ふるさとの川 常 願 寺 川 の 今 朝 | マ ガ モ 日 記 @ 平成15年4月1日(火)〜7月31日(木) | ||
我が郷土水橋 立山あおぐ特等席・海岸より冬の蜃気楼“浮島現象”が見れる 朝日が顔を出す、標高3000m級の山々が連なる立山連峰に源を発し、 富山平野を縦断し富山湾に注ぐ常願寺川河口付近を毎朝、徒歩で自転車で散策していた。 羽根を切られ飛べないカモ達に始めて逢ったのは、平成13年4月の中頃。 毎朝逢いに行く内に情が移り、エサを与えるようになった。その後の触れ合いやカモの生態等を 四季それぞれの風景を日記風に記録してみた |
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キッポチャンのスマイル |
餌を啄ばむキッポチャン |
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梅雨明け発表あったのに、まだぐずつき気味の空、それにも増して我が家には数日前から真っ黒な雨雲が覆い被さっている様だ。 チョビ君≠ェ我が家を脱出した日から何するにも心ここに在らずの状態の女性達いや私もカモ・・・。 昨夜隣家の庭で追い詰め手元近くまでやって来たが気を察してか高い塀に飛び上がりそこから逃げ去ってしまった。 今日は朝から全く姿を現していない。野生に戻り清々している様子が手に取るように判るだけに辛い。 他の二匹の猫達もなぜか寂しそうに見える。 ところでマガモ達も今朝は姿を現したが近くまで来なかった。 私の姿を見ても近づいて来ず、なぜが去って行ってしまった。誰か前に来てエサを腹一杯与えられたのか。 車の轍が在ったがそれが何か関係あるのだろうか。明日の様子が楽しみだ。 |
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例のチョビ君≠ェ二・三日前から脱走してしまった。 我が家の三匹の猫達は外に出られないように二階の戸を絞めきり居場所とされていたが 野生経験の長い?チョビ君には二階の窓からの脱出劇は至極簡単な出来事に過ぎないが家族にとっては意表の3度目の脱出劇である。 朝寝床で外の猫の騒々しい鳴き声を聞き、またよその猫が騒いでいるくらいに思い出て見る事をしなかった。 この時既にチョビ君が二階の窓から小屋根に飛び移り3m近い下へ飛び降りてしまった後で他の野良猫と縄張り争いをしていたと後で想像したが、 全て後の祭りだった。 以前から居るイクラ君≠竍ミイコちゃん≠ヘ外の様子は窓から良く眺めていたが飛び降りる事など考えられなかった。 幸いにチョビ君°゚所の家の庭や縁の下に居るようで時々鳴き声が聞こえるが自ら戻って来る気配がない。 我が家の女性達は凄く気になるらしく暇を見つけては隣家の庭等を眺め、「チョビー・チョビー」と呼びかけエサを置いたりしている。 私は腹がへったら帰って来るだろうと楽観しているのでその平然とした態度が気に障るらしく、ご機嫌斜めだ。 キッと帰って来るだろうと思うのだが・・・。帰ってもらわないと私が一番困る。女性軍の風当たりが強いから・・・。 それにしても性根?の悪い今年の天候だ。また梅雨に戻ったような今朝の空模様だ。 車で水辺まで行き、クラクションを鳴らしマガモ達を呼び寄せた。(チョビ君も呼んだらやって来る様になるのはいつ頃か・・・。) クラクションの音を聞きいそいそとやって来る仕種を見ると私の愛玩動物になってしまったようだが自然に戻そうと自問自答もして苦悩しているのも事実だ。 2年以上も雨の日も雪の降り積もった日も毎朝会いに着てえさを与えているのだから非常に可愛く思うのが当然だが 毎朝猫三匹にエサを与えている妻の今の気持ちを思うと判らないではないが他の事がおろそかになるのが私としては・・・ちょっとだけ困る。 早く帰って来てくれチョビ君!<}ガモ達を見習って・・・。 堤防横の水を張られた休耕田に十数羽のカルガモの親子が頭を水の中に付けるようにして楽しそうにエサを探していた。 近づこうとすると遠ざかる。 私の本心は、このマガモ達も自然に戻りどこでも自由に飛んで行けるようになれば良いがと思っている。 |
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海岸沿いの堤防上を走っていると波打ち際のテトラポットの陰から潜水服を着て浮き袋を抱えた男性が姿を現した。 何事かと目を凝らして良く見ると網袋のようなものが見え、蛎貝を採っていたのだと判った。 私も中・高生時代にカキガイを採りその場で食べたものだ。 海に突き出した堤防の先で2〜3m海中に潜り、ドライバーを小石で叩きもぎ取る。 手や足は蠣殻で傷ができ、沢山採れたものだ。 採ったカキを海水で洗い口の中へ入れる。そのとろけるような口触りと潮の香りが最高の味で今でもその感触が残っている。 その為最近は、冷凍カキは余り食べたくなく、特に生は口にした事がない。 贅沢言うか我侭と言うか変わり者が正解かも・・・。 マガモ達も私の影響で食べ物(エサ)の好みも変わってしまったようだ。 私が今与えている猫のエサがもっとも好物で誰かが投げ与えるのであろうパン片や米粒が残されている事がある。 嘴の先に差し出して与える時、嘴で噛まれても痛くはないが、 飛び上がらせて与えると、嘴の噛む力と衝撃で小さなエサを掴む親指と人差し指がかなり痛くなる。 血は出ることはないが皮膚がかさ付くくらいだから仕事に影響が出る。 ジャンプさせて与える方法はマガモにとって良い方法であるが私にとってはかなりキツイ方法だ。 何か良い方法がないだろうか。 |
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青空が広がり朝陽が眩しかったが自転車で海に近い堤防上を走ると肌寒く感じ、ぎらぎらしたあの夏の日照りが待ち遠しい。 何時もの水辺にSL等の写真や最近野鳥の写真をHPで掲載されているお客様の百沢さんに出会う。 昨日この場所で撮影したカワセミの写真を見せてもらう。 【百沢さんのホームページ】 私も数回この美しい「飛ぶ宝石」と言われているこの鳥を見かけたが写真に撮ることができなかった。 いつも上流の方から低く飛びやって来て用水溝の向こう側のセメントの上に止まり、しばらくして下流に飛んで行く。 本流と用水の合流付近に沢山の小魚がいて格好のエサ場であるがアオサギやマガモそしてカラスやトンビが時たま居るので毎日はやって来ない。 朝陽に映える背中の光沢あるコバルトブルーが目の前を横切ると一瞬幻想的な世界に引き込まれる。 百沢さん今日もカワセミとの出会いを待つそうだ。(昨日は10時頃と昼からの2回見かけたそうだ) マガモ達も上流方向からやって来て二人が佇んでいたので最初はためらっていたがやがて上がって来た。 羽根を広げ飛び上がらせてエサを与えていたがお互い牽制したりやる気がみんなに出てきたようだ。 全員足元までやって来てえさを如何にしてでも食べようとする行動が見られる。蒔いてエサを与えないので待っていてはエサが得られないと思ってか。 しかも「もうないよ〜」と言うとさっさと川へ戻って行った。 最近は、以前よりやや少なめにエサを与えているがこの事がよりコミニケーションがとれる要因になるかも。 |
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ウミネコの幼鳥 チョコレート色の羽色・淡いピンク色の嘴と脚、 嘴の先にまだ赤い班がないようだ。 |
