド・打者アウト・一塁走者を戻す。
                   打者の動作が捕手の送球を故意に妨害したと見なされない場合・・・ボールインプレイ・走者ニ塁へ。投球はカウントに。
             ・ ネット前で塁審・副審そして審判主任交えて必ず協議を・・・。

    A 二塁走者三塁盗塁を企てるが、捕手の送球が打者席内の打者の持つバットに触れ三塁側ベンチ内に入る。
            ・ ネット前で協議する。  
                  捕手の送球ミスにより、球が境界線外に出た時点でボールデッド・野手(捕手)の手を離れた時の走者の位置より二つの安全進塁権(テークツー)。
                  投球が捕手や審判に触れて境界線外に出れば、投球時の走者の位置から一個の安全進塁権のみ。

    B 投手の20秒違反の適用
            ・ 明らかに20秒以上球を保持していた。  不正投球でなく、ボールデッド。打者にワンボールが宣告。

    C 投手が投球する時、左足が投手板上でなく後触れるのみだった。(投手板後ろがえぐれているので情状酌量余地も有り)
            ・ 三塁塁審より投手板を掃うときさりげなく注意を促す。攻守交代時監督にさりげなく注意を促す。

    D 左打者で投球前に足がバッターボックスからはみ出た打者がいた。
            ・ 投球前に球審が打者に打者席内に入るよう促す。

 ☆ 審判上の注意事項
      球 審
        @ ストライク、ボールのコールの声がまだ小さい審判員が。際どい投球判定は特に大きな声で・・・。見逃しストライクは指差しも・・・。
        A カウント表示は随時行なう。塁審・記録員・副審判員との連携。
        B 一塁塁審がライト方向の打球を追った時、一塁でのプレイを確認に走ること。
        C ネット近くやフェンス近くのファールフライの確認に走る様に。(一塁・三塁塁審も) 
    
      塁 審
        @ 外野飛球を追う時は、他の塁審と合図して知らせるように・・・。
        A 一塁を走り越した打者走者を絶えず注目、球や走者から目を絶対離さない様に。
        B 際どいアウトはハンマージャッジを・・・。突きや弓引きジェスチャーは止めるように。
        C 時計回り移動時、確認・宣告は塁にもっと近づいて行なうように。

 ☆ 自身の反省点
     一塁塁審担当
        @ ラインとフェンスの中間付近のファールフライを追う時の位置。風向きに注意して・・・。ラインをまたいでか・・・フェンスに近づいてか・・・
        A ライト前へのライナー性の打球を追った時、二塁塁審への合図を行なうタイミングを逸し、両塁審が追いかける。二塁塁審気が付き帰る。
        B 際どい判定をハンマージャッジを行なうがもう少しタイミングを遅らせて宣告すれば良かった。
        C 動き概ね良かった。    
日本女子リーグ3部富山大会 審判員研修 担当予定審判員研修会・研修試合反省会・自身の反省等
 ※ 信頼される判定を下すために
     (1) 試合中の姿勢,ゼスチャー、発声、動きなど基本を再確認する。
     (2) ボールインプレイ中は、ボールから絶対目を離さない。
     (3) 判定は早過ぎず、また遅からず。最後まで良く見てから宣告を。
     (4) プレイの判定は、もっともよく見える位置に動き、必ず止まり、プレイの完了を確認してから宣告を。
     (5) セーフ・アウトの動作ははっきり,きわどいプレイの判定は大きなゼスチャーとコールを。
     (6) いつも、次に起きるプレイを想定する。 プレイの結果を予測してはならない。
     (7) 決して埋め合わせをしてはいけない。

 ※ トラブルを早期に解決するために
     ◎ 正確を期すため他の審判員と話し合いをする。
     ◎ 審判員が協議する為ネット前に集まり、常に機敏に行動を。
     ◎ 抗議者の資格を確認、必要な事のみ聞き協議に入る。
     ◎ 冷静に対処し、ルールに従い正しい判定を。早期解決をはかり、試合再開に勤める。

 ※ 実務について(抜粋)
     * 球審
         ・ 投球については概ね良いが、低目の見極めに注意する。
         ・ 本塁ベースはいつもきれいに、マスクはボックス外で着用を。
         ・ プレイ再開の手は手指広げて投手に向ける。指差しは行わない。
         ・ ゲージの見方の確認。見る回数を少なくさりげなく。
         ・ インフィールドフライについて
              内野地域に上がったフライを宣告。ハーフライナーやハーフフライ、ファール地域の宣告に注意する。
              インフィールドフライの解除を徹底する。
     * 塁審
         ・ 時計回りの移動を徹底。一塁審判員の本塁・二塁への移動をスムーズに。
         ・ ファールフェアーの球審へのゼスチャー(身体での向き)での告知。
         ・ 外野飛球時の他の塁審との確認。大きな声や動作で・・・。
         ・ 打者に打球が当ったと確認した場合は、打者走者を止めるように。(一塁審判)
         ・ チェックスイングは早過ぎず大きなゼスチャーではっきりと。 
中体連春季地区大会 試合後の反省会・自身の反省
※ 一塁を走り越した打者走者が一塁に戻る時、ファールライン内側を通り戻り始めたので守備側より「タッチせよ」と指示があり野手がタッチした。
     ◎ ファール地域・フェア地域及び方向が関係なく
、打者走者が二塁を向かおうとしたかどうかで、
       二塁に向かおうとしたならば,アピールプレイで打者走者がタッチされればアウトとなる。

※ 走者三塁で一塁手が投球動作中に塁中間より前進して来出した。
       球審をしていて、投げられた後「タイム」をかけてしまった。
       投球は、高い明らかなボールで打者も打撃しようとしなかった。
       結果として打者にボールを与えたが試合後反省会で議論した。
     ◎ ルールブックでは、6−4項 守備位置
         2.野手が、打者の視界内に位置したり、守備位置を変えたりして、
打者を故意に惑わすような行為をしてはならない。
          <効果> 2
                 (1) ボールデッド
                 (2) 不正投球
                 (3) その守備者は退場になる 
    ◎ 競技者必携 3.審判委員会申し合わせ事項
         7.投球について
            (6) 
投手の手から離れる前に、野手が本塁と塁との1/2以内に位置するような極端な前進守備は,打者の視界内となり、
               打者が危険を感じる行為として禁止する。

              
        ▲ 反省する・・・
            打者が打とうとしたか。打者の視界内に入っただろうか。どの時点でタイムをかければ良いか。
            前進して来たのみでその守備者を退場できるだろうか。
            無効投球にして指導のみで良いだろうか。
            結論として危険が感じられたら一回の注意で次回から適用しては・・思う。 
 
  《自身の猛省》
     二塁塁審時、打球ガライナーでこちらに向かって来た。じっと玉筋を見つめていて小さく動くと、ライトが接触する程近づき驚く。
     中学生の大会などでは、外野手が内野手のやや後ろにとんでもない位置に居る事が有る。
     何時も野手の位置を確認していた積もりだが塁審の位置もおおよそ決められているので大いに注意しなければならないと確信する。  
    
全国高校総合男女選手権大会県大会 大会当日審判員反省会より
 第2日目審判担当
       準々決勝・準決勝担当するが、全国大会出場するような伝統校同士の対戦も合ったが大人の試合ではあまり見られないケースも有り、
       試合後の反省会で、日ソの加藤審判委員(県審判委員長)より指導や助言を受け勉強になった1日であった。
※  走者が、二塁ベースを踏んだ後、野手と接触しそうになりとっさに避けて走った後二塁塁審がディレード(守備妨害)のシグナルを出す。
     走者は,ランダンプレイ後に塁間でアウトとなった。
         ∴  二塁塁審の守備妨害適用が正しかったか。
                   
野手が、ベース付近や走路上でいて例え走者と接触しなくても走塁に影響を与えた場合、走塁妨害を適用する。
                   ◎ 塁審は、ディレードデッドボール≠宣告しプレイの結果を見る。
                   ◎ 妨害を受けた走者が逢うとになったとき、直ちにボールデッドを宣告する。
                   ◎ 走塁妨害を受けた走者は、妨害を受けた塁間ではアウトにならない。
                   ◎ 次の塁へ進めるか、触れていた塁に戻すかは、審判員の判断で決定する。
                   ◎ 審判員の判断基準は、走者の走塁の向きではなく走者の位置である。

※   走者満塁で前進守備の二塁手後方への小フライ上がる。球審は,インフィールドフライを宣告する。しかし二塁手が落球する。
    その後、打者走者の走りで一塁走者が二塁に走り出し、二塁塁上でアウトになる。
    三塁走者は、落球後本塁へ進塁したが、二塁走者が一塁走者の二塁走塁アウトの間に三塁から本塁へ走り出し本塁でタッチアウトとなる。
    トリプルプレイで、1点の得点のみとなる。
          ∴  球審のインフィールドフライ宣告が正しかったか。
                   
野手が飛球の落下点に入って構えるようなフライではなかったが通常の守備で捕れない飛球ではなかった
                   ただ,コールが小さい声だったのと塁審が野手と走者の接触を見る為等インフィールドの同調シグナルを出せなかった塁審があった。
                   ◎ 球審のインフィールドフライ≠フ宣告は、大きな声で・・・。
                   ◎ 各塁審は、球審のインフィールドフライ$骰垂窿Vグナルで確認し直ちに同調のシグナルを出すように。
          ∴ 選手達も『インフィールドフライ』のルールの適用を熟知して欲しい。
  1−36項 インフィールド
          内野手が通常の守備をするフェアー地域のフィールドの部分をいう。
  1−37項 インフィールド フライ
          無死または1死で、走者一・二塁もしくは満塁で、打者が内野に打ち上げた飛球で(ラインドライブ,番との飛球は除く)、野手が
          容易に守備できる飛球の事をいう。
              効果  (1) ボールインプレイ
                   (2) 打者走者アウト(走者はアウトになる危険を承知で進塁できる)

※  打者走者が、一塁触塁後(セーフコール後)ファールだったと勘違いし打者席付近まで戻って来る。
    球は、ピッチャ−ズサークル内の投手の手に有り戻る走者に本塁付近でタッチした。 アウトのコールあり。
          ∴ アウトは正しいか。
                   ◎ インフィールドより帰っが、勘違いにより次塁へ進塁する意思がないので離塁アウトは、とれない。
                   ◎ 進塁放棄は、ベンチに入ったり、競技場外へ出た時。8−6項 8
                   ◎ 遅延行為でアウトにできるか。無理が有る。
                   ◎ トラブルを事前に防止する意味合いでボールデッドにして走者に戻るよう指示した方がよいかも・・・。

※ 打者が、打者席外に足を踏み出て打ったのでは・・・守備側監督より抗議あり。
          ∴ オープン構えの変則姿勢の打者で打球を叩き付ける目標の振り子打者と認識された。
            (高校の全国大会でこの様な打法の打者をたびたび見かけた。)
                   ◎ 球審をしていて特に注意し見ていたが、足を踏み出した時すでに打球は前に飛んでいた。
                   ◎ 打者席ラインは既に消え、足跡もはっきり出ていると言えない。
                      打者席の線は打者席に含まれるが、明らかに打者席外に足を踏み出し後、打ったと見とめられればボールデッド、打者アウト。
                   ◎ 塁審及び副審を含めバックネット前にて協議するが誰も明らかに踏み出したと確認した打法でなかった。
                   ◎ 抗議の監督には、明らかに打者席外打球と見とめられない事を簡潔に説明、抗議を退けるよう。

※ 不正投球を、打者が打ち各走者が一個以上進塁したので不正投球の効果は適用しなかったが・・・。
          ∴ 不正投球の適用が正しかったか 
                   球審は、投手が身体の前面で2回停止した為,不正投球のディレードデッドボール≠フシグナル出したと・・・。
                   ◎ 身体の前で球を両手で持ち、2回でも最後の停止が、投球準備動作の2秒以上の完全停止とする。
                   ◎ 球を持つ手を両手から離すと投球動作となる。
   6−1項〜7項 不正投球 (効果) 1項〜7項
            投手が不正投球をし、打者が打った場合
              1) ディレードデッドボール
              2) 攻撃側監督にプレイの結果を生かすか、不正投球をとるかの選択権があたえられる。
                 (注) 不正投球を打者が打っても一塁に進み,他の全ての走者が少なくても一個の進塁をしたときは、その不正投球は、取り消される。
      
                     2003 オフィシャル ソフトボール ルール               (改正個所抜粋)
※ 2−3項 ダイヤモンド(内野)の諸線
        1.塁間距離 男子18、29m  女子18、29m 
 小学生16、76m 
        2.投球距離 男子14、02m  女子13、11m  
小学生10、67m
   
 (注1)中学生女子および、レディース、エルダー、エルデスト、ハイシニアは従来通り12、19mとし、シニアは、13.11とする。

 3−1項 バット
         3.(注 2)テープは
二重に巻いてはならない。
         5.安全ノブは
90〜100度の角度で、少なくとも8mmの高さがなければならない。

 3−5項 マスク・プロテクター・レガーズ・ヘルメット
  
  (注) 準備投球のとき,競技場内のいかなる場所で投球練習するときも必ず着用しなければならない。

 4−5項 指名選手(DP/DESIGNATED PLAYER)