今日北陸地方にも梅雨明け宣言があった。 梅雨明けが例年より5日位遅いそうだが今年の梅雨は、 雨量は例年並だったが日照時間は例年の半分くらいに少なく気温も2度・3度低かった。 今朝も青空が広がり明るく感じられたが 夏の太平洋高気圧の張り出しではなく北からの冷たい高気圧の影響か寒く感じた。 やや上流の水辺でマガモ達にエサを与えていた時、 用水溝のそばに一匹の野鳥がいる事に気がつく。 遠目で一瞬キッポちゃんでは…と思い胸がときめいたが 目を凝らしてみるとカモメの一種だと思われた。 私が近づいて行っても逃げなく人間に慣れているよう仕種だった。 残っていたエサを投げ蒔いてみたが感心を示さず、雑草の中の何かを啄ばむ時に 2〜3個嘴の中へ入れただけで他のエサを啄ばみに行く様子がなかった。 漁港近くではセグロカモメやウミネコの成鳥達が2〜30羽近く北に帰らず留まっており 毎朝市場へ魚を買いに来る魚屋サンから魚のアラなどを貰っているので 常願寺川の中州から早朝飛んで行く姿を見かける。 このような色の幼鳥を10羽位見かける。 北の国ではカッパエビセンが大好物と聞いたことがある。 餌付けで仲良くしようかな〜。いや自然自然に・・・。そっと・・・・・・ |
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今日7月の最終土曜日、 わが町の夏祭り水橋橋まつり″s事が町の中心を流れる白岩川近辺で花火大会やご神灯流しそして屋台納涼夜店等が開かれ多くの人出で賑わう。 橋まつりは130年近い伝統があり、県下では最も早くから花火が打ち上げられ川に流されるご神灯が川面に映え夜空を彩る花火がより一層華やかに描かれ 我がふるさとの夏の夜の風物詩となっている。 しかし天候が悪いと情緒や楽しみも半減するので数日前から天気予報が気になってくるのは私だけではない。関係者は勿論住民も・・・。 常願寺川堤から西の空を見ると斑模様に青空ができていたが、 堤から海岸線を一回りし白岩川の堤に辿り着く頃には天上部まで広く青空が広がって来てホット胸を撫で下ろした。 まだまだ安心できない。例年日中良い天気だったのにこれから花火が打ち上げられるという頃に雨が落ちてきて落胆した事が良くあり、 「水の神様のお祭りだから・・・」と関係者の嘆きとも慰めとも言える言葉がささやかれる。 マガモ達のエサやりは今日から思考を凝らして彼らの特訓しようと思う。 ただ嘴の先にエサを差し出すでは芸が無さ過ぎるし、体力や能力を使わないで良い思いをする事は、マガモ達の為にもならない。 我が家の猫にも「お座り!」とか「待て!・お預け!」とか飼い主の勝手?な躾(しつけ)らしき事を行なって与えている。 長い首を上げ嘴を差し上げた上方約30〜40cmくらいの所にエサを差し出してみた。 2〜3匹は羽根を広げバタつかせ飛び上がり啄ばんだ。一匹は着地した時にこけたので一人微笑み喜ぶ・・・単純〜ん。 お互い突っつき合い牽制し我こそは・・・とえさ採りを挑戦する。 これは良い方法だ。ジャンプで頭は勿論羽根や足の鍛錬になるかもしれない。 少しづつ高くしマガモ達のトレニングにしたい。また私の変態?道・楽の幕開けになりマガモ日記≠熨アくカモしれない。 |
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薄暗いが雨音がなく、窓のカーテンを開きさっと眺め自転車で出かけられると思い玄関を出たが 半袖から出していた腕に霧状の水滴が徐々に膨らんできて流れ落ち、自転車を諦め車で行く事にする。 大暑も過ぎぎらぎらした夏の太陽が眩しく毎日照らされている筈なのに・・・今年は例年の半分くらいの日照時間で温度も低い。 この頃、早朝の海の眺めも晩秋から初冬のような薄暗いモノトーンの世界が広がっていて肌寒いような景色だ。 いつもなら河川敷の畑には早朝から野菜作りを楽しむ数人の老人達がいるが今朝は見られなかった。 今年はやはり作物の生育が悪くなすびの味も皮が硬くあまり美味くないそうだ。 天候も良くできの良い美味しい作物を採りに行く時は楽しいが、意に反すると自然に出かける足も重く感じるのだろう。 私もマガモのメスがいないとここに来る気概も薄れてくる。メス一匹に感情を左右される様では大の男の威厳が損なわれる?ようでは・・・。 そこは移り気な小生、何時もは何となく眺めていたカモメや白サギ達、そしてセミやトンボのほうに関心が向くから持ち前の気質なのだろう。 水辺に立つ私の姿を見つけたら首を伸ばし片目で確認したらやって来るマガモ達が我が家の三匹の猫と同じ愛らしく感じ明日また来ようという気が起こる。 |
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灰色雲が空を覆い、霧雨が朝の出鼻をくじく。 富山県地方の6・7月の日照時間は例年の半分くらいで梅雨明けも1週間以上遅くなるとか。 このような憂うつな日は、車の中でカーオーディオのボリュウームをガンガン上げ身体で音楽を楽しむに限る。 特にポピュラー音楽のポールモ―リア・グランドオーケストラの軽快なリズムが心の中まで刺激してくれる。 辺り一面が霧雨に煙った景色が開ける常願寺川の堤の上ではオリーブの首飾り≠ェ流れ始めた。 あの手品やマジックショウ等でバックグランドミュージックに必ずと言って良いほど流されるあの曲だ。 マジュシャンが灰色空のカーテンを振り払って夏の明るい景色を引き出して欲しいものだ。 水辺まで車で行くが、川の中程にいた五匹のオスガモ達私の車を見つけやって来る。 時々みんなで横向いて片目でこちらを眺めている様子が判る。 それにしても益々冴えない表情になってくる。主の様に用水溝のそばにいるハグレアオサギのしょぼくれたような表情と甲乙つけがたい。 メス達も居なくなり、ヒナが帰り温かそうなファミリーが数組も集団で居るカルガモ達と仲良くできないマガモ達。 この頃ではカルガモの集団が空を飛ぶ姿が見られる。 しかし遠くまで飛べず行動範囲が少なく楽しみ度合いも小さい可愛そうなマガモ達だ。 エサを与え続ければ羽根が生え揃い遠くまで飛べるようになると思ったが、本当に残念だ。 |
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昨日の雨上がりの午後、富山市郊外にある自然の森古洞の池周遊の散策に行く。 散策と言うより今年も夏山へ行きたいので足のトレニングも兼ねて出かける。勿論後の古洞の温泉が主目的かも・・・。 上り下りと思ったより厳しく雨後の泥濘や滑りやすくなっていて予想外の大汗をかいてしまった。 しかしウグイスの鳴き声やセミの声を聞き結構楽しく歩いていたが 何よりも嬉しかったのは、2種類の蛇に出会った事だ。 アオタイショウは珍しくないが山カガシに出会った時はしばらく見とれてしまった。 周囲の緑に映えるヤマカガシの赤が印象に残りカメラを取り出すがメモリーが無くそうこうしている内に逃げ去ってしまう。 残念だったが途中出会った家族連れの男児が途中でマムシに会ったの話しに冷や汗が背筋に流れるのを感じた。 中心市内から近い所に自然豊な憩いの場所がある。夏休みの子供達には身近なバードウオッチングや自然観察できるかも・・・ 近くに富山市天文台もある。(木・金・土曜の夜は天文観測会があり星空を楽しめる。 7時30分〜9時30分まで) 今朝のマガモ達を見て特に気が付いたのは澄んだ川の中で巧みに動かし移動する脚の裏だ。 黄橙色の足の裏に白い水胞状の物が幾つもあることだ。水の中では白く膨らんで見えるがはっきり何の役目をしているか判らない。 陸を歩く時のクッションの役目をしているのかも。なぜなら人間の足の裏のタコ状に見えるから。 |
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朝からやや強い雨が降っていた。 昨日はエサ場に釣人が居てマガモ達には会えなかったので今日は車で出かけた。 堤から河川敷の大きな水溜りがあったりぬかるんでいる所を縫うようにしてに水辺までたどり着く。 近くに居そうにないのでクラクションを鳴らしてみる。 アオサギが「ガ〜ガ〜」と腹立たしそうに逃げ去ったが・・・。 やって来たやって来た。昨日は食べてないので胴体をモンローウオークのように揺すりながら慌ててやって来た。 雨足が強くなってきたので車外に出ず、ウインドウを少し開け手を差し出し蒔いてやる。 私を(大好物を)待っていてくれたのだろう奪い合う様に食べる。 エサから泥からいっしょに食べるので嘴の周りが泥だらけ、分別して食べるはずがない。 一粒でも多く食べたい一心で嘴を激しく土に嘴を突っつくが巧く口の中に入っていくものだ。 食べた後、水溜りで必ず水を飲むが、 水は人間がうがいする様に嘴を上に向けのどを通すから不思議だ。 エサを吸い上げる様に水はできないのだ。 |
釣人が・・・ | 雲の下の山裾が開く | 7月20日(日) |
曇り空だが雨が落ちてくる心配なさそうな休日、 常願寺川沖の海上や河口そして防波堤には大勢の釣人が既に釣り糸を垂れていた。 マガモにエサを与えている岸辺にも釣人が居た。黒鯉やウグイは陸からも見えるが何を釣っているのか堤の上から見ていて 判らないが下りては行かなかった。 マガモ達の姿は見えなかったが釣人の邪魔をしないで今日はエサを与えるのは止めておこう。 |
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家から約50m東側にある神社の大きな木々が昨日すっきりと剪定された。 今朝家を出る時は雲がかかり全く気が付かなかったが、 午後家の前から東の方を望むと神社の木々の間に山並みがくっきりと描き出されていた。 今まで全く見る事ができず気にもかけていなかったが、良く見ると毛勝三山の一つ猫又山だった。 青の宇奈月ダムサイトにある栃の湯の露天風呂から湖水の上にそびえて見えたあの山だ。 これから毎日天候が良ければいつでも見れると思うと身近に感じる山になった。 今朝は堤から下りて行くと用水溝の水辺にハグロとんぼが唯一匹黒い羽根を忙しそうに羽ばたかせ 目が釘付けになり遠き少年時代の夏休みを思い出していたが 岸辺のエサ場に行くと今年初めてアキアカネの乱舞に出会い感激する。。 まだ胴体の赤色薄いが山の方から帰ってくる秋頃には色鮮やかな赤い姿を見せてくれる事だろう。 下流の方から一列に並んでやって来たマガモ達、色あせてメスが居るのではと思ったが五匹の列に失望する。 カルガモの親子に餌付けを試みようと思うが・・・。 白鳥の飛来地富山市田尻池のように沢山のカモ類がやって来て野鳥の楽園に・・・常願寺川下流が。 |
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子供達にとって一学期も今日で終わり明日から楽しい夏休みが始まるのに、いつものぎらぎら照りつける夏の太陽がどこへ行ってしまったのか。 激しく鳴くセミの声も全く聞こえず、海やプールでの子供達の騒ぎも聞こえない静かな夏休み入りとなった。 今朝の川面もカルガモのファミリーばかりが目に付き相変わらずマガモ達の世界に小さな可愛いヒナの姿は見られない。 川の真中ほどにいたオス達も私の口笛で五匹そろってやって来た。 この頃ではオス同士で突付き合うと必ず小さな羽毛が落ち澄んだ水面に浮かび流れて行く。 激しく争うと数片も流れて行き、水辺の緑の葦の傍を白い羽毛が回転しながら・・・遠ざかって行く。 帰りに休耕田の雑草の中にカルガモの親子が並ん歩いていたが近くではキジのメスが首をすぼめる姿を見えたと思ったら オスのキジがメスとヒナが居ると思われるその場所から目をそらさせる為か他の休耕田の方へ飛んで行き姿を隠す。 夫々のヒナ達が羽ばたく日も近い。 |
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2年前からマガモ達に会いに行くのが私の朝の日課になっていたがもう一つ・・・。 わが町の中心を流れる巾百メートルに満たない白岩川河口近くの右岸にある弘法大師堂を訪れている。 3年以上前からマガモ達に会わない日があっても弘法はん(さん・・・でなく)に会わない日はない。雨の日も雪の日も。 些細な訳がある。 3年前の一月、2000年富山国体が秋に予定され私がソフトボールの審判委員に委嘱されていたが、 当時、片膝が痛く曲げ伸ばしが非常に困難をきたしていた。 特に球審をする時は試合のへ集中力が膝痛により疎外されるのではと大変気にかけていた。 ソコではっと気が付いたのが困った時の神頼み・・・≠ナなく『弘法はん頼み』とあいなった。 この地には弘法はん伝説があり、毎朝大勢の老若男女が近隣から祈願に訪れ崇められている。 小さい時祖母から朝飯前に仏壇の前で手を合わせ般若心経を唱えることを強いられて?いたお陰で薄ら薄らに覚えていたが 約50年ぶりに経典を見ながら何時しか思い出し、お坊さんに負けないくらい?早く読経できる様になっていた。 等身大の弘法はん像の膝を撫でるなどしている内に何時しか痛みも忘れ、 毎朝の礼拝のみが続けられ日課になってしまった。 国体のソフトボール審判が無事やり遂げる事ができたことは言うまでもない。 しかし、やはり緊張していたのであろう。 『南無大師遍照金剛』の称名を大会当日の試合前に唱え様と思ったがどうしても出て来なかった。 毎朝何度も唱えているのに度忘れするほど上がっていた様だ。 一つだけ悔やまれるケースがあったが合格点だったのがお蔭様だった。 それから今もずっと続けている。今後も続けて行く積もりだ。 今朝もマガモ達は、居なかったが口笛を吹いていると上流の方からやって来た。 今ではキッポちゃんが居なくても自ら上がって来て指先のエサを啄ばむ。 その後陸の上で私に気を許すかのごとく安らいだ表情を見せてくれる |
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執拗などんよりした雲も今朝は薄日が射すような薄い雲になり、所々に青空が顔を見せるようになって来た。 何日振りかな太陽が顔を出す明るい日差しに照らされるのは・・・。 昨日も記したが海には白波が立つ大きな波で誰が連絡したのかサーファーが波乗りを楽しんでいた。 青い空青い海と真夏の情景とは言えないが仕事前の一時を十二分に楽しんでいる姿だった。 常願寺川の中州では、今朝も小さな黒っぽい点状の生き物が多く見られるようになった。 眼を凝らして良く見るとカルガモの集団だ。 生まれて間もないヒナを連れた数組の親子達が水辺で日向ぼっこをしている様だ。 それに比べて身近なマガモ達の寂しい姿が哀れを誘う。 カルガモやキジ等自然界で生きてきた野鳥は小動物等に狙われる事無く産卵しヒナを孵すのに 家禽のマガモは自然環境に戻されても巧く孵すことができない。 人間に慣れさせた私にも大きな責任があるが、無農薬栽培と言ってヒナを利用し用が無くなったからと言って 食したり、羽根を切って自然界に放したり人間の身勝手な考えを押し付けている様だ。 |
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今朝は昨日書いたようにソフトボール審判により家を早く出なければならず、マガモ達に会う事が出来なかった。 大会会場へ行く途中常願寺川に架かる今川橋からマガモ達が居そうなエサ場を横目に見るがカルガモ達親子が十数匹が水面に見えるのみだった。 日曜日なのでえさは誰かに貰えると思うがキッポちゃんの消息だけはまだ気にかかる。 大会終了後、帰りに今川橋を渡ってから堤上道路に車を止め、クラクションを鳴らしてみる。 数回鳴らしてしばらくしてマガモ達が陸へ上がって来た。キッポちゃんは居ない。 長い首を一層伸ばし辺りを伺い私を探している様子が判ったが、エサを持って来てないので下りて行かなかった。 みんなが背伸びして羽ばたきしだして私を呼んでいるような気もするが心を鬼にしてその場を離れた。 |
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今朝もすっきりしない空模様、海からの北風強く遠くの工場の煙突からの煙が真横になびいていた。 寄せる波のざわめき聞こえる用水溝のいつもの場所に、マガモ達と一匹のアオサギが談笑するように向き合っていた。 その仲を割くように私が堤から下りて行くとマガモ達は迎えるように寄って来てくれるが、 アオサギは両脚をさよならと上下に振り「ガ〜ガ〜」と奇声を発し飛び去って行った。 今年の梅雨は、キッポちゃんに会えない寂しい私の今の気持ちと同じ灰色雲が広がり陽の光が姿を隠した日々が例年より多く感じられる。 朝霧がかかったり、水面に靄がたち込めている風景が毎朝の様に見られ、農作物の日照不足による弊害が懸念される。 明日は、私の生きがいでも有るソフトボールの審判で早朝家を出なければならず、マガモ達と会う事ができないかもしれない。 女子三部リーグ富山大会(残念ながら球審できず)が予定されているが、良い試合を運営できます様に影ながら祈って欲しいものだ。 その為に今朝は少し多めにエサを与えたのだから・・・。 |