       1.指名選手(DP)は打撃専門のプレイヤーで、どの守備につけてもかまわないが、試合開始前に打順表に
         その記号(DPと氏名・ユニフォームナ ンバーを記入しなければならない。)
       2.DPの守備者は、(DEFO/DEFENSE ONLY)は守備専門のプレイヤーで、打順表の10番目に記入しなければならない。
       3.DPの打順は、その試合中変更することはできない。
       4.DP,FPがスターティングプレイヤーであれば、いったん試合から退いても,いつでも一度に限り「再出場」できる。
         ただし、自己の元の交代者と交代しなければならない。
       5.DPはいつでもFPの守備を兼ねることができる。またFPはいつでもDPの打撃を兼ねることができる。
       6.DPはいつでもFP以外の守備を兼ねることができる。
         そのとき、DPが守備を兼ねたプレイヤーは、打撃のみを継続し、この選手を打撃専門選手と呼ぶ。
           (注1) DPがFPの守備を兼ねるときには、DEFOはいったん試合から退いたことになる。
                FPが再出場・交代しないとき,試合に出場している人数は10人から9人になる。
           (注2) FPが再出場するとき,10番目の守備専門のプレイヤーに戻るか、
                 DPを兼ねて 打撃と守備の両方を行うことができる。
           (注3) DPとFPが入れ替わって,二人同時に試合に出場することはできない。
                DPは守備のみ、FPは攻撃のみのプレイをすることはできない。
           (注4) DPが再出場するとき、自己の元の打順に戻って出場しないと再出場違反になる。
           (注5) DPおよびFPのいずれの交代についても必ず通告しなければならない。
           (注6)  DPがFPあるいはそれ以外のプレイヤーの守備を兼ねている状態で交代したとき、またはFPがDPの打撃を
                兼ねている状態で交代したときは、解除の通告がない限りは、そのままの状態を引き継いで交代したものとみなされる。
  【効果】 5項
       (1) DP違反の場合には、4−7項【効果】7項を適用する。
       (2) FPがDP以外の打順で出場した場合には、4−6項3【効果】3項を適用する。
       (3) 再出場違反の場合には、4−6項<効果>3適用する。
       (4)  無通告で再出場違反の場合には、両方の効果を適用する。
           (注) これらの違反は、相手チームから審判員に申し出があったときにペナルティーを適用する。

※ 4−8項 プレイヤーのマナー
       チームのメンバーは、審判員の判定に対し、不服の言動や不満の態度を示してはならない。


 5−5項 得点差コールドゲーム

 
      5回以降7点以上の差が生じたときは、得点差コールドゲームとする。

 5−7項 得点

       2. 得点にならない場合
           (2) 走者のフォースアウトがその回の第三アウトのとき。
(アピールアウトを含む)

 5−8項 打ち合わせ

       1. 監督またはそれに代わるもの→
監督またはコーチ・・・に
       2. 監督またはそれに代わるもの→
監督またはコーチ・・・に

 6−1項 投球の準備
  【効果】 1項

       
(1) ディレードデッドボール
       (2) 不正投球 

 6−5項異物の使用
       3.球やグラブの中にロジンをつけたり、それから
すぐにグラブの中に球を入れたりしてはならない。

 7−2項 打撃の順序
  【効果】 2項
       (2)  1)不正位打者の打撃によるか、その打者が失策・四球・死球などで出塁したことによる走者の進塁及び
             得点はすべて取り消される。
ただし、反発見前のアウトは取り消さない
            3)次の打者は、打順誤りのためにアウトを宣告された打者の次の打順の者である。
      
      ただし、次打者が不正位打者でアウトになった打者のときは、さらに次の打順の者になる 

※ 7−6項 打者がアウトになる場合
       4.打者がツーストライク後にバントした打球が、ファウルボールになったとき。(スリーバントアウト)
   『例外』フウウル地域でバント飛球を捕ろうとしている野手を走者が妨害したときは、その走者がアウトで
       打者はファウルボールで打撃を継続する。

   
    6.打者が打者席外に足を完全に踏み出し、再び打者席内に戻って投球を打ったり,バットに当てたりしたとき。
           (注)バットに当らなかったときは、不正打球にはならず、ボールインプレイである。


※ 8−2項 打者走者がアウトになる場合

  
    13.一塁で通常のプレイが行われているとき、打者走者がダブルベースの白色ベースで守備者と接触したとき。
       15.無死または一死で走者が一塁にいるとき、野手が容易に捕球できるはずのフェアの飛球(バント飛球および
         ラインドライブを含む)を地面に落ちる前に、手またはグラブで打球に触れたのち、故意に地面に落としたとき。
  
       (注2)インフイールドフライが宣告されている場合は、故意落球は適用しない。

※ 8−3項 進塁と逆走塁

  
    (3)塁を空過した走者やタッチアップの早すぎた走者が次の塁に達してボールデッドになっても、空過した塁や
         タッチアップの早過ぎた塁に戻って触れ直すことができる。

  
         (注)ボールインプレイ中、ボールデッド中を問わず,ベンチに入ったり、境界線外に出た走者は、空過した塁や
             タッチアップの早過ぎた塁に戻って触れ直すことはできない。


 8−4項 走者に安全進塁権が与えられる場合

       2.野手が走者の走塁を妨害したとき。
         次の場合は走塁妨害を適用する。
  
        (1)野手が球を持っていないとき。
          (2)野手が打球の処理をしようとしていないとき。
          (3)野手が空タッチをしたとき。
          (4)野手が球を持って、走者を塁(ベース)から押し出そうとしたとき。


※ 8−5項 走者がボールデッド中に帰塁しなければならない場合。

  
     (5)次打者が飛球に対する守備を妨害したとき。
       (15)他のプレイをしていない攻撃側のメンバーが妨害したとき。


※ 8−6項 走者がアウトになる場合

   
    5.ボールインプレイ中、ボールデッド中にかかわらず、他の走者以外の者が走者の身体に触れ、走塁を援助したとき。
       9.走者が離塁中、投手を含む内野手に触れる前か、または投手を除く他の内野手を通過する前の
         フェアボールに
フェア地域でふれたとき。
       12.アウトになった
打者・打者走者・走者または得点をした直後の走者が、他に走者がいるときに
         守備側のプレイを妨害したとき。
       19.攻撃側のメンバーがベンチから出て走者の進塁しようとしている塁の近くに立ったり、あるいは
          その周辺に集まったりして野手を混乱させ、プレイを困難にしたとき。
   
        (注)攻撃側のメンバーは、打球または、送球に対するプレイをしようとしている野手の守備に対しては、
              その場所(ベンチを含む)を譲らなくてはならない。

      24.走者が本塁に走り込んだり,滑り込んだりしたが、本塁に
触れないで、触れなおそうとしなかったとき。
【効果】 21〜24
      (2)ボールインプレイ中のアピールの仕方
         1)塁を空過したとき。
          空過した塁上で球を持つか、
その塁に触球するか、その塁を離れている走者に触球する。
          2)タッチアップが早過ぎたとき
           タッチアップの早過ぎた塁上で球を持つか、
その塁に触球するか、その塁を離れている走者に触球する。
                                 【管理人 注】 ◎ その塁に触球するか・・・・とは、言葉でアピールする必要がなく、走者の帰塁より返球が早い時「アウト」を宣告する。
                          打者走者の一塁でプレイがあった時の例え送球より早く白色ベース触塁してもベースの空過でアピールプレイであるが
                          言葉でアピールする必要がなく野手の触塁で「アウト」となる。
         
 3)一塁を通過したのち、ニ塁に向かおうとしたとき。
          球を保持して、
塁を離れている走者に触球する。
         4)本塁に
触れないで、触れ直そうとしなかったとき。
          球を持って本塁に触れ審判員にアピールする。
    
   (4)アピールは、第三アウト後にも行うことができる。

※ 9−1項 ボールデッド

      8.打者が球審がプレイ≠宣告したのち、10秒以内に
打撃姿勢をとらなかったとき。 
      9.打者が片足を完全に打者席外に踏み出して
打ったり,バットに当てたとき。

 9−2項 ボールインプレイ

      13.走者が野手の触球をさけるために
走路から3フィート以上離れて走ったとき。
  
   24.送球が、偶然ベースコーチに当ったとき。
      25.他の走者以外の者が走者の身体に触れ、走塁を援助したとき。
 
        
       
 (§ 追記 2011年オフィシアル ソフトボール ルールブック及び競技者必携・ケースブックは
                    各市町村のソフトボール協会会員にお尋ね下さい。)


審判委員会申し合わせ事項より(本年度の変更事項等 競技者必携より抜粋) 県・市の審判研修会より
  • 競技場内のいかなる場所で投球練習するときも、捕手は捕手用ヘルメットとスローガード付きマスクを着用しなければならない。
    着用していないときは審判員が着用するように指導する。
  • 投手の手から球が離れる前に、野手が本塁と塁との間の2分の一以内に位置するような極端な前進守備は、
    打者の視界内となり、打者が危険を感じる行為として
    禁止する
  • 走塁妨害を受けた走者は、妨害を受けた塁間では、アウトになることはなく、審判員の判断基準は、走者の走塁の向きではなく走者の位置である
  • 審判実務のために
     ○ 打順表の提出時、チーム及び相手チームの
    打順表を渡す。(球審)
     ○ 捕手の二塁への送球と同時に、球審は本塁を、
    三塁塁審はピチャーズサ−クルに行き、本塁に向かって投手版を掃く
     ○ 打者の構えるときの足を注視する。打者は、投球前に足の一部を打者席の線の
    外側に出してはならない
             球審は、打者に打者席の 中へ入るように指導し、打者席の 中へ入るまではプレイをかけ てはならない
     ○ 飛球は、思いきって追うこと。このときには、自分が追うということを
    大声で知らせる
     ○ 一塁審判員の動き
          外野飛球の場合、
    一塁ファールラインの外側で、打者走者の走塁の邪魔にならない位置で、
                  一塁の触塁を確認し、タッチプレイ  の判定に備え、その後本塁へ。
     

DP、DEFO°yび打順間違い≠重点的に・・・ 県審判委員研修会より
 ルール研修におけるDP、FPを【オフィシアル ソフトボール ケースブック】より例題を出して研修する
 
 ※  DPがFPの守備を兼ねて試合に出場した。次にDPに打順が回ってきたとき、DPに代わってFPが打席に入った。このような交代は認められるか。
      答え
          [
 認められる。DPは、FPの守備を兼ねる事ができ、FPはDPの打撃を兼ねる事ができる。
            DPがFPの守備を兼ねて試合に出場した時点でDEFOは試合からいったん退いたことになり、
                                FPが再出場しない限り、DPは攻撃と守備を行うことになる。      (プレイヤーは10人から9人になる。)
            FPがスターティグプレイヤーであれば、このケースのように、
                               再出場してDPに代わって(DPの打撃を兼ねて)打席には入ることは可能である。
                              このとき、DPはいったん試合から退いたことになり、FPはDPが再出場しない限り、攻撃と守備の両方を行うことになる。
                            (この場合もプレイヤーは10人から9人になる)
             また、このような交代(DPがFPの守備を兼ねる場合、FPがDPの打撃を兼ねる場合)も、必ず
球審に通告しなければならない。 ]

  ※  FPがDPの代わりに打撃を行い、DPを守備に入れ、FPが打撃のみ、DPが守備のみ行った。この交代は認められるか。
      答え
         [ 
不正交代である。DPとFPの両者が同時に試合に出場しているときは、DPは打撃専門でDEFOは守備専門である。
                        DPがDEFOの守備をかねること、FPがDPの守備をかねることはできるが、
両者が完全に入れ替わってDPが守備のみ、
                        FPが攻撃のみ行うことはできない。
 ] 

  ※  FPが無通告でDPの代わりに打席に入り、打撃した。
      答え
         [相手チームから
アピールがあれば、無通告交代のペナルティが適用される。]

 ※  FPが二塁手であったが、再出場するときに三塁手として再出場した。これは再出場違反にならないか。
      答え
         
[違反でない。自己の元の打順を引き継いで再出場していれば、守備位置の変更は他の選手と同様に認められる。] 
 ※  FPが安打で出塁したDPに代わって代走者となった。DPが自己の元の打順に戻って再出場すると、このFPはどうなるか。 
      答え
         [DPの再出場に伴うFPの取り扱いは、次の2通りのケースがある。
            @ 
FPが打順表の10番目に戻り、守備のみを行う。FPは、試合の中にとどまっており、試合から退いた事にはならない。
                                        プレイヤーは、10人のままである。
            A FPがゲームから退き、
DPが攻撃と守備の両方を行い、プレイヤーは、10人から9人になる]   

 打撃の順序の例題をケースブックより
  
※ 一死走者なし。二番の打席に三番打者が入り、三塁ゴロを打って一塁アウトになった。守備側から「打順の誤りでないか」アピールがあった。
     答え
         [
打順を誤って打席に入った三番打者の三塁ゴロでのアウトは取り消さず、打順を抜かされた二番打者もアピールアウト。三死で攻守交代となり、
                        次のイニングの先頭打者は四番打者となる。]  

  ※ 
三番打者の打席に五番打者が入り、四球で一塁に出た。次に四番打者が打席に入り、二塁打で走者ニ・三塁となった。
            次に三番打者が打席に入り、一球が投球された後で守     備者側から「打順がおかしい」とアピールがあった。
    答え
         
[五番及び四番打者によるプレイはすべて有効。次打者は四番打者の次の五番打者が正位打者であるが、
                        五番打者は走者として三塁塁上にいるので、その次の六番打者が
三番打者のボールカウントを引き継いで打撃を継続する]

  ※ 一番打者と二番打者が打順を間違えて、一番打者Aの打席に二番打者Bが入り、安打で一塁に出た。続いて一番打者Aが打席に入り、
           死球で走者一・二塁となり、次に三番打者Cが打席に入り、四球を得て満塁となった。
            @ 二番打者Bが安打した直後にアピールがあった場合。
               答え
                  
安打は取り消し、抜かされた一番打者アウト。次打者は、二番打者B。
            A 一番打者Aが死球を得た直後アピールあった場合。
               答え
                  
死球は取り消し、Bの次の三番打者Cがアウト。次打者は四番打者D。
            B 三番打者Cが四球を得た直後にアピールがあった場合。
               答え
                  正規の打者なのでアピールは認められない。満塁で次打者は四番打者D。
                  
三番打者Cに1球が投じられた時点で、それまでのプレイはすべて有効である。すなわち、死球を得たAの打席は有効であり、
                                                次打者は、Aの次のBとなるはずであるが、Bが塁上にいるので、,次打者はBの次の打者Cということになり、Cは正規の打者となる。 

  ※ 無死走者なし。三番打者の打順で四番打者が席に入って打撃した。
             @ 打者がアウトになった直後に打順の誤りのアピールがあった。
               答え
                  
四番打者のアウトは取り消されず、打順を抜かされた三番打者もアピールアウト。二死走者なし次打者は、五番打者となる。
             A 打者がヒットで出塁した直後に打順の誤りのアピールあった。
               答え
                  
打者の出塁によるプレイは全て取り消される。打順を抜かされた三番打者はアピールアウト。一死走者なしで次打者は四番打者となる。

  ※ 二死走者なし。三番打者の打順で四番打者が打席に入り、センターフライでアウトになった。守備側からアピール去れた場合とアピールされなかった場合に違いがあるか。
     答え
        
アピールされた場合には、打順を抜かされた三番打者がアピールアウトで三死。四番打者のアウトは第四アウトになるので無視され
                     次のイニングの先頭打者は四番
        打者となる。
        アピールされなかった場合には、四番打者のアウトで三死。次のイニングの先頭打者は五番打者となる。

  ※ 無死一塁。四番打者の打順で六番打者が打席に入り、4−6−3のダブルプレイとなった。その直後、守備側から打順の誤りがアピールされた。  
     答え
       
 ダブルプレイによる一塁走者と六番打者のアウトは取り消されないので二死打順を抜かされた正位打者の四番もアピールアウトで三死。
                     攻守交代で次のイニングの先
頭打者は五番打者となる。    
球審及び各塁審実務研修注意事項より(管理人抜粋) 県審判委員実技研修より
※ 球審
    1.投球について
         ・ 捕手の後ろに立つ→インコース側左足を前に出し構える(下がり過ぎない)→投手の動作に合わせ構える(遅すぎず・早過ぎず)
         ・ 捕手がインコースに構えたり、移動した時は投球が見易い位置に絶えず移動する。
         ・ 捕手のミットに球が入ったらボール、ストライク宣告してから膝を伸ばす。(早過ぎず又遅すぎない様に)
         ・ きわどいコースのストライクに対してコールして左手でコースを指差し膝を伸ばし、右手を上げてゆくようにする。
         ・ アウトコースの見極め
         ・ 背の高い打者・低い打者に関係無く、膝頭の位置(低め)は殆ど違いが無い。低目は、同じ位の高さを認識するよう。

    2.ライン際の打球の
         ・ 打球が三塁側は右の方へ2〜3歩、一塁側は、左の方へ2〜3歩素早く移動して確認を。

    3.バックホーム時の球審のホールディングゾーンについて。

※ 一塁塁審
    1.外野飛球時の動きについて
         ・ 一塁低位置から、コーチボックス付近を移動しながら打者走者の触塁を確認し、各走者及び打球を見ながら内野内側へ移動。
           打者走者と接触しない様気をつける。
         ・ その他の打球は内側へ移動。ライトからの送球時のみライン外に移動して判定。
         ・ 外野飛球は,思いきり追う。自分が追う事を他の塁審に大声で知らせる。

※ 二塁塁審
         ・ 走者一塁、打球が三塁ゴロ、ショトゴロ時は右側に素早く移動してフォースの判定する様に。
         ・ タッチプレイ時の判定及び宣告について
                近づき過ぎず、1歩踏みこみ野手の球の確保を確認後宣告する。

※ 三塁塁審
         ・ 一塁塁審と共に投手の不正投球を注意して見る。
         ・ 一塁塁審と共に打者のチェックスイングの確認
北信越壮年選手権大会
大会後の審判員反省会及び最近の掲示板より
※ 選手は、ルールの勉強をしているのだろうか…と思われるケースが幾つかあった。大会後反省会、自身の反省又ルールの掲示板に記されているケース等を記して見る。
    ∴ 投手の2秒以上の完全停止。
             * サインを見るときは、投手板上で両手を離して・・・。
             * 2秒内で両手で球を保持し、投球動作の前傾姿勢に入る投手がいた。完全停止にならない。(1回注意を与えた。)
    ∴ 高低のストライクゾーン
             * 高さ・・・打者が打撃をしようとするときの脇の下(打撃姿勢の時の脇の下でなく、胸マーク付近が高さの上限) 
                                                    投手が、高めを球審がとってくれないと思ったのでは・・・。
             * 低目・・打者が打撃をしようとするときの膝頭の上部(打者の背の高低にほとんど差が無く高い)  投手は、球審が低めが辛いと思ったかも・・・。

    ∴ 打者が打撃姿勢時、既にバッターボックスのラインから出ている選手がいた。 (注意する)
    ∴ 打者がサインを見る時バッターボックスを出て見る。 (入って見るよう注意する)
    ∴ 打者走者が内野手のエラーを見て二塁に向かう時、白色ベースを踏み直して向かった選手がいた。 
                       オレンジベースから直ちに二塁へ進出できるのに・・・。以外と多いようだ。
    ∴ 打者走者が一塁を走り越して境界線から無意識に出てしまった。  アウトとなる。

    ∴ 野手が守備機会がないのに、ベース付近や走路内で立っていて走塁妨害をとられる。  ディレードデッドボール。
    ∴ 捕手が三塁走者の本塁ベース触塁をアピールする為、ベンチに入って走者にタッチする。
                      ボールデッド。各走者は、1個の安全進塁権。三塁走者は、再開後アピールされアウトに。
    
           ∴ 審判員の確認
    ∴ 一塁塁審の外野飛球時のライン外側からの打球・送球及び各走者他の審判員の位置に対する臨機応変な態度姿勢。
    ∴ インフィールドフライ解除のシグナルの徹底。
    ∴ フェアー・ファウル打球の球審への援助シグナルについて試合前に確認を。
    ∴ 審判員の移動は概ね良かった。
    ∴ 今年改正のDP・DEFO及び打順間違いのケースがなかったが、記録員及び副審と協議するように指導受ける。 
 
中学生強化練習試合より(県内チームと他県チームによる) 女性審判員と研修・反省(自分自身の)
  • 球審・・・女性審判員は、帽子を被らなかった為何時もマスクが下がるのか気にかけ、直していた。帽子を被った方が良いのでは・・・・日差しを防げるしマスクが安定するのでは・・と。
        やはり声が小さいので,発声練習と大きな声を出せる姿勢を自分で見つけなければ・・・・。腹部(ヘソに力)を絞め、あごの力を抜き?
         レガースやプロテクターを装着しない審判がいたが・・・。例えいかなるレベルの試合でもフル装備着用になれ、自在な動き発声が出来る様日頃の熟練を。
         特に,マスクを早く着脱ができるように。本塁ベースを絶えずきれいにする余裕が出来る。
         フェアー・ファウルの打球を確認できる位置に素早く動く様に。
         ※ 野手や三塁走者の位置ではなく、打球が野手や走者と触れた位置がファール地域か否かで宣告。フェアーはフェアー地域を指差しコールしない。
         三塁側打球は,右に出て延長線上へ。一塁側打球は、左に移動して延長線上へ素早く移動できる様に。
         カウントの随時示す。
         捕手や投手がボールを汚れを落とす為に拭くロス時間をなくす。ボール交換を素早く・・・。
  • 塁審・・・一塁塁審は、きわどい判定は,大きな声で大きな動作で  自信を持ってコールを。
         同時は、セーフを心の中に刻む。
         打者走者,一塁手が何色ベースを触塁したか確認してコール。
         セーフは素早く、アウトは、打者走者が触塁してからやおらアウトをコール。
         セーフ後は、走者の動きを注視するように。
         ライト前の打球や飛球に対する動きを確認。
         外野への打球の確認その後の移動について再確認する。
  • その他・・・気のついた事項
         投球練習中の打者の打者席待機を励行する。
         打者がサインを見る為に打者席出ることを注意する。
         球場内での投球練習時も捕手にマスクを被る様指導。
         走塁中、ヘルメットを脱ぎ捨てて走る。・・・・危険により直ちにアウトにする。
         内野手が走路上に守備位置についている。走者に影響ないか注意して見る。 
私自身の今年一年間を省みて
一番印象に残るケース
∴ 本塁でのスリーフィート違反・・・球審時、三塁走者が送球がファール地域に逸れたので内側に膨らんでタッチを避け蝕塁した。
    「セーフ」とコールする、守備側よりスリーフィート違反で“アウト”ではと抗議有り、審判協議するが違反で“アウト”が多勢。
     回り込んだ時、スパイクの跡が確かに3フィート以上離れていたが、スライデング時の身体が以内だったと思ったが…。
           塁間走塁時の3フィートと本塁回り込む3フィートと同一ではないと思ったが。


8−6項  走者がアウトに成る場合
   1. 走者が野手の蝕球をさけようとして、塁間線の両側0.91m以上離れて走ったとき。
    (注1) 走路上で野手が守備動作をしているとき、その野手の後方ならば0.91m以上離れてもよい。
    (注2) 走者がふくらんで走り、進塁・帰塁中の蝕球を避ける為に、
              その走者の位置と塁とを結ぶ線の両側0.91m以上離れると直ちにアウト


∴ 打者が無意識にサインを見ながらバッターボックスを出る。
   この間、2塁走者が3盗をしていた。捕手は走者を見逃したのか、打者の影響か不明だったが3塁送球をしなかった。
   守備側監督より打者の守備妨害と抗議してきた。
   球審の私は、捕手が送球できたと判断しインプレイとして退けた。
 

7-6項  打者がアウトに成る場合

   9.打者が打者席外に足を踏み出して、捕手の捕球や送球を妨害した時。
   

最近のルールの勉強掲示板より
三塁塁審のイリーガルピッチの宣告(ディレードデッドボールのシグナル)と一塁塁審の一塁走者の離塁違反の宣告が   
ほぼ同時の対応について。
   
     ◎ 三塁塁審はディレードデッドボール≠フシグナルを出し、「イリーガルピッチ」とコールする。
        ◎ 一塁塁審は数歩前に走り出て「ボールデッド」のコールとゼスチャーを出し、離塁走者をさし「ランナーアウトとコールする」
          以上がほぼ同時の場合は・・・。 
 
  1.  一塁塁審が前に出て「ボールデッド」のコールを行ったのでまず、試合を停止させる。
     (投球を無効にし、打者が打った行為も無効になる)
  2. 球審・塁審がバックネット前に集合して副審・球場主任を交え協議する。
  3. 三塁塁審のイリーガルピッチのシグナル・コールと一塁塁審の離塁違反のシグナル・コールがほぼ同時であった事を確認する。
    ○ 投球時に「不正投球」と「離塁違反」とほぼ同時に発生した時は「不正投球」を適用する
    ○ 明らかに「離塁違反」の宣告が早い時は「離塁違反」を適用する。
  4. 8−6項12(注 2 )により「不正投球」の6-3項違反で〈効果 (1)〉を適用する。
     ※ 打者に対してワンボールが宣告される。
     ※ 各走者(離塁違反の一塁走者も)に一個の安全進塁権が与えられる。

国体出場某県高校チーム対富山県某高校練習試合より ルールの勉強・最近の掲示板より
  1. 投手が投球動作中に球をスリップし三塁方向へ。(走者は一塁・二塁で)
      球審をしていて一瞬びっくりする。
        投球準備動作及び投球動作に不正投球に該当する行為が無く、右腰と右手が接触し過ぎてスリップしたと感じた。
     ○ 投球動作中に球をスリップしたので、インプレイで(走者は進塁せず)打者にボール(宣告)1個与える。
       《不正投球があってスリップした(させた?)場合、
     故意に球を落としたり転がしたり、弾ませたりしたときは、打者にはボール1個、各走者には1個の安全進塁権が与えられる。

     6-10項 投球動作中に球がスリップした場合
       
    投球動作中にの手から球がスリップしたとき。
        〈効果〉 10項
               (1) ボールインプレイ
               (2) 打者に対してワンボールが宣告される。
               (3) 各走者はアウトになる危険を承知で進塁できる。

  2. 投手が捕手のサインを見る時、両手でボールを保持していたので注意をする。(投球準備動作違反)
     
     6−1項 投球の準備
        4.捕手のサインを見るときは、投手板上で両手を離して、グローブあるいは投球する手に球を保持しなければならない。
        

中学生強化練習試合より(富山県 4校・他県 2校) ルールの勉強及び実技アドバイス
  1. 投手
      
    ※ 投球の準備違反(2秒ルール違反)・・・サインを見たのちは、身体の前で球を両手に持ち、2秒以上、10秒以内身体を
        完全に停止しなければならない。

        
       ◎ 球を身体の前で両手で持ってはいるが、2秒以内でゆっくり前傾姿勢に入って行く投手を見かける。
      
    ※ 投球の準備違反・・投手板を踏むときは、両足を投手板に触れていなければならない。
          
     ◎ 軸足以外の足が投手板に触れておらず、後方に下げ過ぎる。
  2. 捕手
      
    ※ 守備側の妨害行為・・・野手が球を持たないか、打球・送球を処理しようとしていないとき、正しく進塁している走者の進塁
        を妨害したと。
         
           ◎ 捕手がボールを持たないで、ベースの前方で立って三塁からの走者の妨害をする。
      ★ 捕手へのアドバイス
           ○ 捕手が下がり過ぎる。(投手が投球がし難いのでは・・・)
           ○ キャッチャーミットがまだ慣れていなく、パスボールが多い。(ファーストミットが使いやすいのでは)
           ○ 捕球時、ミットを前へ出し過ぎる。
           ○ 半身に構え、スローイングが悪い。(サイドスローの捕手がいた。)