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来春に迫った還暦同窓会の世話人としての案内状作りにてんてこ舞いのこの頃、カミサンも猫の二匹も三匹も世話する事には変わりないと思っていたが、 チョビ君∴齦Cのお陰で従来の倍以上の神経をすり減らし、夫婦二人でいらついているようだ。 お互いやり甲斐がある事、可愛いい見帰りがある事を行なっているのだが間違いや意に反する事が発声すると投げ出したくなる様だ。 私の方は他の世話人と相談しながらやっているが、我が家の猫については私は勿論娘二人は全く世話をせずエサ・食事とカミサン任せで手を出さない。 もっとも男児のチョビ君≠ノ抱っこして添い寝してもらっているからカミサンも満足?しているかも・・・。 私はマガモのメス、キッポちゃんが姿を見せずオス達のみに会いに行くには段々寝起きが悪くなってしまった。 今朝もキッポちゃんを探そうと長靴を履いて行ったが、前夜の雨粒で濡れた雑草の中を特に自分の背より高い葦の中には入り探すのは大変だった。 用水溝から下流付近を出来る限り探して見たが見つからなかった。下半身は勿論、頭もびっしょりと濡れていて本当に疲れた。 居なくなって十日位なるがこんなに長いのは初めてでオス達の様子からも何処に居るかも想像できない。まだ抱卵を信じているが・・・。 今朝も川面にのみ靄が漂っていて、海の方へなびいている。幻想的な光景に少しは心癒されるが・・・。 |
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傷跡まだ痛々しいが体調が回復し、性分の野良の血とまだ幼少による好奇心の現れか大人しいと思っていた第三の猫チョビ君≠ェ 夜でも鳴いたり騒いだりして家の中を動き回って、他の猫も含め家族全員なかなか寝付けず、今朝の私の起床は目覚めが悪く辛かった。 もっとも南風が強く蒸し暑い陽気で寝苦しくまんざらチョビ君≠フみの所為でもないようだ。 堤上から眺めると既に五匹のオス達がアオサギ一羽と陸の上の草むらで座る様にしていた。もう誰かにエサを貰い食後のくつろぎ中なのだろうか。 水辺に下りて行くと私と判り出迎えるようにやって来た。シロツメ君もいっしょになってやって来た。 最近では殆どグループのみんなと特にハゲU号君に追いかけられる事は無くなったようだ。 ただ青首の背中側にハゲU号君に噛まれ押さえ込まれたのだろう毛が抜け地肌が剥き出しになっていて痛々しい。数回で出来る傷跡ではない。 メス達の傷跡に似た、発情期の雌雄の合体の様に上から押しつぶされるのでその凄まじさが計り知れる。 メスのキッポちゃんも見えず,オス達のやや迫力にかけた風袋と態度が滲み出ているこの頃のマガモ日記だ。 |
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今年の富山県地方の梅雨入り後の日照時間が特に少ないように思う。 今朝もどんよりした曇が空一面に広がり、海や常願寺川水面には白い煙が薄く漂うように霧がかかっていた。 キッポちゃんが姿を見せなくなって1週間以上になったので上流方向の葦の中で抱卵していないか探す為に長靴を着用し口笛を鳴らしながら歩いてみた。 水辺の葦は背丈位に伸びキッポちゃんが見を護るには好条件だが、探すのには大変困難だった。 その内上流と異なり下流方向からマガモ達の鳴き声が聞こえ始めた。 出てきた場所から見ると居るとすれば用水溝より下流にいる事になるのか。 エサを食べ終えた後も下流の方へ泳いで行った。今日はもう探す時間もないので明日探す事にする。 |
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チョビの独り言【3】 | 又みんなに心配かけて | 心配かけてごめ〜ん ア〜疲れた〜 |
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昨日の夕方、ヒロ姉ちゃんの部屋に行くと、横のベランダへのドアーが開いていたので、久し振りに外気にあたり 辺りの風景を眺め楽しんでいた。 その内僕の野良の血が騒ぎ出し、隣の家に飛び上がり屋根裏に入ってしまった。真っ暗な空間をさ迷っていたが・・・。 後で判ったが、僕が2時間近く・・・(お嬢サンは、6時間だって)居なくなった事で家族の皆さんがてんやわんやの 大騒動になったらしい。 しばらくしてベランダに帰り付くとヒロ姉ちゃんが抱き上げてくれ泣き出し涙が頬を零れ落ちてきた。 どうしたのだだろう〜なぜ泣くのだろうと、思っていたが とんで来た旦那様や奥様の顔にも涙がこぼれており眼も真っ赤であった。 奥様が抱っこされていたヒロ姉ちゃんから僕をさらい捕り、押しつぶされるのではと思うくらい強く抱きしめられた。 「何処に行っとったがけよ〜。心配かけて〜」と・・・。 次に旦那様に渡され、僕の顔をひげ面で擦りつけられ擦りむけるくらい痛かった。 頭をぽかんと叩かれ、やっと僕がみんなに大変心配かけたことが理解できた。 後で奥さんと旦那様が「私が帰って来たので泣いて抱き合って喜んでいた」とヒロ姉ちゃんが教えてくれた。 ちょっと冒険し過ぎたかな〜。はんせ〜い・・・!。 |
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「う〜ん、審判帽子忘れて来た、どうしょう!」 大切な試合に審判帽子を忘れてくるとは・・・・。苦悩し冷や汗が流れ落ちる・・・その時に目を覚ました。 夢であった事に、ホット胸を撫で下ろすが首の周りには汗をじっとりかいていた。 今日は休日で、小学生のソフトボール試合の審判を担当する事になっていた。学童の試合を審判するのは始めての経験で緊張していた。 大人の試合では国体や大学生の大会等で体験しているが,まだルールや試合経験の少ない学童の試合は何が起こるか全くわからない。 大人の試合では起こり得ない事が時たま発生するらしく日毎に重苦しい重圧を感じていた。 球審を担当する。22対2の大差のつく試合では有ったが選手全員元気に最後まで一生懸命やってくれたので 大人の試合以上に大きな声で気合を入れてやり遂げる事が出来た。 やはりとんでもないケースが発生したが、試合運びに影響が無く、以後の経験にプラスになった事に違いない。 マガモ達には、試合に行く前に会って来た。キッポちゃんは居なく、オス達五匹がやって来た。 梅雨空でアルプスの山並みが見え無かったが、大きな川の岸辺に佇み辺りを見渡し深呼吸するとすがすがしい空気が体内に入り 焦る気持ちも和み落ち付いた気分になってきた。 童心に帰り?マガモ達にエサを与え野鳥の囀りを耳にし、対岸近くの浅瀬に居るアオサギや留鳥となったカモメ達と目で触れ合う楽しい一時を過ごした後、 気合を入れて会場に向かった。 |
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青い空を映した川面と緑濃い対岸の草木が鮮やかなコントラストを背景にに 久し振りに五匹揃ったオス達の記念写真が撮れた。 暑い夏が近づき、自慢のオス達の風貌も色あせてきた。 嘴の色や青緑の首も嘴の付け根や目の周りから茶色くハゲ始め、黒い三本の尾羽のカールも殆ど無くなり、 羽根全体も色あせ解れたような容姿になっている。 最後まで仲間外れになっていたシロツメ君も漸くオス達の仲間に入る事が出来、 五匹お揃いでやって来るようになった。 今だリーダーは決定していなく、ツメナシ君・ミドリッポ君・ハゲU号君の三つ巴の指導権争いが続いている。 ツメナシ君がミドリッポ君を突っつき、ミドリッポ君がハゲU号君を突っつく。 ハゲU号君は、ツメナシ君には優位なのか突っつく事が出来る。 皆相手に突っつかれると逃げ腰になるので一目置いて居る事になる。全くの三つ巴だ。 後ろの方に居るハゲT号君は、誰にも突っつかれず又誰も突っつくような事はしない。 シロツメ君は、ハゲU号君にのみエサを食べる時食べてはいけないと言う意味か排除され追いかけられる。 |