  3. 一塁手
      
    ※ 【特例】一塁のファウル地域からプレイが行われたときは、打者走者・守備者ともに、オレンジベース・白色ベースどちらを
        使用してもよい

           
    ◎ 一塁側ファール地域へのパスボールを白色ベースで捕手からの送球を待つ。(オレンジベースから待つ)
      
    ※ 走り越す走者を妨害する位置・走塁線上に立っている。(ベースより・ライン上より離れて立つように)
  4. 走者
      
    ※ 打者走者が一塁でセーフ後、一塁手がバックホームの送球が境界線外に出る
          
     ◎ 一塁セーフの打者走者は、2個の安全進塁権で三塁まで進塁できる。(野手の手を送球が離れたと きの走者の位置
             から2個の 安全進塁権)

      
    ※ 打者がピッチャーゴロを打ち、三塁走者が投手を牽制していて一塁がセーフになったがその後も投手を牽制いし続け
        離塁違反を適用さ
    れる。(投手がピッチャーズサークル内に入っているので走者は帰塁及び進塁しなければならない)
  5. 打者
     
     ※ 打者が本塁ベースに近づくため、ラインを踏み越して構える。(投球を待つときは、ライン上は良いが踏み出してはいけない)
     
     ※ 打者が監督のサインを見るのにバッターボックスを外しすぎる。
       
     (二塁走者の三塁盗塁のとき、打者サインを見るためバッターボックスを出て、捕手が送球しようとするがしなかった。打者の
        守備妨害を適用いかんの微妙なるケースではあった。
         ・ 打者が無意識にバッターボックスより出る。
         ・ 捕手が送球できるのにしなかった) 
  6. 打球が三塁手のグローブに触れてレフト側境界線外に出る。

         
    ◎ 打球が境界線外に出ると、走者は投球時占めていた塁より2個の安全進塁権。(野手に触れても・・・)
  7. 投球が境界線外に出る。
         
    ◎ 投球が境界線外に出ると、走者は投球時占めていた塁より1個の安全進塁権。(ネットにひっかかっても)
  8. 野手の送球が境界線外に出る。
        
     ◎ 送球が境界線外に出ると、走者は送球が野手の手を離れたその時に達していた塁より2個の安全進塁権。
  9. 野手が無意識に境界線外に出る。
        ◎ 野手が出たその時、走者が占めていた塁より1個の安全進塁権。
 ◎ プレイヤーの交代について(最近のHPソフトボールルールのお勉強掲示板より)
 2002  オフィシャルソフトボールルールブック 42P 4−7項プレイヤーの交代
 <効果> 7項
  【特例】 プレイヤーの交代について、本協会では <効果> に関して次の通り適用する。(今年度より適用)
  〈効果〉
  1. 監督が4−7項2にもかかわらず、交代の通告を怠っている事に審判員が気づいたときは監督に警告が与えられる
  2. 無通告で交代して出場したプレイヤーは、次の時点で合法的に出場したものと。みなされる

      (1) 投手は、投手板に位置したとき。
      (2) 打者は、打者席に入ったとき。
      (3) 走者は、退いた走者の占有していた塁に立ったとき。
      (4) 野手は、退いた野手の守備位置についたとき。

  3.  再度違反した場合は監督が退場になる。
  2002 競技者必携 28P 4.プレイヤーの交代について
      (4) プレイヤーの無通告交代については、日本ソフトボール協会では特例として次のように適用する。
          ア. プレイヤーを交代させようとするときは、チームの監督は球審に通告しなければならないが、交代の通告を
             怠っていることに審判員が気づいたときは、監督に警告を与える。
            再度違反したときは、監督は退場になる。

     

歓 迎    第7回全日本レディース選手権大会富山大会 会  期    平成14年9月5日(木)〜9日(月)
初優勝 コスモスクラブ(千葉)   準優勝 仙台フェニック 今大会の審判は、全て女性審判で行われ、基本に忠実な動きとジェスチャーが印象に残り、大会関係者に賞賛されていた。

東日本大学ソフトボール選手権大会 審判員の大会後の反省会より
         富山県入善町ソフトボール協会設立30周年記念第17回東日本大学ソフトボール選手権大会が入善町で開催される。
           炎天下であったが関係各位のご協力で本大会が成功裏に終える事ができ大会会長より謝辞を頂戴する。
 三塁コーチの走塁援助について
 
○ 外野手の本塁送球を三塁コーチが二塁走者に触れて走塁を止めた。
      ボールインプレイ中、攻撃側のメンバー(ベースコーチ)が走者の身体に触れ、走塁を援助したとき。(守備妨害)8−6項 19
    * ボールデッド
    * 走者アウト
    * 全ての走者を、ボールデッドになったときに触れていた塁に戻す。
  
(注) その走者に対してプレイが行われていないときはアウトではない。 8−6項 19 (注)
    
 ○ 飛球(ラインドライブを含む)が野手に触れる前に、ベースコーチが走者の走塁(タッチアップ)を身体に触れ援助したとき 8−6項 16 
    * ディレードデッドボール
    * 走者アウト
    *     1) 飛球が捕球されれば打者走者もアウト
        2) 飛球が捕球されなければボールデッド
             @フェアボールの場合は安打となり、打者走者は一塁までの安全進塁権が与えられる。
             Aファウルボールの場合は打者走者は打撃を継続する。
        3) 他の走者は、フォースの場合を除き、違反発生時に占めていた塁へ戻らなければならない。

   
○2例は、ベースコーチの走塁援助であるが、事例によりボールデッドディレードデッドボールか審判員は注意を要する。

 
 《決勝戦  日体大 対 国士館 戦  三塁塁審担当   試合後の反省》
    
レフトラインドライブに対する捕球確認を、野手に全力疾走で近づき、完全捕球を確認後「アウト」をコールする。
    二塁塁審のセンター方向のホームラン確認の為空けた二塁での走者の蝕塁を内野内側よりの確認も全力で…。

    *チェックスイングは球審がマスクを外し、右手で塁審に右手で指差ししてから答えるように・・・。
      
 私は、球審がまだ指差し受けていない内に返答しているようだ。慌て過ぎのきらいがある。反省!
    *塁審より前でのファール・フェアーの判定を、塁審は身体の方向でシグナルとするが、球審が宣告する。
  
   ◎ 国士館投手が投球練習中にジャンピング投球を行ったので試合開始後、特に注意して見ていたが
     軸足は裏返り弧を描いており、反省会でも議題にはならなかった。
 
   

全日本シニア選手権富山県大会 審判員の大会後の反省会より
 ○ 代替プレイヤーについて
     ファールボールの打球後、打者走者と一塁手が接触し、野手が出血する。
        ファールボールにより守備妨害・走塁妨害に該当せず。
     * 試合中、出血した場合、その処置(止血等)が完了するまで試合に戻ることはできない。
     * ラインアップに入っているプレイヤー以外であれば、どのプレイヤでも代替プレイヤー(注  臨時)になる事ができる。
     * ( 注  勿論直ちに正しい交代者と交代しても良い) 
     * そのイニングから次のイニングの終了までプレイを継続することができる。
     * それ以上の新しいイニングにはいるときには、代替プレイヤーが正しい交代者でない場合、正しい交代者と交代しなければならない。
 

 ○ 一塁審判員のジャッジする塁との間隔が短く、コールが小声により選手より判定に対するクレームが見られた。
     * 塁から6〜7m程度の距離で、送球のコースに対して90度に位置に素早く移動して判定を・・・。
     * 際どいクロスプレイには、大きな声で大きなジェスチィヤー(ハンマージェスチィヤ)で判定を・・・。
     * 蝕塁・捕球確保等を確認し、若干間隔を置きコールする。

  
 《決勝戦球審担当》  
      概ね順調に行う事ができた。

      
ベテラン選手?達により適度な緊張により気合いが入り、コールや位置・移動に注意し最善を尽くす。
      他の審判員の協力により満足できる決勝戦を運営する事ができた。
     

全日本中学校男女選手権大会富山県予選 2日目 審判員の大会後の反省会より
 大会二日目、女子準決勝・決勝戦・三位決定戦

   ○ 投手の不正投球について
          * 2秒以上、10秒以内身体を完全停止のルールに抵触しそうな投手があった。
             試合開始前の打ち合わせで一度指導注意し、再度違反の場合適用しようと申し合わせた・・・。
             (初回の投球練習終了後,二塁塁審がプレイトの清掃時、抵触しそうな投手に囁くように注意を促す。)
          * 2秒以上の身体の完全停止時に、球をこねている(手の内で回す)投手が見受けられた。(雨天時だったが)
          * ウインドミル投法で若干不正投法に抵触しそうな投手がいた。
             抵触しそうな投手は、県外大会に出場するチームにより、今後強化練習・試合等により修正が必要との結論に・・・。

   ○ 振り逃げケースのチェックスイングについて
                        * ワイルドピッチ球を打者が振って?、一塁に走り始めたが、(無意識か意識的か・・・)
            球審は正確を規する為、不確実の場合やはり塁審に確認を求める。
                      
※  球審は、塁審に確認後、打者に「ボールorストライク」をコールする事を徹底する
              
※ ノー、ワンアウト時、一塁に走者がいる時は振り逃げは適用されず
               「ストライク、バッターアウト」とコ ールし打者を一塁へ向かわせないように。
 

   ○ その他
          * 審判員の位置及び動き
             
※ 外野への飛球は、思い切って追って捕球を確認する。中途半端な追いは他の審判員の動きの障害になる。
             ※ ダイヤモンドの内に入っても次に起こるプレイに備え、停止することなく、球を見ながら速やかに移動する。

    
 《女子決勝戦 球審担当・・・・・試合後の反省》          
    私自身、中・高生の大会が一番緊張する。気が抜けないし、その直向きさと大人の試合で見られないケースがまま起きるので・・・。
  
    ☆ ワンアウト、走者一・二塁 打者ツーストライク後、高目のバックネットに達するような投球を振った。
          打者は一塁へ走る。球審の私が投球にバットが触れた様に思ってファールチップと錯覚し、
          「ファールボール」と宣告してしまう。
          でも、もしかしてバットに当らなかった?のでは・・・。頭に疑念が沸いてきた。
          一塁塁審のけげんな表情を見て察した。
         
各塁審をバックネット前に集合してもらい、全員が『空振り』の意見を確認してジャッジの訂正する事にする。
         ジャッジの訂正は、絶対にあってはならない事だが、球審である私の大きなミスである。正しいジャッジに訂正したい。

        
 攻撃側ベンチに行き監督に
            審判全員で打者の空振りを確認したことを告げ、
                  投球時、走者一・二塁、ツーストライク後の空振りにより
               ○ 打者三振でアウト
                ○ 一・二塁の走者がワイルドピッチによりそれぞれ二・三塁に進塁したので認める。

            
 (守備側ベンチに行き、監督に説明にする事をしなかった。試合後、最も悔やむ。なぜしなかったのか・・・)
    
    ☆ 打者一塁側にバントした打球を一塁手が捕球しそこないファールグランドへ・・・。
        球審の私が打球が一塁手に触れてファールグランドへ出て行った事を確認しながら
        マスクを脱いでいてタイミングを失い、打球がファールグランドに出てからフェアーグランドを指差し
        守備側選手・ベンチ・応援団に誤解を与えてしまった。 
            フェアーボールの場合
              
 ○ マスクを素早く脱いで、インフィールドに入り、野手に触れた時直ちにフェアー地点を指差す
               ○ マスクを被ったままライン延長上に出てフェアー地点を指差す・・・

                  ケースにもよるがマスクを素早く外す事を日頃から心がけたい。
     
今回2・3の反省する点があった。言い訳にしたくないが極度の緊張と暑さと流れ出る汗で冷静さを見失う。多いに反省したい。
    2〜3日経て冷静に振り返る事が出来た。
     何故あれほど緊張したのだろうか。一般大人の試合で緊張はするけど余裕があったのに・・・。
      いつもは、自分も好きなソフトボールの試合を楽しむように審判をしていたのに・・・。
      予期せぬ球場主任の任務が重荷になって?精神的負担になったのでは・・・。そんな小心者ではないはずだが。
      8月予定の東日本選手権最終日まで2週間・・・心身を鍛え、審判を楽しみたい。笑顔で・・・。
                『2002年競技者必携 』  審判員の心構えより (抜粋)
            人間性豊かで、しかもチームからも信頼される審判員となるために
 試合中の極度の緊張感は一種の圧迫感となり、ゼスチュアやコールに、ともすれば硬さや猛々しさを伴い、心身ともに疲れます。精神的余裕をもって、あくまでも審判員の立場か ら全てを冷静にかつ確実に判断できるよう、努力してください     

                               炎天下の審判について
     
富山県では、炎天下の審判時、各自で体調管理の為にいつでも(何回でも)水分補給をするようにと指導されている。
     特に球審は、重いプロテクター・レガースそして大きな声を出し激しく動く。多汗症の人でなくても重大症状が潜む
     注意力・思考力・とっさの判断力を失ってしまう可能性がある。

 
 大く汗をかいた時は、水分補給と共に塩分を必ず摂取するように。もしくは、スポーツドリンクを飲むように・・・と。
     全中総県大会決勝戦の反省の中に、炎天下の暑さと汗を言い訳の一つに記してしまったが・・・
     当時、バックネット裏にスポーツドリンクとバスタオルを自分で容易していたのに、それさえ忘れてしまっていた。
      自己の体調管理を怠ってしまっていたのだ。それほど緊張してしまっていたのだろうか・・・。
  炎天下の夏に、学生達の大会が実施される。審判員も各自の体調管理に充分に注意を払わなければならない。

全日本壮年男子選手権大会富山県大会 審判員の試合後・大会後の反省会より
 大会に出場する選手の皆さんが指導者や審判員として競技関係者も多くわれわれ審判員も特に緊張?する。