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白い雲間に真っ青な空が顔を出し広い海や常願寺川の川面も青く染めた今朝、アオサギ十数羽が対岸近くで一塊になって朝陽に照らされ青い水面に映えていた。 昨日からの強い風がまだ残り、向こう岸の葦に居るオオヨシキリやカッコウの鳴き声が大きくなったり消えたりしていた。 マガモ達もエサ場に居なく呼び続けていたが風で聞こえないのだろうと帰ろうとした時、上流方向から鳴き声が聞こえ慌ててやって来た。 今朝もキッポちゃんの姿は無く、シロツメ君が他のオス達と一緒にやって来た。 やはり始めは五匹仲良くエサを啄ばんでいたがハゲU号君のみがなぜかシロツメ君を突っつき排除しようと追いかける。 食べ終えた後,全員羽繕いを行うがなぜ水を口に含み、くちばしを横に振り水を払った後、羽元を擦る。 水のない陸ではしないが、水溜りがある時はやはり水を使い羽繕いをする。これもマガモの生態七不思議の一つだ。 キッポちゃんは又抱卵中か。いつまで産卵するのだろうか。 |
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今日1週間ぶりに病院へその後の症状の回復具合を見てもらいに行く。 僕自身は元気になったと思っているので、行く時入れられた籠の中と自動車の騒音・揺れが我慢できなかった。 僕を見るなり先生が「お前、この家族の皆さんに何かお返ししないとだめだぞ〜!」とおっしゃった。 その言葉がチクリと心に痛かったが、その後首を摘んでワクチンの注射をされたのには、とびっきり痛かった。 お腹や脚の傷も殆ど回復していて心の問題も大分良くなったがまだしばらく他の猫達といっしょにしない方が良いそうだ。 僕の方は,彼らと対面しても何も感じないのに相手達が興奮して過剰に意識しているだけだと思う。 早く仲良くしたいのに僕は・・・。 病院のお会計の窓口で看護婦さんが「ワクチンと処置料○千円頂きます!」と言うのが聞こえた。 僕も「うわ〜高い!」とぎくりとしたがお嬢さんと奥様の表情は大きな注射を打たれた様に痛そうだった。 「人間様より高くつく処置料」と言う会話が車の中でささやかれていた。 二人に合わす顔はないが、小さな籠の中で注射の痛さと衝撃に絶えているので愛想笑いも見せられない。 面目ない。ごめ〜ん・・・。 |
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夢心地で強い雨音を感じていたが朝起きる頃には聞こえず、カーテンを開け覗くと粉糠雨となっていた。 ここ数日雨量は少ないが灰色雲に覆われ、朝は霧が辺りの景色を遮っていた。 いつもマガモ達にエサを与えている常願寺川右岸の用水溝との合流地点の今朝は千客万来の感があった。 水面にマガモのオス達、小さな用水を挟んでアオサギとカッコウがお見合いをする様に向き合っていた。 まだ雨が残っていたので河川敷内の道路を通りゆっくりと近づくが、警戒心が強いアオサギは真っ先に逃げ去ったが カッコウは数メートル近づいても表情を見せてくれていたがやがて対岸の方へ飛んで行ってしまった。 四・五日葦の中でのオオヨシキリの囀りは聞かれなくなっていたがカッコウがここに居たという事は、 カッコウが近くの葦の中のオオヨシキリの巣に托卵しているのではと考えたが。 マガモ達の中にキッポちゃんの姿が無かった。この頃1日おきに姿を現している。産卵しているのかもしれないが雑草も生い茂り葦の長さも背より長く、 見つける事は難しい。元気だと思うが・・・。 オス達はえさを食べた後川に帰って行ったが、お腹も膨れキッポちゃんも居ないからか下流のほうから姿を現したシロツメ君と争う事無く 交わっていた。 何時も一緒に居る仲の良さそうなオスの仲間も、いざエサを食べる時になると三つ巴の突っつき合いを行い、互いに牽制するから不思議だ。 私のエサを持った指先で一匹が啄ばんでいると優位なオスが身体を突っつき排除し自分が啄ばみ始める。 そこで又優位な別のオスがやって来て体を突っつく。これを繰り返し目の前で回転する。 えさがなくなり帰って行く時は一緒に仲良く帰って行く。 ハゲT号君は全く蚊帳の外で他を突っつきもしない代わりに突っつかれもしない。気が向けばエサを啄ばみに来る。 そして他を気にして直ぐみんなの後ろへ下がって行く。 シロツメ君もキッポちゃんが居ない時、えさを食べ終えた頃には、やおらみんなと近づいても安全と考えているらしい。 不思議なマガモ達の相関図だ。 |
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今朝、街中を走行中はあまり感じなかったが開けた河畔の堤防上に来ると小雨に霧が伴っていて対岸の景色も見えないくらいだった。 四・五日前から朝は霧が出ている。日中は25度を越え、夏日になる日もあるが朝は冷たい空気が入り込み海や川面に霧がかかり、ひんやりしている。 マガモ達は今朝も堤防下の短く刈られた草むらで啄ばんでいた。近くにはハト数匹も同じく楽しそうに啄ばんでいた。 いつもエサを与えている用水路の近くにタマゴの欠片が落ちていた。 全く中身はなく、手にとって見るとマガモの・・・キッポちゃんのタマゴと違うような気がした。 殻の色が真っ白でやや小さい感じで、指でつぶしてみると殻の硬さもマガモと異なり硬くなく細かく壊れた。 何のタマゴか判らないがカラスが運んで来て食べたのだろうと想像した。 堤防道路脇の雑草の刈られた草むらでカラス三匹がやはり啄ばんでいる。 陸の上でマガモ達にエサを与えていると久し振りにシロツメ君が泳いで近づいて来た。 オス達四匹首を伸ばし警戒音を発し出した。まだエサやメスとの関係で仲互いしている様だ。 川へ下りて行き追いかけ出したのは、背の羽根の中に赤味が出てきたハゲU号君だった。 シロツメ君暫く泳いで逃げていたがやがて水上歩行する様に飛びだし、十数匹のカモメだ居る中州の方へ飛んで行ってしまった。 マガモのオス達やカラス・トンビに追いかけ狙われたりする為に行動半径も広くなりカモメやカルガモそしてアオサギ達の仲間に近づこうとしている様だ。 単独行動では危険が多いので身を護る為の学習能力を自然に身につけたのだろう。 |
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今朝も何となく頭が重い。布団の中で体温を測ってみると37,5度も有る。 しかし今日は私の生きがいの一つ、ソフトボールの審判が予定されていて行かなければならなく又行きたい。 風邪薬を飲み、歯を磨き顔を洗ったら気合が入ったのか審判副を着たらしゃきっとして来たから不思議だ。 球場へ行く途中マガモの居る河原を堤防上道路から眺めると居なかったのでそのまま向かう。 大会は、中学生の春季地区大会で大人の試合と異なる状況があったりで別の緊張感もありくたびれる。 球審をした時など朝、微熱があったことも忘れ汗びっしょりになり思いっきり大きな声や動きで気持ちがすっきりして試合を終えた。 人間が単純なのか家に帰り体温を計ったら36度だった。家の者も呆れるくらいだ。 その後温泉に行ったのは言うまでも無い。好きな事をしたら病も吹っ飛んで行く・・・?。 |