    〇 審判員の位置及び動きについては概ね良かった。
         * 一塁塁審が内野ゴロの判定時、塁に近づき過ぎないよう。
          * ファールライン外から判定する時は、ライトゴロくらいでほとんどライン内側(バント打球の判定も)から判定する。
         * 今日のように風が強い時は・・・
              外野飛球の捕球確認は、塁審が絶えず風向・風速等を視認し、一番近い塁審が予見し近づき、確認・判定する。
              インフィールドフライの事前了解及び解除の徹底 

    ○ 球審について
         * 審判員により、ストライクの高低に若干ばらつきが見られた。ベンチ内から高低が解り、奇声が・・・もう一度再確認を
         * 際どい判定に頭を傾けたり、横向いたり癖がある審判員が見られる。落ち着いて判定を。
                 

 ◎ 審判員のミス?について(最近のHPルールの掲示板より) 
 審判員のミスと記載される事が数回ありました。若干疑問と擁護したいと思います。
 まず、情景ケースを文書で現すと言う事は容易でなく、又攻撃側・守備側あるいは選手側審判側と立場により若干視点が異なる言い分見解が発生  するのではと思います。

   
 ○ 審判員の判定がルールの解釈や適用を誤っていると言う疑問が生じた時、訂正を申し出る事が出来る。
       * ルール11−2項  抗議できる場合 
           1 プレイングルールの解釈の間違い
           2 審判員のルールの適用の間違い
           3 違反に対するペナルティ適用の間違い
  的確なルールの適用、明快な判定ができるよう
    問題が発生した時
      
* 4人の審判員また大会により副審そして審判主任等と合議・相談して正しい判定が下されると思います。
   
    
    地元で行われているソフトボール大会(ナイター)は、2002年ルール適用となっている・・・が、
         ー プレイヤーにいかに試合を楽しんでもらうかー《親睦・レクレーション競技として》
    幾つかのローカルルール(大会用)が適用されている。
          ・ ファウルラインと境界線の距離が規定外(7.62mより短い)
          ・ ベースが固定されていない。
          ・ 外野にフェンスがない。
    ルールの柔軟な運用
          ・ 投手の2秒ルール、軸足の移動等は、まず注意し修正を求める
          ・ 走者の離塁アウトは、進塁(盗塁・ランエンドヒット等)を企てた時のみ適用
          ・ 移動したベースの後位走者の蝕塁も柔軟に
          ・ その他チーム内の服装の違いも・・・ 
          ・ 審判資格の持たない人が審判する事がある・・・   

    ソフトボールが親しまれる楽しいスポーツである為には、国際ルールプラス普及・発展につながるルールの適用・運用を・・・
                                                                           (私の独り言です)
 ◎ インフィールドフライについて(最近のHPルールの掲示板より)
 インフィールドフライを宣告された打球が野手に触れられず@フェア地域からファール地域へ Aファール地域からフェアー地域へ
 (1) インフィールドフライが適用される時
      * 無死又は一死で、走者が一・二塁又は満塁の時。
      * 野手が普通の守備をすれば容易に捕球できると審判が判断した場合宣告する

 (2) インフィールドフライはボールインプレイである
      * 野手が落球したら進塁しても良く、落球を見越して離塁していても良い。
      * 勿論捕球されれば走者は帰塁しなければならない。

 (3) インフィールドフライ(イフフェア)を宣告した打球が野手に触れられず・・・
      * 野手に触れられずフェアグランドからファウルグランドへ転がって行った。→
ファウルを宣告する
      * 野手に 触れられずファウルグランドからからフェアーグランドへ転がって行った。→
インフィールドフライとなり打者アウトとする。

 (4) インフィールドフライを宣告した打球に走者に触れた(野手に触れる事無く)。ボールデッド
      * 塁に付いている走者に打球が当った場合⇒
打者のみアウト
      * 塁を離れている走者に打球が当った場合⇒
打者及び当った走者もアウトとする

 ◎ 進塁は可能か? (最近のHPルールの掲示板より)
 四球の時、一塁まで走り、すきがあれば二塁まで走ってよいのですか?
 四球について
(2002年オフィシアル
ソフトボール・
ルールブックより)
* ルール8   走塁
    8−1項   打者が打者走者になる場合
     3. 打者が四球を得たとき
         (1)  球がブロック(境界線外に出たり・観衆等に蝕球される)されない限り、
ボールインプレイ。
         (2)  打者には一塁への安全進塁権が与えられる。
 
    8−4項  走者に安全進塁権が与えられる場合
     1. 打者が「四球」で一塁を与えられ・・・・、塁を空けなければ・・・。ブロックされなかった・・・
ボールインプレイ
        
 (走者は危険を承知で進塁してもよい)     
ルールの適用 《富山県審判伝達講習会》配布資料より
 11. 打者に対する投球が四球となり、投手はピッチャーズサークル内で捕手からの返球を保持した。
    四球を得た打者走者は一塁ベースを越えた所で、(R8−1・3項)
  ○ 立ち止まって牽制            (注  アウトではない) ⇒ 直ちに進塁か帰塁しなければならない )
  ○ ゆっくり二塁方向へ動きつつ牽制  (注  アウトではない) ⇒ 立ち止まればどちらかへ移動 
  
○ 四球の打者走者が一塁ベースの手前で一旦止まり、
    その後突然走り出し
一塁ベースを越え二塁方向へ回り込んだ(注 進塁した)。⇒走者はアウト
 * 一塁付近というのは、一塁ベースを越えた所は含まない。即ち、一塁のベースの手前までをいう。
         (注・・・ は 管理人  記)
 ◎ 打者走者が一塁を走り越したのち、続いて二塁に進塁しようとしたとき。 8−6項 走者がアウトになる場合 (84P)
 《効果》 アピールアウト・・・。一塁を通過したのち、二塁に向かおうとした時、走者に蝕球する。
【注意】  2001年ルールブック (98P) 10−10・5 走者がアピールアウトになる場合
      (3)  打者走者が一塁を
通過した後、二塁へ向かおうとしたとき。
         
(注 1) 打者走者は、いったん一塁に触れた後、走り越したり滑り越しても、戻って触れればアウトにはならない。
                
「四球」で出塁した場合も同じである。 
   11−10項 アピールプレイ (111P)
      11−10・2 ボールインプレイ中のアピールの仕方
         (4) 走者に蝕球してアピールする。

富山県総合選手権大会 審判員の試合後・大会後の反省会より
 ☆  B球場主任審判員として
      試合後の反省会より
         * 球審
               ・ 高めのボール球の判定・・・打者毎に、目線をストライク上限の上に置き、目線下に投球が通過した
                                 投球が「ストライク」に・・・ 
               ・ サイドの投球 ・・・・・・・・・・球審が、打者の内角ベース外に目線を置く為、内角球は、投手に厳しく、
                                外角球が打者に厳しく判定される事は、仕方が無いのでは
               ・ 際どい判定・・・・・・・・・・・・特に大きな声とゼスチャーで判定
                                 「ストライク」「アウト」「セーフ」「ファールボール」・・・
         * 塁審
               ・ 塁審の位置及び動き・・・・打球による、塁の内側・次塁へ入るタイミングが遅くならない様に
                                 本塁打も打者の蝕塁を確認の為、次塁の内側に走り・・・近づいて
               ・ 走者のスライディングの足が野手の膝に入り一触即発の事態に・・・
                  野手側より「危険行為では・・」とアピールあったが、走者がベースに向かってスライディングを
                  行った結果であり守備妨害ではなく、流せる行為と退ける。
     ◎ このようにレベルが高く、相手を良く知っている大会等は、審判員も過剰に緊張する事無く、適度に選手や監督に
       笑顔を向け緊張を解し、攻守交代時には、激励するようにベンチ前で声を掛け両チームが和むようにしたい。

      大会後の反省会より
         * 投手の2秒ルール 数人の投手に相手チームより「不正投球」ではないかの抗議あり。
            今回は、一回目は注意とし、次ぎもしあった場合は「不正投球」にする。 結局違反行為はなかった。
         * 投手の軸足のジャンプ(離れる)投球も、一回目で注意し、次回より「不正投球」に・・・修正に指導を
         * 投手のグローブ下の白い手袋について ・・・はみ出さない様に注意する事
         * 球審の判定について 上記試合後の反省会に記載 
          * 塁審の位置動きについて 上記試合後の反省会に記載
             一塁々審は、ライトからの送球以外、ライン内側より判定を。
             球審のタッチプレイの判定も、三塁側から回り込み捕手の次の行為の邪魔にならない様近づいて、ジャッジする 
                                                  (以上 主な事案を記して見ました。) 

 ◎ 一塁を走り越した走者(打者走者)が二塁をうかがおうとしたが、一塁へ戻った。(最近のHPルールの掲示板より
 内野ゴロを打った打者走者が、野手の悪送球により、ファールライン外で二塁に向かいかけたが、右翼手のバックアップを見て一塁へ戻る。
☆ 2002年オフィシャルソフトボール ルール90P
8−6項 走者アウト
    24、<効果> 22〜25 (2) 3) の一塁を通過したのち、二塁をむかおうとしたとき、
球を保持して一塁に触れるか
                   走者に蝕球する。とあるが球を保持して一塁にふれるを抹消する。

☆ 2002年競技者必携35p 3審判委員会申し合わせ事項
8.走塁について (2) 一塁を走り越した打者走者が、フェア地域、ファウル地域にかかわらず、二塁に向かって進塁を企てた場合は、
     アピールプレイの対象となり、タッチされればアウトになる。 を参照 
審判の対応  走者がファウルライン内・外に関わらず、二塁をうかがった動作がアピールプレイの対象で、審判員は、野手からアピールがあるまで判定してはいけない。
 一塁を走り越した走者が二塁をうかがった場合のアピールの仕方は、走者に蝕球してアピールする。

 ◎ 塁上に置く、内野手の足に走者がつまづき転倒、タッチされて・・・
 三塁手がまだ外野からの送球の捕球体勢に入っていないのに、ベースに足を置いていた。その足に、走者がつまづき、塁間で転倒してしまった。
 その間に外野からの送球を野手が捕球し、走者にタッチした。『アウト』か『セーフ』か?。
審判の対応    【富山市の大会時、審判員反省会に於いてリーグ戦での実際のケースとして紹介される。】
三塁塁審・・・・・レフト外野手の捕球確認の為レフト方向へ。
球審・・・・・三塁でのプレイに備え三塁付近へ・・・。
 走者が三塁手の塁上の足に躓いたとき、まだ三塁へ送球されていない(捕球体勢に入っていない)事により、走塁妨害を確認し,「ディレードデッドボール」のコールとシグナルを出し、走塁妨害を宣告し、、三塁へ戻す。
 本塁へ進塁させるか、三塁へ戻すかは、審判員の判断である。タッチされても塁間でアウトにならず。
送球をまさに捕ろうとしていないときは、守備者の妨害行為となる。
(注) 「送球をまさに捕ろうとしている」とは、送球が走者と守備者の間にある事。
     この範囲外での接触は、走塁妨害。
      この範囲内での接触は、成り行き、ボールインプレイである。

富山県中新川郡上市町
丸山総合運動公園野球場
日本女子ソフトボール1部リーグ
開 幕 戦 開 催
4月20日(土)
4月21日(日
)
新川広域農道
丸山交差点
南進
     4月20日(土) 結果は
                  東邦銀行 0対 1 太陽誘電
               日立高崎  1対 0大鵬薬品
               
 伊予銀行  0対 3 日立ソフトウエア      
     
4月21日(日) 結果は、
               東邦銀行 1対 3 日立高崎
               太陽誘電 1対13 日立ソフトウエア
               大鵬薬品 6対 4  伊予銀行
 
シドニーオリンピック

女子ソフトボールの感動を

体感して下さい。

世界レベルの

スピードとパワー

2002年  ルール改訂項目    ルールの適用
(富山県ソフトボール審判講習。ルール伝達式配布資料より抜粋)
 審判実技講習より(抜粋)
    * オレンジベースについて
        内野手の送球がファウル地域に逸れた時
            一塁手がジャンプして捕球後オレンジベースに着地(蝕塁)した時
              打者走者のオレンジベースの蝕塁より早くても・・・セーフ
              打者走者が白色ベースを蝕塁するした時・・・・・・・・一塁手・打者走者共正常な蝕塁と認めない。
                      一塁手は、打者走者に蝕球・白色ベースに蝕塁すれば・・・・アウト
                     打者走者がオレンジベースに蝕塁し直せば・・・・・・・・・・・・・セーフ
           一塁手がファウル地域に逸れた送球を捕球後、オレンジベースに駆け込んだ場合は、ファウル
          地域からプレイと認め正規の蝕塁となる。
 


    * 投手の2秒以上、10秒以内身体完全停止について(ルール6 投球 6−1投球準備 5項)
          審判実技講習での4人の投手の完全停止時間が2秒以内で短くルール違反に当たる。
             投手は、事前に2秒以上の完全停止を十分に注意して練習して欲しい。


    * 捕手のブロックについて
        捕手が送球の捕球前は、ベース三塁側一辺を開けていなければ、走塁妨害でディレードコールと
          シグナルを出す。

    * 打者の、捕手の送球行為の妨害について。           

◎ 打者の落として行ったバットにバックホームの送球が触れた・・・。(最近のHPルール掲示板より)
 走者三塁で、打者の打撃完了後のバットに野手からのバックホームの送球が触れた場合は。
 審判の対応  “HPルール掲示板”では、ボールデッドで走者を元の塁に戻す、と記してあったが、打撃完了後のバ ットを攻撃側の放置した用具と認識せず、成り行きとしてボールデッドにしないでプレイを続ける。
 球審は、プレイの邪魔になると思ったらバットを足で蹴っても、除外する様にしたい。

 ◎ 走路内の野手について・・・。(最近のHPルール掲示板より)
 走者二塁で、プレイに直接関係なく遊撃手が、走路上(二塁・三塁間結ぶ線上)いて、走者が避けて膨らんで走塁した場合。
審判の対応 守備に直接関係ない遊撃手を指差し、「ディレードデッドボール」とコールとシグナルをし、「オブストラクション」とコールして走塁妨害を採るべきだ。
走者を、三塁進塁を認めるか、二塁へ戻すかは審判員の判断で、塁間で「アウト」にしない。

富山県中学女子強化練習試合より 今年初めての審判の反省会より
 1) 選手達への忠告及び要望
   * 投手の準備投球時、投球に合わせてグランド内(捕手の横)で素振りしない事 (審判委員会申し合わせ事項6.(5)より)
   * 打者が監督のサインを見る為に、打者席を外さない様に。            (審判委員会申し合わせ事項7.(7)より)
   * 一塁を走り越した打者走者が競技場外に無意識に出る。   (審判委員会申し合わせ事項8.(1)より。特別ルール摘用あり)
   * 一塁を走り越し、二塁を伺う意識がなくファールラインを越える。 (審判委員会委員会申し合わせ事項8.(2)アピールプレイ対象)
     又、一塁手がアウトにしようとタッチに向かう。(他の走者に気を付ける事)
   * 野手が塁上付近に立ち、走塁妨害の摘用ある。              (審判委員会申し合わせ事項8.(8))

 2) 審判員の反省より
   * コール・シグナルは良かったが、塁審の位置及び動きで注意。
   * 球審のアウトコースの見極めのばらつき。

            
◎今年は富山県でレディース全国大会・東日本大学選手権等が予定されている。研鑚をつみ成功させましょう。 

◎  投手に対する離塁制限より  《ルールについて》  (1月31日のソフトボール・ルールのお勉強掲示板より)
 ルールの勉強について、2000年富山国体開催時の審判講習会等に於ける審判員の心得に以下の項目が有りました。
 審判員はもちろん、監督・ 選手の皆さんも参考にしていただければ幸いです。
 審判員の心得
   1 一般的な心得
     (1) ルールの勉強
           ルールはスポーツを安全に楽しむために、お互いに話し合って取り決めた約束ごと(規則)である。
           プレイが、次第に高度になり、発展するにしたがってそれに対応するために、複雑になって来たと考えられる。
           これを、すべて暗記しようとしても波大抵の努力では不可能に近い。ではどうすればよいか。
           それには、ソフトボールという競技の形態を決める為の取り決め(ルール)が有る事を理解することである。
           「基本的なルール」といってもよいかもしれない。
           例えば、競技場・用具・プレイヤー・試合・得点・を基として、投球・打撃・走塁等の
           基本的な形造られていることになる。
           競技者自体が知らなくてはプレイが成立しないという内容のルールである。
           審判員が、これらのルールは無条件で暗記する事が要求されるのは当然のことである。
           さて、この「基本的ルール」によって競技が行われているあいだに、次第にフェアでないプレイや、
           危険なプレイが行われるようになり、それを規制するために、次々と新しいルールが発生する事になった。
           これらのルールは内容が複雑で、暗記力に頼る事は非常に困難であるし、ただ覚えているだけでは
           応用がきかないし、どうしてもそのルールの生まれた原因を理解する必要がある。
                            ルールを完全に理解する努力しよう!

      @ 用語の正しい理解が第一歩である。
      A 頭のなかに整理する方法
         (a) 試合の流れに沿って整理する。
         (b) ルールの成立理由や変遷でまとめる。
             
審判員は、ルールの知識が試合中のプレイに生かせるかどうかが問題になる。
             球場以外のところで、いくらルールに付いて詳しい説明ができても実際のプレイに的確に適用できなくては
             審判失格である。
             
ルールを理解する事は審判員に課せられた至上命令である。
             
ルールを素直に受け止めて、その精神を正しく理解する事に努力して欲しい。
    あまりにも、実際の試合に起こらないような場面を想定して、そのルール適用を研究する事に
    夢中になる事は誤りである。

◎ 三振振り逃げについて《再度》(最近のHPルール掲示板より)
  0アウト・Tアウトランナーが一塁、打者空振り三振、捕手が投球を逸球、それを見て打者走者一塁へ走りかける。捕手は・・・。
審判の対応 このケースは、球審の対応が一番重要だと思う。
 ■ 球審が第三ストライクでアウトになった打者を一塁へ走らせない。「バッターアウト」を宣告して打者が走るのを止める。
 ■ その後の、捕手の一塁送球・二塁送球は、離塁中の一塁走者を刺殺しようとする目的と理解すべきだと思う。

  
競技者必携 審判委員会申し合わせ事項 8、走塁ついて (10)

◎ オレンジベースについて(最近のHPルール掲示板より)
  打球が内野でのプレイの時、打者走者がオレンジベースを空過してから白色ベースに帰塁した。
  その後野手から送球され触塁した。「アウト」OR「セーフ」か。
審判の対応 打者走者がオレンジベースを空過(もしくは、白色ベースを触塁した時)を確認した時、コールをせず、
一塁空過した打者走者を「アウト」にするときは、打者走者が白色ベースに触塁(帰塁)する前に
野手がアピール(球を持って白色ベースを触塁するか、打者走者を触球すればよい)すれば「アウト」となる。
 
  1−4項ダブルベース(1)

◎ 審判のタッチプレイの確認に付いて
 昨年、タッチプレイについて反省すべき点があった。
 野手の走者に対する触球(タッチプレイ)の位置どりが不適当だった点である。
 内野の内側に入る事は勿論、近づきそしてもう一歩、野手が走者に触球する視点を確認しコールすべきだったと反省している。
 フォースのジャッジは、離れて野手・走者そして送球が確認できる距離は、少し離れて一呼吸間をおいてジャジする。
 タッチプレイは走者の触塁、野手の走者に対する触球する2点を確認できる距離をとり、野手の確捕を確認してジャッジすることを心がける。
 最近大リーグの審判を注意してみる事が多いが、流石に上手くスムーズに正確な位置どりだと関心した。 


  11月4日で私の今年の全日程が終了した。1年間を振り返るにはまだ早いような気がする。
 ルール等については後述するが、あえて審判員の資質でいくつかの点で残念に思った。
 試合中は勿論、試合前の打ち合わせ、後の反省会での態度・言動そして服装等でこの審判は本当に真剣に取り組んでいるのだろうか、
 選手に信頼されるような審判を目指して臨んでいるのだろうかと疑問視する事があった。
 私のような未熟者が問題視する事ではないが、一生懸命汗を流して日夜練習している選手達のジャッジする気構えが欠如しているのでは思い、
 臨機応変の動きなどがマンネリ化して些細なトラブルがあったように思う。
 審判員も選手と同じように心身とも研鑚を積まなければならないように思うが・・・。
  試合や大会により差別する事無く全力を尽くす。審判技能向上目指して頑張りたい。


富山県男子総合選手権(10月21日)
《試合前の審判打ち合わせより抜粋》
  • 基本動作は忠実に
  • ジャッジは正確に(審判の位置どりを考慮して)
  • 機敏な動作
      ◎ ストライクコースについて
          低目は膝上部
          高目に目線をおくが線に球が入ればストライクを徹底
          低目・高目の線内に入っている事がストライクコースである事確認。

      ◎ ルール摘用を誤らないよう
          バックネット前で球場主任審判、副審交え協議して対象審判が手短に監督に説明するよう。
          再度協議するような事のないよう

《試合後の反省会より抜粋》

      ◎ バットを投げるようなバッテングがあった。
          バットを投げて投球に当てた場合でない限りほとんど投球に当たった瞬間バットを
          離しているようであり摘用外である事を確認。

      ◎ 3塁塁上に二人の走者が
          ランダンプレイ時3塁走者が塁上付近でタッチされ、塁審「アウト」宣告
          3塁塁上で2塁走者にもタッチする。しかし3塁上で二人の走者が「誰がアウトか」と尋ねる。
          球審(私儀)「タイム」をかけ、3塁塁審に塁上に二人の走者にタッチした事を確認した為
          2塁走者の「アウト」を宣告する。
          『審判長より』
             しばらくおいても「タイム」をかけず2塁走者を指差し「アウト」を宣告するよう指導受ける。
             どちらかの走者が自分がアウトだと思って離塁し、守備者にタッチされる可能性が
             残っているから3塁審に確認して宣告するように。

      ◎ ストライクコースについては、おおむね良かったが1〜2人ばらつきがあった事を指摘される。
             コースを「ストライク」をとったりとらなかったりとの事。 



   今年もあと、富山県総合選手権(10月21日)・全国高校選抜北信越大会(10月27・28日)を残すのみとなった。

自分自身の反省をしてみたい。
 
 『球 審』
  1. ストライクコースの確認・徹底
          膝上部から上と言う事で、低目は「ストライク」をよく注視して取らない事が出来たが(厳しく)レディース
          大会では、ややきびしすぎたような気がする。・・・反省。
  2. 「ストライク」とコールしながら上体を起こし、腕を上に伸ばす。
          まだコールして伸び上がっているようだ。コールしながら上体を伸ばすよう意識してやるように。
  3. コールのメリハリ
          「ストライク」のコースによるメリハリがまだ良く出来てない。
          ど真ん中はやや軽く、際どいコースは大きな声でコールを。
          構える時は、力を抜いて軽く構えて・・・。
  4. 三塁走者と捕手のタッチプレイの確認
          正確な確認できなかった事が1〜2回あった。球審としての位置どりが悪かった。
          タッチプレイを真横から見て確認できるよう素早く廻り込むようにしなければいけない。

            
  『塁 審』
  1. 外野飛球の確認
          近くまで行って確認できたが、他の塁審との手で合図等の意志の疎通をもっと素早く・・・。
  2. 塁審の時計回りの件
          塁審同志の手や声で合図するようもう一度確認したい。
  3. 内野の回り込み
          素早く、軽快に。 ・・・日頃のトレンニングを怠らず。
 中日本総合男・女選手権  
8月10日(金)〜12日(日)  富山県大沢野町・婦中町
一日目のみの参加の為、4試合の内3試合審判を行う。
2試合3塁塁審・1試合球審を行う。
 
反省会より      
@ レフトライナーの打球の確認は、2塁塁審より3塁塁審の方が近く、早く確認に行ける事がある
審判の対応 3塁塁審が2塁塁審を手で制して打球の確認に走った方がより正確に確認できる。
A 打者・打者走者の守備妨害の確認協議する(打球との接触。打者・打者走者と捕手の接触等)
審判の対応 打者(打者席内)と打者走者(打者が一歩でも打者席外に接地した)では、守備妨害の適用が異なる。
打者の位置・蝕球した位置をネット前で審判長含めて6氏審判員で確認、意思統一して球審が説明する。
B 場外本塁打時の、打者・走者の蝕塁確認
審判の対応 球審は3塁の、1塁塁審は本塁等各塁の内側より近づき蝕塁確認に走る事。
第4試合目、準々決勝の球審を行うが試合開始が5時過ぎになりそうだった。
   ○ 日没による一時停止試合(サスペンデッドゲーム)は、大会運営上避けたい。
 
審判の対応 @ 各チームの監督・主将に5回以降のコールドゲームがある事を告知し、試合進行を早めるようお願いする。
A 2回以降の投球練習を2球とした。
B 暴投・捕逸そして土の付いた球を選手が拭くのを止めボール交換を頻繁に素早く投手に返球する事で対応。
C 選手の攻守交代をベンチ前まで行き素早い移動を促す。
D 決して投球やジャッジで進行を早めるような事をしてはいけない。
審判・選手そしてボールボーイの協力で7回試合を6時30分(試合時間1時間半)までに終了する事が出来た。
トラブルも無く、試合後の反省会でも特に注意事項もなく、審判長等から労いの言葉を受けほっと胸を降ろした。
加藤謙三大会審判長にアドバイスを受ける。
   ○ 投球の高低等のジャッジがよかった。
   ○ 投球を構える時、ちょっと気を抜いて軽く構えたほうが良いかもとアドバイス受ける。
       ストライクコールでも際どい球と真ん中の球では、コールを異なるようなメリハリが必要なのでは。
       何時も大きな声でもいけない。次回までの宿題である。
  
     
 ○ 審判員として参加させて頂くが、今年上半期の自分自身の反省会を開いてみた。
(1) 守備妨害について【1】
∴ 走者三塁、打者スリーバントの打球がファール地域に上がり、三塁手が捕球に行く時、三塁走者と接触し捕球できなかった。
◎ 球審の対応・・・球審は三塁走者を指差し「インタフェアー・ランナーアウト」と宣告してボールデッドのシグナルをする。                 ○無死・1死の時、打者はファールボールで打ち直す。
          ○2死の時、三塁ランナーアウトで三死、次の回先頭打者として打ち直す。
       打球がフェアー地域で走者に守備妨害された時は、
          ○無死・1死の時、打者には、一塁を与える(安打)。
          ○2死の時、打者には安打が記録されるが、一塁残塁となり次回は、次の打者が先頭打者となる。  
   

(2) 三振振り逃げについて
∴ 無死及び一死 ∴ 走者が一塁にいる場合 ∴ 打者が第三ストライクを空振り、球を捕手が落球及び捕逸もしくはバウンドした投球を打者が空  振りをした場合、打者走者が一塁へ走り始めた。
◎ 球審の対応・・・球審は、「ストライク」とコールして打者走者を指差し「バッターアウト」と宣告しなければならない。
      打者走者が一塁へ   走りかける事による守備者側が不利になる事を事前に避けなければならない。
  捕手は離塁中の一塁走者をさす事を目的に送球する事は、自由である。 