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今朝の起床がなぜか足が重いと思ったのは、足元のふとんの上で寝そべるメス猫の影響のみではない様だ。 二三日前からの風邪ぎみが頭だけでなく、足にも来ている様でその気になるまでテレビを見ている。 やがてスポーツニュースで巨人が阪神を降した事を目に焼き付け気持ちを入れ替え家を出る。 長島選手が現役の頃は、テレビの試合中継にくぎ付けだったが最近は勝敗はどうでも良いが、心の片隅にまだ応援しているところがあるらしい。 どんより曇った梅雨空だがまだ雨粒は無く霧状の湿り気が車のウインドーガラスに触れているような天候だった。 相変わらずオオヨシキリが葦の中にたつ3〜4m位の木の上に留まり、鮮やかな鳴き声が川面に響き渡っていた。 マガモ達にエサを与えていると橙色の足元に小さなアリの隊列が延々と伸びていてびっくりする。 長い帯状になっているが小さな無数のアリが行き交っていて何を目的に移動しているのか判らないがついつい見とれてしまう。 マガモ達の脚にはアリの刺激が感じ無いのか全く感心を示さない。 私は一匹でも触れられると大変なので早々に退散する。興味はあったが何となく背中が痒くなってくる。 風邪で昨日お風呂に入っていないのも影響あるのだが・・・。 |
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梅雨前線の影響で北陸地方も梅雨入りし、朝家を出る頃には低く垂れ下がった雲から小さな雨粒が落ちていた。 自転車で行けないほどの雨脚ではなかったが、ここニ・三日温泉の入り過ぎが祟り風邪気味により車で行く事にした。 堤上道路に出て立山連峰を望むと低く雨雲がかかっていたが なぜか山麓の大辻山の三角柱状のみがくっきりと浮かび上がっていた。 中州にはカモメ達が殆ど居なくなり、アオサギが対岸付近にポツンぽつんと佇むのみですっかり寂しくなってしまった。 ただ堤傍の緑の田圃の中に数匹のアマサギの白さが映えていた。 今朝もキッポちゃん、エサを食べた後オス達がいそいそと川へ戻っていったが唯一匹傍らに残り、 まだまだ強請るような眼差しで私をを見つめる。 近過ぎると両目で見れないので小さな片目でじっと見つめられると何かを語りかけているような錯覚に陥るから不思議だ。 エサを食べた後、間もなく白い糞をお土産において行く。 雑草の種子と共に土などをお腹に入れると黒い糞として体内から排泄され。 |
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高曇りの今朝、雲間の薄日を背に剣や毛勝三山の稜線がぼんやりと連なって現れた。 残雪も高所の谷間に細く短く描かれるのみになった。月日の経つのが早いものだ。 昨日の朝は、堤防サイドの雑草が背丈位に伸びていたが今朝はきれいに刈られ、 ハトやツグミなどが落穂を盛んに啄ばんでいて楽しそうだった。 それに引き換え、マガモのキッポちゃんの姿態や様子が見ていて痛々しい。 昨日もツメナシ君の権力の示威行為かキッポちゃんの首を噛みのし上がろうとしていたが、 キッポちゃんは振り払い逃れた。 発情期は過ぎているのでオス達の地位争いの犠牲になっているような気がする。 最近は何時も羽根の肩翼を出しっぱなしで、首の後・背中や臀部辺りに禿げた後があり、 痒いのか嘴でしょっちゅう擦っている。引っかき傷のようになっている所も見られる。 羽根も千切れが目立ち、今年はタマゴを多く生んだので人間で言う産後の肥立ちが悪いと言える。 オス達の思いやりも足りない。今やマガモ達の中の唯一匹のメスになってしまった。 食欲があり、オス達より多く食べるのだが追い付かないらしい。 何時もこの目で強請られるとついつい指先のエサをキッポちゃんに向けてしまう。 枯れた雑草のような表面の羽毛と異なり肩翼のふっくらとした異様の白さが際立つ。 いつもは身体にまとわり付くように仕舞われているので目にする事は無いが、 最近特に目に付き出した。 陸でうたた寝して居る時も肩翼は仕舞い込まれていなく、尾羽も開いていて何か病気に罹っているのではと思うほどだ。 その他の動作や仕種には異常は無いと思われるのであまり心配はしていないが。 |
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昨日の人間ドックの検診で太り過ぎで中性脂肪が沢山?付いていて運動不足ではと保健指導員に言われて・・・エ〜運動不足?あれれ。 1週間に一度のビーチボールの練習、そして毎朝のランニング・・・と言ったのに聞き返しが何時間練習?何十分のランニング?ときた。 ビーチの練習が約50分、ランニングが約7〜8分と答えたら数年前の健康記録を見てだいぶ運動量減っていますね〜。と言われてしまった。 アルコール飲む量と食事量が同じで運動量が減ってくれば体重オーバーでコレステロールが付いてきますよ〜気安く仰るが。 毎朝の散策コースを徒歩によれば良いが、一回り1時間以上かかるので今朝も自転車で家を出る。今朝は長靴を履いて。 いつもと異なり汗ばむ位に力強くペタルを漕ぎ遠くまで回ることにする。 堤の上から用水口辺りを見るとキッポちゃんを含めてマガモ達が既に居た。下りて行って愕然とする。 水辺にパン屑が山になって残っていた。食べ飽きたのか誰も啄ばむ様子がなかった。もう食べ飽きたのだろう。 近くにすずめが3羽チュンチュン鳴きながら飛びまわっている。今日は地区のゴミの収集日なのでいつものカラスはこの場所に来ていなかった。 キッポちゃんがここに居ると言う事はもう卵がないのだろうか。岸辺の雑草の中を見に行く為に長靴を履いて来た。 結果はやはり無かった。タマゴの欠片もそこには無かった。カラスの仕業に違いない。悲しい結末になってしまった。やはり私が温めてやらなければ。ならないのか 冗談では無くなってきた。良い方法を指導していただければならないか。自然環境指導員か野鳥保護指導員の皆さんに。 帰りに遠回りして来るが何種類かの野鳥と巡り合えた。早速野鳥図鑑で調べてみたがこの一時がまた楽しい。 ・ パン屑を啄ばみに来る3匹のすずめ達。 ・ 美しく着飾ったキジのオスを二匹。 ・ アオサギ達やカモメ達が浅瀬に。 飛んで居る時のアオサギの脚に可笑しささえ感じる。 ・ ムクドリがあちこちの草むらに。 ・ もずより大きく尾が体長の2〜3倍長い鳥が二羽激しく鳴いて飛ぶ。 はっきり名前が判らない。 ・ チドリが三羽海岸の波打ち際で餌を啄ばんでいた。 海岸道路を走っていて今日のような日蜃気楼が出ないかな〜と思っていたら午前中に魚津方面で見る事が出来たとニュースが伝えていた。 今年すでに7回目の蜃気楼の出現になった。 |
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今朝はいつもより早く家を出る。出かける予定があったが昨日マガモ達に会えず、何となく気にかかっていたので出かける。 夜半の雨も上がり、青空が広がってきていたが、まだ遥か山の方には雲や霞みが架かり、山並みを薄っすらと被っていた。 海の潮も引いていて川の中州には、カモメ達が食後の休息しており、時たま舞い上がり朝陽を浴び、白く輝いていた。 水辺には既にマガモのオス達が漂っていた。しかしキッポちゃんの姿はなかった。 暫く口笛で呼んでみるが出てくる気配がなく、オス達も陸へ上がって来ず下流の方へ泳いで行ってしまった。 マガモ達戻って来ないのでお腹が空いていてキッポちゃんを呼びに行った様子でない。 チュッポちゃんの事もあり心配になり、雨に濡れた雑草をかき分け下流の方へ探しに行く。 葦の中の雑草もマガモ達の姿が隠れるくらい長く伸び以前よりは見つけ難くなっていた。 岸辺のちょっと高い雑草の中にキッポちゃんの抱卵して知る姿を見付けた。私を見つけ首を伸ばした時タマゴが一個有るのが目に入った。 今年何個目になるか思い出してみると10個近くなるが殆ど同じ場所を産座にしていない事になる。 キッポちゃんが無事であった事は何よりだが、やはり卵を産み落とした場所がいつも居る一匹のカラスの採餌行動の範囲内にある。 明日・明後日と続けられるだろうかタマゴを抱く事を・・・。 私が抱卵して雛を孵せるものなら・・・と後ろ髪引かれる思い出そっと引き返して来る。 履いていたズボンや靴の中の靴下までびっしょりと濡れていた。 |
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今週の郷社の春季祭礼を迎え,早朝から除草清掃に参加した。 平素は立ち仕事により、屈みながらの草むしりは時折背伸ばししなければ続けられないきつい作業だったが きれいになった境内を見て少年の頃、毎日暗くなるまで遊んでいたシーンを走馬灯のように思い出していた。 今では境内で野球や相撲して遊んでいる子供達を見かける事はないが、私達が小さい頃自町内や近隣の町内の子供達と学校から帰ってくると三々五々集まって来た。 三角ベースの野球や地面に地図のような線を引いての肉弾戦そして相撲と境内中を遊び場にして飛びまわっていて今のような雑草など生えていた記憶がない。 石灯籠や石塀にボールを投げ一人で野球練習したり、鬼ごっこで縁の下を駆けずり回った4〜50年前を昨日のように思え一人懐かしんでいた。 しまった。昨日はマガモ日記≠ナエサをくれるお兄さんと自称していたがついつい昔を懐かしみ本当の年齢を吐露してしまった。 しかし健康で元気に毎日自然と親しめる体力と気力を授けて頂いたのは、小さい頃このお宮さんで思いっきり遊ばしてくれた賜物かもしれない。 沢山の思い出があるこの境内に多いに感謝したい。 実は今朝、マガモ達は何度呼んでも姿を見せなかったのだ。鳴き声すら聞こえない。 本流の水位が低く、霞みがぼんやりと川原を覆っていて用水からの流れ落ちる音が辺りに響き渡り私の呼ぶ口笛がマガモ達に聞こえないらしい。 残念だがマガモ達に会わずに帰ることにする。 霞みで雄大な立山連峰は勿論富山湾の周辺の景色も見えず、寂しい朝だった。用水口脇に一匹の白い鯉がいるのみだった。 堤の僅かな登り坂を腰を擦りながら上がって行った情けない格好のご老体?が一人いた。 |
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あ!エサのお兄ちゃんだ。もうお腹一杯なんだけど・・・。 さっきいつも河川敷の畑に来るおばあちゃんに珍しくパン屑を貰ったから。おばあちゃん、日の出前にもうやって来るから。 お兄ちゃんのエサは美味いし、でもお腹一杯だし・・・。毎日いただくし・・・。どうしよう・・。みんなどうする?・・・。ちょっとだけもらう〜?。 じゃ〜ちょっとだけいただく〜?。じゃ〜上がって行こう。いつもならこの上がって行く坂も軽やかなんだけど今朝は何となくきついね〜。 みんなもお兄ちゃんに笑顔を笑顔を・・・。笑顔を取り繕うのもエライネ〜。 おはよう!いただきま〜す。あ〜うまい。やっぱりお兄ちゃんが持ってくるエサ一番美味しい。あ〜あさっき一杯食べなければ良かった〜。 もうお腹に入らない、お兄ちゃんごめ〜ン。みんな帰ろう・・・。 お兄ちゃん!お詫びに良い事教えてあげる。上流に頭が黒く羽根の白い私達の仲間のようなつがいがいるよ〜。 カモメさん達と姿形が違うから判ると思うけど・・・。私達と違って人間に慣れていないから・・・逃げ足早いよ〜。 |
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昨日の強い雨風と打って変わって今朝は抜けるような青空が広がって来たが 天井川の常願寺川堤の上では車から降り、冷たい北風が海の方から吹き抜け一瞬肩をすぼめた。 高い堤の上から辺りの田園風景を眺めると田植を終えた田んぼと共に水の張られていない休耕田の多さに驚く。 美味しい米作地帯の富山平野でも減反により作付け面積が少なくなっているが大変残念な事である。ただ雑草の生えた荒地のような緑地が広がっている。 いつもの水辺にはマガモ達の姿が無く、上流に居るカモメ達の鳴き声に負けないような大きな口笛で呼び続ける。 これからが面白い。 まず下流の葦の葉陰から姿を現したのは、二匹のオスだった。はっきりと確認できるほど近くには来なかったがツメナシ君とハゲU号君だったのではと思った。 10m位近づいて私を見てか一匹が飛んで下流の方へ行った。もう一匹は泳いでだったが。どうも二匹が偵察にやって来たらしい。 暫くしてキッポちゃんが岸辺の葦の林に沿っていそいそと泳いで来る姿が見えた。5〜6m後にオス達4匹が一列に並んでやって来る姿も。 私を確認してキッポちゃんを迎えに行ったオス達。可愛いことをするマガモ達だ。 エサを食べ終え、川で水を飲んでからまた陸上がってきてへ目の前の雑草の上で日向ぼっこをし始めた。 片脚立ちで眠るオス、嘴を背中の羽根の中に刺して眠るもの等私に気を許している様子が判るくらい安心している様だ。 オスの緑青の顔の中の白いまぶたが消えて黒い眼が見えないから・・・。朝陽を浴びて本当に気持ち良さそうに眠っている。 |
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カエルの合奏と言えばのどかな音の風景に感ずるが、昨日の田んぼのそばを通った時のそれは闇夜に響き渡るような激しい音色だった。 オスのアマガエルの恋のさや当ての一世一大の桧舞台の合奏会だったのかもしれない。 雨を呼ぶ鳴き声、その影響か今朝は激しい風雨に見舞われ、大小河川の水嵩が増しいつも中州に居るカモメ達の多くは河口の砂浜で風上の北に向かって佇んでいた。 マガモ達も陸に上がり肩を寄せ合い風上に向き耐えている様子だった。キッポちゃんのみ嘴を背中の羽根の中に刺しこみ眠っていた。 強い雨風で車外に出ることも出来ず、ウインドワイパーを強にしてマガモたちの様子を見ていた。 餌を強請りに来る気配がなく、暫くして全員川へ戻って行った。 その結果、餌を欲しがらない訳が判ったような気がした。 水嵩が増し激しく流れる用水にゴミや雑草などの中にマガモの餌になる植物の種子・茎・葉そして根等が沢山流れて来ているようだ。 用水と常願寺川が合流する地点では渦巻き状に浮遊しているゴミ状の中を嘴で激しく啄ばんでいた。 今食べなければ食べれないと言うような乱舞するような食い気だった。 お腹一杯食べ,そして陸で休憩し、しばらくして又川に戻り食べるの繰り返しが想像できた。 野鳥達は食い溜めが出来ないと聞く。又食後間もなく糞をするが食べるものによって白い糞と黒っぽい糞と異なるのが面白い。 猫の餌のカリカリを食べた後は白い糞で、水中ではくもの巣を投げかけるようにする。 種子等を食べた後は黒っぽく未消化の草を含み下痢しているのかと思うが大丈夫らしい。 今朝は,全く餌を与えなかった。 |
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立夏も過ぎ、例年なら田植も済んでいるが米の品質の関係で今年は遅く植える事を奨励され、 今だ半分くらいの田圃で終わってない富山の穀倉地帯。 今朝は南からのやや強い温かい風が吹く中、常願寺川堤近くの田では田植機が陽光写す水田を行ったり来り忙しげに動いていた。 マガモ達も珍しく陸の上の草むらで肩寄せ合い和んで居る様子だった。 堤から降りてくる私の姿を見つけ迎えに来てくれた。 餌を与えていて気が付いたが、キッポちゃんの首の後ろが以前より禿げてきているのがくっきりと判るようになっていた。 このハゲは、オスに合体される時嘴で噛まれ水中に押さえられてできるハゲ傷だ。 オス間の相関図からツメナシ君とハゲU号君にやられていると思われる。 番の形成期も追え、繁殖期も過ぎようとしているが、求愛ディスプレイもなく合体するシーンが目に付き始めた矢先の、 チュッポちゃんの死でますますキッポちゃんを巡るオス達のの主導権争いが始まりによる示威行為だ。 チュッポちゃんのお相手のミドリッポ君は、大人しい方だったのでシロツメ君にも良く狙われ、死の間際は首の後ろが痛々しそうだったが キッポちゃんのそれも目立ち始めてきた。 餌を啄ばむ時も感じられるが、ツメナシ君が食べているとハゲU号君が突っつきに来て牽制し、ツメナシ君もハゲU号君が近づくと後ろに避ける。 しかしハゲU号君はミドリッポ君を一目置いているがキッポちゃんとの関係から余り体制に影響を感じてなくて、逃げる態度を殆ど見せない。 ハゲT号君は、蚊帳の外になりエサ場でも後ろの方で大人しくしているがU号君とは友情関係に有る。 よって最近は、ハゲU号君がグループ全体のリーダー的存在になってきている。 後にシロツメ君が下流方向からグループに近づいて来たが、ハゲT・U号君が早速牽制に向かった。 シロツメ君はまだ暫く,グループに溶け込む事は出来ないだろう。 いやメスがキッポちゃん一匹になってしまった事でますます一緒に仲間に入っての行動は出来ないかも。 |