(3) 野手からの送球が競技場外(境界線外)に出た時、走者の『テイクツウー』の基準は・・・。
∴ 塁に走者が  ∴ 野手が捕球後、離塁中の走者を刺殺しようと送球したが競技場外に出た。
∴ 送球が野手の手を離れた時の走者の位置(塁)より2個の安全進塁権。

∴ 同一塁間に二人の走者がいた時は、前の走者の位置が基準。
   A 一・二塁間の時は、二・三塁が与えられる。
   B 二・三塁間の時は、二人とも本塁が与えられる。
◎ 塁審の対応・・・各塁審は、内野の内側に入り走者の蝕塁を確認後直ちに球の位置(野手)を視認しなければならない。その為には、止まってみ  る事無く、スピーディに移動しながら確認できるようにしたい。審判も俊敏に動けるようにトレンニングを・・・。

(4) 守備妨害について【2】
∴ 二塁に走者が  ∴ 打球がゴロでセンター方向に ∴ 遊撃手が打球方向へ移動中、二塁走者と接触  
◎ 各塁審の対応・・・塁審は、野手が打球に守備し始めてから完全に抜けるまでに走者と接触したならば『守備妨害』(インターフェアー)を宣告しボールデッドとする。例え守備者が捕球できそうに無くても、打球に対して守備し始めた場合、守備者が打球を追いかけている場合等、守備者優先で走者は接触を回避しなければならない。しかし、守備機会のない守備者が例え接触しなくても走者の進路を妨害したと審判が判断した場合守備者を指差し「オブストラクション」を宣告し、ディレードデッドボールのシグナルを出し、後に走者の進塁条件を検討しなければならない。何度か一塁手が打者走者の進路を妨害したケースがあり、シグナルを出す。

(5) オレンジベースについて
∴ 打球が内野ゴロ  ∴ 野手の送球がファール地域に外れる ∴ 一塁手がファール地域よりオレンジベースに蝕塁・打者走者が白色ベースに蝕塁 タイミングは「アウト」だが・・・。一塁塁審しばらく間をおいて「アウト」を宣告する。
◎ 審判の対応・・・守備者のプレイは、常に白色ベースを使用しなければならないが、一塁側のファウル地域からプレイする場合、両者共に白色  ベース・オレンジベースのどちらを使用してもよいとあるが、少しファウル側にそれて捕球後オレンジベースに蝕塁した場合も、ファウル側  からのプレイとなるか。オレンジベースに蝕塁して外れた送球を捕球する事はまだ「アウト」ではない。白色ベースに蝕塁して「アウト」となる  。

(6) アピールプレイについて(HPルール掲示板より)
∴ 2死走者満塁、打者場外本塁打を打つ。全走者生還後、1塁走者の三塁空過を守備側よりアピールされ球審がアピールを認め
  1塁走者「アウト」を宣告する。
◎ 得点は、何点か?
       ○ 打者走者の得点は、認めない。
         
その回の第三アウトがアピールプレイの時、その後の走者が得点(生還)していても認めない。
  尚 各走者の内一人ががフォースでアピールアウトになると、全走者の得点は認められない。
  
◎ 球審・塁審の対応・・・例え場外ホームランでも各走者の蝕塁を内野の内側に入り確認する事は、言うまでも無い

(7) 大会要綱による試合時間について(HPルール掲示板より)
∴ 各種大会によって試合時間制が設けられている。大会日程運営上(トーナメント制)・学生の試合等健康面での配慮による
◎ 審判の対応・・・(例)90分試合では⇒「90分過ぎてで新しいイニングに入らない。イニング開始前に『この回で終了する』ことを伝達しま         す。」と試合開始前に監督・主将に通告しておきます。1回に攻守が何十分要したか又先攻・後攻どちらのチームがリードしてい         て攻撃時間が長いか等副審と連絡しあって進行したい。(各地区によって対応が異なるかも)         
(8) 野手の捕球後の競技場外への移動について(HP掲示板ルールのお勉強より)
∴ HP“ソフトボールのルールのお勉強”掲示板にもありましたが、外野手が競技場内で完全捕球後、場外に無意識に出た場合
  打者アウト、各走者に1個の安全進塁権を与える。(捕球後フェンスを越え倒れこんでも…)
◎ 審判の対応…塁審は、必ず外野手の完全捕球を確認できる位置まで近づいて走り込んでジャッジしなければならない。
(9) 三振した打者の守備妨害(捕手の送球を妨害した)(HP掲示板ルールのお勉強より)
∴ 三振した打者が捕手の前を通ってベンチに戻った為、捕手が走者を刺殺する事が出来なかった。
  守備妨害は、野手と接触したり、発声により気を逸らせたり、視界を妨げた場合守備妨害を宣告します
◎ 球審が、打者が捕手の送球を接触か走者の視界を妨げたことにより妨害したと判断した場合、
  直ちに「守備妨害」を宣告し、ボールデッドとする。アウトになった打者の妨害により本塁に一番近い走者も『アウト』となる。
  唯単に前を通っただけでは守備妨害にならない事もあるから捕手の位置・打者の位置等かんがみ、とっさに判断しなければならないと思う。
(10) 無通告交代と打順間違い(HP掲示板ルールのお勉強より)
∴ 無通告交代が打撃中に守備側よりアピールがあった。
◎ 球審は、打撃中の打者を無資格選手にする。ベンチにいても良く、ベースコーチとして出場は出来るが選手として出場できない。正しい交代  により別の代打者か元のスターテングプレイヤーのみ再出場できる。
∴ 打順間違い時の次の正しい打者について
◎ 球審は、
     1 打撃中アピール・・・正規の打者がボールカウントを引き継いで打撃する事を確認。
     2 打撃終了直後アピール・・・・抜かされた正位の打者がアウトで不正打者による打撃による出塁・進塁等は無効となる。
                     抜かされウトになった正位の打者の次打者が正位の打者となり打撃する。
     3 不正打者の打撃終了後、次打者に1球投球後アピール・・・不正位打者による打撃・進塁等は有効
                     不正位打者は、正位打者と認められ、
                     不正打者の次打者がボールカウントを引き継いで打撃する事を確認。
 

∴6月13日(水)地区のレディースナイターリーグ戦の球審を行う。
当たり前だが、いつものように、大きな声で、きびきびと思いっきり行う。
試合終了後選手のみなさんから喜んで頂き「ありがとうございました」と大きな声が返ってきた。
審判は、大会や試合により差別する事なく最善を尽くす事が当然だと思う。
(試合中のルールについて)
 ○ 打球がレフト線より境界線外に出た。選手より「打球が出た時、打者が一塁を回っていた」との声が上がった。
    ● 打球が場外に出た場合は、打者には2個の、走者には投球時占めていた塁より2個の安全進塁権を与える。
 ○ ワンバウンドの投球が打者に当たり「デッドボール」を宣告するが「地面に触れたからデッドボールではないのでは」との声が・・・
    ● 投球が地面に触れても打者が投球を避ける態度があれば、デッドボールである。 

∴6月4日(月)全国高校総合女子選手権決勝戦を一塁塁審を行う。
 《試合後の反省会より》
◎ 二塁手がベース前で捕球タッチした時、ブロックになっていたので走塁妨害ではないかと抗議があった。
【審判団がバックネット前で協議】
 @ 野手が送球を受けようとベース前だった。
 A しかし、二塁ベースの前縁の一部が空いていた。
 B よってインプレイで走者アウトを監督に説明する。
 監督は、走塁妨害を主張するが退ける。
<監督に不穏当な発言があった。>
監督・指導者として残念な発言であった。
県外大会で優秀な監督達の色々な良い面を吸収してきて県内チームの模範となって欲しいと感じた。


〔参考に印象に残る抗議を記してみたい。〕
隣県の全国大会出場名門校の某女性監督の抗議だった。
二塁塁上のクロスプレイのアウトの判定に対して
一呼吸おいてゆっくりベンチより出てきて球審に対して、『今の塁審の宣告する位置が悪かったのではないか。』と落ち着いて抗議する。ジャッジに対し抗議できないのは、百も承知だ。感情的にならず審判も今後の奮起につながる素晴らしい抗議だと感心た。
∴ 5月6日(月)富山県総合選手権大会決勝戦を球審を行った。
 県下では最強チーム同志の対戦となった。しかしお互いに慣れがあるのか若干マナーの面で気になった事があった。昨年のオリンピック以後ソフトボールが注目されて来ているおり、上級チームが観衆や学生達のスポーツマンらしいきびきびとした、フエアープレイのマナーを発揮して手本になるようになって欲しいと感じた。私たち審判も大きな声、俊敏な動き、そしてルールを熟知し正確なジャッジを心がけ、試合をプロデュースする事を肝に銘じたい
∴ 4月30日(月)富山市一般男子B級大会にて外野手がミットらしきグローブで守備位置についているのを審判が見つけ変えるよう注意する。外野手は、「ミット・グローブ兼用だとスポーツ店店員が言った」と主張したが審判はミットと認識して取り替え指示する。

        2001年
               
         〈富山市審判講習会より〉

           審判委員会申し合わせ事項より
  • ダブルベースの守備者・打者走者の蝕塁特例について
     一塁で打者走者に対する守備が行われるとき、守備者は白色
     ベースに触れなくてはならなし、打者走者はオレンジベースに触れるのが原則だが、次  の場合危険を避 けるため、守備者・打者走者ともどちらのベースを使用してもよ

     ア) 一塁のフアウル地域からプレイが行われるとき。
     イ) 球を守備者が一塁側のフアウル地域で処理して、フアウル地域から蝕塁するとき。
        ただし、打者走者は一塁に達するまで、スリーフツトレーン内を走らなければならない。 

  • 一・三塁コーチのヘルメツトの着用
     高校生以下・シニアチームは義務
  • 打者が監督のサインを見るため、しばしば打者席を外した時厳重注意する。
    さらに外せばペナルテイを適用する。
  • 第三ストライクでアウトになった打者は、一塁に走らせない。
    球審は“バツターアウト”を宣告し打者が走るのを止める。
     2001年オフイシアル ソフトボール ルールより
  • グリツプエンドが長い円錐形になっていて、安全ノブがないものを変造バツトとする
  • ユニフオームなんばーは、プレイヤーは1番から99番までの番号とする。
  • 指名打者の守備者は、打順表の10番に記入すること。
  • タイブレークからタイブレーカーに呼称変更。
  • 20秒ルールに球審がプレイを指示した後、20秒以内に投球しなかったとき
  • 四球または第三ストライクの落球で一塁に向かうとき、打者走者は一塁付近または一塁に停止した後、突然走り出してはならない
    (旧 一塁付近でゆるめて突然走ってもいけなかった。)
  • バウンドして(フアウル・フエア地区どちらでも)一・三塁キやンバス上を通過すればフエアとなる。(旧 キヤンバスのライン側奥角の点上を基点)
  
 ルール13抗議 (プロテスト)
  
13−1項 抗議できない場合
 
  (14) 
(注2)特に、ボール・ストライクの判定に不服の言動がある場合は、チームに対して警告後、再度繰り返すと違反者が退場になる。

2000年第55回富山国体は、自己採点では100点満点とはいかなかったが、最善は尽くした。
21世紀を迎えるに当たり、反省も含めてもう一度審判員研修資料を読み直してみたい。


基本的留意事項  技術面における留意事項 その他 
  1. 第55回国体審判員として自覚と誇りをもつこと。
  2. 自らの人間性を錬磨し、大会において信頼される審判員としての資質を涵養すること。
  3. 大会の趣旨を十分に理解し、自信を持って審判を担当すること。
  4. 探求心に富み、つねに問題意識を持ちながら技量の向上に努めること。
  5. 国体審判員として各自の能力が十分発揮できるよう他の審判員との円滑な人間関係を擁立すること。
  1. 基本に忠実でなければならない。
  2. 反省を怠ってはならない。(一つの判定が終わった後も反省をしてみる)
  3. 四人のチームワーク(副審を含め)を緻密にすることが何よりも大切である。
  4. 自信が過信になってはいけない。
  5. 自信が過信になってはいけない。
  6. 精神的に安定した状態を保つことがつねに技術面を助長することになる。
  7. 精神的に安定した状態を保つことがつねに技術面を助長することになる。
  8. 試合前の打ち合わせ・終了後の反省が、その後の大会の審判に生かされることは自明の理であり、最も重要視しなければならないことがらである
  1. 審判員としての服装・時間の遵守・言葉つかい・チーム関係者との対応には問題がないか検討すること。
  2. 本国体に向けて各々の個人としてどのような研修が出来るであろうかを自分自身の問題として真剣に考え行動すること。
  3. 今後の国体研修会には全て参加し、責任感の涵養と、大会役員としての責務の全うをはかることを第一義と捉えていくこと。

1 審判員の任務

球 審 の 任 務 塁 審 の 任 務
  1. 打順表記入事項の確認と、記録員への連絡
  2. 競技場の点検と、特別グランドルールの設定
  3. 試合をスピーデイに進行させる義務と権限
  4. 投球の判定とそのカウント
  5. フエア・ファウルの判定(塁審より内野側)
  6. 打者のプレイのすべて
  7. 没収ゲーム
  8. コールドゲームの競技打ち切り(降雨・日没等)
  9. プロテストに対する最終決定
  1. 塁におけるすべての判定
  2. 必要に応じた「タイム」の宣告
  3. 不正投球の宣告
  4. ルール適用にあたって、球審への援助

2 審判技術上の留意点

球      審 塁     審
  • プレイボールの宣告
        打者・投手・野手の位置に注意する。
        「プレイボール」は、一挙手、一動作である。
  • 打者に打者席に入るよう指導する。
  • 投手に投球をするようシグナルを示す。
  • チェック・スイング
        打者が手首のスナップをきかせたか。
        ストライクを宣告しないときは塁審に応答を求める。
  • 死球(デッドボール)
        打者の手元に当たった時に注意。
        バットに当たったか、打者の手に当たったか、
        両方で、どちらが先か。(直感しかない)
  • 打者の近くでバウンドした打球
        打者に打球が触れたかどうか。
            見えなかったときは、あわてて判定しない。
            打者の動きと、守備者の動きを見てから判定する。
            どちらかはっきりしないときは、そのプレイが終わってから                  他の審判員と競技して判定すればよい。
            (塁審とのサインも必要)
  • キャッチャーフライ
        まず、捕手の肩の動きを見るのが先決。
        飛球の方向を確認して球を追うのではなく、捕手の行動に注目する。
  • ファウルフライのとき、走者のタッチアップの確認
  • 走者三塁にいるときの外野への飛球。
        打球の状況に注目するだけでなく、三塁走者の動きを見落とさないこと。
        特に、ホームインの蝕塁確認を怠らないこと。
  • 本塁でのタッチプレイ
        ホームプレイトは地面と水平である。
        ホールディングゾーンから、送球の方行と走者を確認して、プレイを見る のに最適           の位置に入る。
        捕手の走塁妨害を正確に判定せよ
  • 塁上に走者がいるとき。
        予測されるプレイに速やかに対応できるよう、塁上との間隔や向きを考慮した位置に移動          する。
  • プレイに備える姿勢をとる。
        塁に走者がいるときと、いないとき。
  • 判定に最適の位置に移動する。
        ボールの行方を眼でおいながら、機敏に動く。
        周囲にも眼を配り、野手や走者の行動も考えながら、自分の入る最適の位置を決定する。
  • 判定の位置に入ったら、完全停止。
  • 判定前は、ルックの姿勢に入ってプレイを確認する。
        動きながらの判定は、不信感をあたえる。
        絶対にやってはいけない。
  • プレイの最後まで見届けて判定を下す。
        判定がすんでも、他に球が投げられるか、野手が球を持ってその場所を離れるまで、球           から眼を離してはいけない。
  • フォウスプレイの判定
        野手の捕球、野手の塁への接触、走者の塁への接触、の全てが視野に入る位置をとる           こと。
        その為には、位置を7M前後、送球のコースに対して直角の位置が最適である。
  • タッチプレイの位置
        プレイの邪魔にならないように、できるだけ近づいてすべての動きが見える位置に入るこ           とが大切である。
        野手のグラブと、走者の蝕塁を見ることがポイント野手が走者の上体にタッグしたときは          、走者の足が先に蝕塁しているのを見落とすことが多いので注意。

3 審判実技の留意点

   球 審

NO 項    目 留   意   点
本塁の清掃 外野に背向けて、素早く、いつも清潔に
 2  構え 投手の投球動作に合わせて構える
 3  マスクの取り扱い 左手で(本塁でのタッチプレイでは必ずはずして)
ゲージの取り扱い いつまでも覗かない
投球判定 捕手との距離 両足を肩幅が入る位の幅に開いて構える
A 位置   右打者 左足を少し前にして、アウトコースが見える位置
        左打者   足を少し前にして、アウトコースが見える位置 
B 姿勢 前傾・後傾しすぎないように構える
C 目の高さ 打者のストライクゾーンの上限に構える
D コール(声の大きさ) 張りのある声で、メリハリをつけて
E ゼスチュアー 「ストライク」は立ち上がりながらコールする
F ボールカウントの表示 高い位置で行う
打球判定 ファウルラインを見通す
打球に対する動き 打球方向に向かって動く
打者走者の後を追いかける スリーフットレーンと一塁蝕塁を確認する
チェックスイングの応答 宣告後は聞かない。疑問のある時だけ聞く
10 3FTレーンの見通し どの位置で当たったか
11 タッチプレイ 3mの位置で確認しさらに踏み込んで宣告する
12 フォウスプレイ 6m〜7mくらいの距離から確認する
送球の角度に対して90度になる位置
13 タッチアップの確認 走りながら見る
14 塁へのカバーリング 省略
15 インフイルドフライ 条件を関知して「アウト」のシグナルをする
16 タイム宣告の時期 ゲームの状況を良く見てから
17 服装 帽子・上衣・スラックス・シューズ等


   塁 審

NO 項    目 1・3塁審判の留意点 2塁審判の留意点
定位置 ファウルライン外で塁から7〜10m 中堅手を見てポジションを決める
構え 投手の投球動作に合わせて構える 投手の投球動作に合わせて構える
投球に合わせて前進 2〜3歩 2〜3歩
コール 判定を早まらないように 『大きく』 判定を早まらないように 『大きく』
ゼスチュアー 状況に応じて、様になる『ゼスチュアー』で 状況に応じて、様になる『ゼスチュアー』で
チェックスイングの応答 右・左打者の場合指差しがあるので注意しておく
判定位置 送球の角度に対して90度に位置する
ベースと判定位置の距離 6m〜7m位
打球の追いかけと確認 側面から追いかけ、飛球の下には入らない 追いかける範囲が一番広いので注意する
10 ヒットの対応 ダイヤモンドの中に入る ダイヤモンドの中に入る
(走者に注意)
11 カバーリング 状況を良く判断して 状況を良く判断して
12 悪送球の確認 送球を追いかけて,「タイム」のシグナルをして、「テーク・ツー」とコールする
13 タッチアップの確認 ランニングルック 2塁走者を確認する
14 タッチプレイ 3m位で確認し更に踏み込んで宣告する 3m位で確認し更に踏み込んで宣告する
15 インフイールドフライの同調 球審に同調する 球審に同調する
16 タイムの同調 ゲームの状況を判断して他の審判に同調する 他の審判に同調する
17 ランダウンプレイ 自分の塁から三分の一以上追わない。
審判員同志が同じ方向から見ないように
自分の塁から三分の一以上追わない。
審判員同志が同じ方向から見ないように
18 服装 帽子・上衣・スラックス・シュウズ等 帽子・上衣・スラックス・シュウズ等
19 塁へのカバーリング 省略 省略


審判員研修会留意点の追加事項

球   審 一 塁 塁 審
  • ストライクのゼスチュアが遅れすぎないようにコールを大きく
  • 一流投手は真ん中には投球して来ない
  • ハーフスイングは、待て。指差しで判定した方がクレームがつかない
  • 打者走者が一塁ベースを完全に踏み2歩ぐらい走り越した頃判定せよ
  • 三塁ゴロ・ショートゴロ・セカンドゴロ・投手前・等どの位置から判定したらよいか事前に頭に中に入れておくこと
審 判 員 共 通 留 意 点 
  • ボールから目を離すな                        
  • ボールに背を向けるな
  • 判定を早まるな・あわてるな
     二塁でのタッチプレイ。タッチしたが、ポロリと落球
     『じっと待って、セーフ』と判定した間をとれ
  • プレイがあって・良く見て・判断して『コールする』
  • 走りは軽快に走れ、ドタバタと走るな
  • チェンジコートのときは、二人で反省せよ
     ほめたり・なぐさめたり。次のイニングからの糧になる
  • 四人で協議する場合、バックネットの方を誰か見るようにする
     審判長や主任が、判定のアドバイスをしてくれる
  • 「タイム」の宣告は4〜5歩軽快に前進してかけると
    動きで全員が同調できるので
  • 「プレイ」は、グランドを見渡してからかけよ
  • ローテーション、打撃判断→審判員の動きを見て→声をかけて行え
    (塁を空けるな)
  • チェンジのボールは、プレイヤーから受け取るな
  • 監督の抗議には言葉少なく応答せよ
  • ファールグランドでの投球練習は一組だけ許可する
  • 『胸を張り』『堂々と』判定せよ
  • やたらと4氏を寄せて相談するな、自分で責任ある判定を行え
    『ある程度の成果』ではいけない
    『完全なる成果』をめざして

 第36回全国身体障害者スポーツ大会

キラリンピック富山グランドソフト

                         期日   平成12年10月28日(土)・29日(日) 
          会場 富山県岩瀬スポーツ公園

みなさんの応援よろしくお願いいたします

29日(日曜日)には、皇太子殿下・妃殿下が応援にいらっしゃいます。


富山国体ソフトボール競技

富山県総合優勝なる

優 勝 は

成年男子 愛知県 ・ 成年女子 神奈川県 ・ 少年男子 高知県 ・ 少年女子 福岡県

シドニーオリンピック

女子ソフトボールチーム 

「アメリカに敗れはしたが、
           君たちは、世界最高の選手達だ。
      大きな大きな感動
                 本当にありがとう。」

ソフトボール関係者の一人として、心からお礼申し上げます。


本年(2000年)富山県にて開催される国民体育大会
成年男子ソフトボール競技(黒部市開催)に審判員候補として研修中


10月1日(日)最後の国体審判員研修会(富山選抜・福井選抜)

       気力は、だいぶ高揚して来た。後は体力の内、走力(全力疾走)の持久力かも。
       フォースは、離れて・・・アウトは、確認して一呼吸おいてコール。セーフは、素早く。
       タッチプレイは、最も近付いて(踏み込んで)・・・。

       思いっきり、メリハリのある、選手、観客等が納得するような機敏な審判を。      

強化練習試合より(富山選抜・京都選抜9月17日)

バントのチェックスイングについて・・・ファーストピッチ投球のバントチェックスイングは、
バットがベース上にかかっても、
投球とバットの位置が大きく異なる時は、慎重にしたい。
2000年オフィシヤルルールブック(付録)ルール要点解説 
 3、チェックスイングとバントのストライク(2)には・・・

バントの場合、打者が投球に対してバットをホームプレイ上に出しても、球に合わせようとしないで
バットを引けば、投球がストライクゾーンに入らない限りストライクは宣告されない。
打者がバットを投球に合わせようとしたかどうかであるとある。

反省会より


HPのソフトボールの項で目に付いた事・・・・・・

○ 1塁を走り抜けた打者走者がインフィールドに入ったので直ちにアウトを宣告された
、とあった。
2塁を進塁しょうとする態度がなかったのに。
打者走者が走り抜けインフィールドに入ると直ちにアウトを宣告するのは、疑問に思う。ファール地域でも2塁に
進塁しょうとしたならば野手にタッチされればアウトである。打者走者が白いベースを蝕塁して(野手がオレンジ
ベースを蝕塁した場合)インフィールドに走り抜け、進塁する意思なく左回りに帰塁してもアウトではない、と思うが。

○ 走者が、投手がサークル内でボールを保持している時、塁より無意識に離れても、
又投球時ボールが手から離れるより離塁が多少早くとも、次塁に進塁するする意思が全くなかった時は、
厳格にアウトにしないで注意しては。(レクリェーションの大会・小・中学生の新人戦等は、特に…。)

強化練習試合より(富山県選抜・埼玉県選抜・和歌山県選抜参加8月13日

インターフェアー(守備妨害)について問題が起きた
守備者(ショート)と走者(2塁走者)が接触した。守備者が捕球体勢に入っていたか、
それとも単にヒット打球に向かって行ったのみか。

                充分に注意を要する。 


強化練習試合より(富山県選抜・電装・ツズキグローバル3チーム参加

審判反省会にて

                 初歩的な事項ではあるが再確認して取り組みたい

国体まで3ヶ月をきった。体調と気力をピークに持っていける様努力を要する。
しかし、極度の緊張より審判を楽しみながらリラックスしてやれるようガンバリたい。

富山県ソフトボール選手権大会より

 バッテリーが低目の投球を「ボール」とコールされ奇声を発したシーンを幾度か見られた

                ストライクゾーンについて
                                   今年は、富山県で国体が開催されるので審判研修会及び各大会における
              審判反省会で「ストライクゾーン」 特に低めについて適正にジャッジする様に
              (低目を正確に見る様に)指示されている。
                      ルールブックには
                                    ルール8 投球 8−1 項 ストライクゾーンに……
                                    「ストライクゾーン」とは、打者が打撃をしようとするときの脇の下と膝頭の上部の間で……。
                            諸君、低目は打撃姿勢時の膝頭上部を通過した投球がストライクであるからゾーンを
              上げる必要が有る  かもしれない。  ー老婆心ながらー。                              


 理容師で、日本ソフトボール協会第一種公認審判員資格を有する人は、全国でも数少ないと思う
   第一日曜日・第三日曜日が理容サロン定休日によりほとんど審判に当てている
 平日は、地域のナイターリーグの審判を担当している。
  妻や娘に負担をかける事も多いので、二人に大いに感謝している。

私の審判を行うモツトーは思いっきり・大きな声で・素早く駆け巡るを心がけている


ぜひ一度、お近くで行われているソフトボール競技を見物し楽しんで下さい

貴方は、ソフトボール競技を観戦された事がありますか。
初級の小、中学生・レデイースの大会から日本リーグ等の上級試合まで
それぞれ楽しさが異なりますが

マスクの独り言

最近プロ野球でおきた球審暴行事件は、非常に残念な出来事である。監督の言動から、
常日頃から審判に対する不信感が存在するように聞き取る事が出来る。
スポーツ競技において監督・選手が審判に少しでも不信感を抱くと徐々に膨らみ何時か爆発する。
両者にとってまったく不幸な事である。

フトボール競技は、アマチユアですが、審判を信頼して下さい。

スピードあるソフトボール競技の投球・送球そして打球を各々審判員は視覚・聴覚だけでなく五体で体感し
経験を積んでいます。一方のチームに有利にジヤツジしたり、
試合進行を早めるような判定したり等は、まったく皆無です。
審判員自身、選手達が毎日練習・鍛練している事を肝に銘じ、全神経を集中してジヤツジを行っている。
勿論、判定下す最良の位置に素早く移動し、
落ち着いて確認し、大きな声でコールする。自信を持って・・・・。

もっともっと信頼される審判になれる様努力するつもりです

5月に全日本総合男子選手権富山大会が行われた。(県下最高レベルの大会)。試合後の反省会を記してみたい

今後もこのページで、試合後の審判反省会での指摘された点等を記録し、勉強したいと思います。
             

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