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今朝は、くっきりとした立山連峰の全容が真っ青な五月の空に浮かび上がった。 放射冷却で空気が澄み切ってしかも、いつもは覆う霞みも南からの強い風で吹き払われたのだろう。 上流で食後の休息をとるカモメ達の鳴く声が河原一杯に響き渡っていたが、 マガモ達の姿はそこには無かった。 口笛吹けど強い風で下流の海の方へ流されているらしく全く姿を現す気配が無く、鳴き声さえ聞こえなかった。 心配にもなり、上流の方へ草むらを踏み分け歩いて行った。 ところが、いつものエサ場から30m位上流の雑草の中に羽根と骨の一部のみ残された鳥らしき亡骸を見つけ愕然とする。 手に取り羽根を広げ、良く見ると翼羽の中に紫羽があり、マガモのメスであることを確信した。 羽根の色からしてチュッポちゃんに違いない。チュッポちゃんだ。黒褐色の羽毛とまだ血がついた骨のみの無残な姿だったが 嘴も脚も残されていないのに悲しみを通り越し怒りさえこみ上げてきた。誰の仕業か・・・。 襲ったのは,野犬・野良猫及びイタチ・タヌキ等の小動物でカラスやトンビの餌食に合ったのだろう。 今日の未明にやられたのかもしれない。 元気でお転婆なメスで食欲もおう盛で躊躇する事無く私に近づいて来て湯葉崎の餌を啄ばんでいた。 よく唯一匹で行動する事も有り,今回の事件はそれが災いとなり悲しい結果になったと思う。 他のマガモ達を探しにさらに上流の方へ行くとオス達四匹が水辺にいた。 いつものエサ場から100m以上上流だった。 私を見つけ鳴きながらもっと上流の葦の朽ち倒れて重なっている水辺で留まった。 付近を捜すとキッポちゃんが葦の産座に首を出し座っていた。やって来たので産座を覗くとタマゴはそこに無かった。 ところが近くに卵の殻が三個分位無残に散らばっていた。四・五日間メス二匹が姿を現さない日があったが 産卵していたのだろう。 メスもとうとうキッポちゃん一匹になってしまった。産卵するが雛に孵すことも出来ず、今年も最悪の結果に終わってしまった。 その後、キッポちゃんとハゲU号君の合体が目の前で演じられたがより一層悲しさが増す。 (上の写真 産卵したがカラスに食べられ呆然と立ち尽くす?キッポちゃん。) (下の写真 ハゲU号君とキッポちゃんの合体。 判り難いが、オスの嘴の先にキッポちゃんの頭が見える。ハゲU号君の権力の示威行為と思う。) |
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今日から5月、二三日前の夏のような陽気から一転、家を出る時防寒着を羽織り自転車に乗るが、 街角を抜け風吹き抜ける河原の堤に出るとハンドル握る手が冷たく痛く感じられた今朝。 上空つき抜けるような青空が広がっていたが立山連峰は、白いベールに包まれ優しい山肌がかろうじて表現されていた。 いつもの岸辺に縄張りの主のようなアオサギのみポツンを佇んでいたが私の姿を見て逃げ去る。 鳥達は飛行する時、夫々特徴有る姿で飛ぶが、特に脚の状態が面白い。 長いサギの仲間や、中間のカモメ達そして短いカモ類では極端に異なる。 アオサギは、細く長い脚を尾羽の後部に棒状に差出すように飛行する。その直線の長い棒状が羽根の上下の反動で微妙に動く。 何時になっても私になつく事のないアオサギ君。もっとも私の餌に全く興味も示さない。 マガモ達を呼び寄せ様と口笛吹くが暫く姿を見せなかったが、 最初に現れたのは逸れマガモのシロツメ君で下流から唯一匹でやって来た。 機会がなく、私を覚えていなく警戒するかと思ったが、付近にオスガモが居ないか様子をうかがってから上がって来た。 指先の餌を激しく啄ばむ嬉しそうなシロツメ君の姿がそこにあった。久し振りかも・・・。 最近特に悪態を演じてメスを含む全員に嫌われているが下流にいるカルガモ達と近づきつつあるようだ。 暫くして急にそわそわし出したと思ったら上流方向からオス達が泳いで来る姿を見付けたのだ。 食べたいし,逃げなければとその様子が滑稽に思えてきたが、やはりお尻を振り振り陸伝いに逃げ出した。 やって来たのはオス達のみでメスの姿がなかった。キッポちゃんはこれで三日間姿を現していない。 陸へ上がって来る様子がなく、シロツメ君が上流方向へ歩いて行ったの慌てて水上飛行して四匹とも上流へ飛んで行った。 やはりメス達が上流にいると思うが卵を抱えているかどうかは判らない。心配するオス達の姿でメスが居る事は間違い無いようだ。 くメス達の様子を見ることは止めようと思う。 |
シロツメ君の勇姿? 川のオス達が気にかかる メス達を気にかけるオス達四匹 |
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昨日の初夏を思わせるような好天が一転、夜半には台風の襲来かと思う夜半の嵐となり、 なかなか眠りにつけず外が白み掛ける頃、窓を打つ雨音で目を覚ました。 風はやや弱まったが、雨が交じり出かけようとする心が挫けそうになる。 昨日居なかったメス達の様子も心配になり、意を決し車に乗る。 吹き抜ける河川堤道路に出ると、上流からの強い雨風で車のアクセルもつい強く踏みこむ。 マガモ達が上がって来る水辺まで河川敷道路を遠回りして行くが、大きな水溜りを幾つも避けてようやくたどり着く。 林立する葦の陰に真ガの姿が見え,クラクションを鳴らし私が来た事を告げる。 メス一匹とオス四匹が一列に並んで上がって来た。メスの一匹は、チュッポちゃんだった。 昨日居なかったメスニ匹の内、キッポちゃんの姿が見えなかった。しかし、ミドリッポ君を除く ツメナシ君とハゲ君達二匹が何となくそわそわして川へ下りて行き,上流方向へ行ったり来りのを繰り返している。 キッポちゃんが上流の水辺に居るのかもしれない。卵を抱いているのだろうか・・・。 最も気にかかるのは、シロツメ君の悪態である。逸れたシロツメ君がメス達を襲うのでオス達の警戒心が このような行動になって現れている。 いるいるシロツメ君が下流の葦の中でただ一匹ぽつんと・・・。 近くに逸れ仲間かアオサギが細い首の上の白い冠羽が強い風で後ろになびく姿が空しく見えた今朝の河原だった。 |
チュッポちゃん と ミドリッポ君の夫婦 警戒する ツメナシ君 キッポちゃんの 危険を感じてか 飛び立つ ツメナシ君 |
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昨日見た立山麓の雪解け水が河口近くまで流れ着いただろうか。 上流5〜60kmに今だ十数メートルの雪が積もっているこの辺りでは想像さえできなかったが、豊かな水資源となり郷土の人達に潤いを与えている事を実感する。 例年より遅く田園に水が入り、代掻き田植えと富山の美味しい米作りがようやく始まった。 今朝はメス達の姿を見る事が出来ず、オス達4匹のみがやって来た。なぜか落ち着きも無い。 タマゴを抱えているとは思えないが,オス達が上流の方を気にかけている様子が感じられた。 様子を見に行くことはしなかった。明日の様子を見てみたい。 |
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富山の公式な日の出が5時3分、僧ヶ岳の北から朝陽が顔を出すのはそれから約20分後、 私が常願寺川堤から立山連峰を望む頃はすでに陽は高く上がり、霞みが多い薄っすらとした山並みしか見る事が出来ない。 立山の室堂辺りからの眺望がきっと素晴らしいと確信し、出かける事にした。 早々に行きたいのでエサを与え帰ろうとしたが、一番貪欲にエサを啄ばんだチュッポちゃんが倒立採餌を演じてくれた。 他のカモより食べたはずだが、なお水底の餌を採餌するのだから・・・いや私にお礼の新体操を披露してくれたのかもしれない。 魚市場の近くに有る金刀比羅神社境内で「ホ〜ホケキョ」とウグイスが青空に若葉突き刺す梢で誇らしげに高鳴きしていた。 常願寺川原でのホオジロ・キジそして神社境内でのウグイスそして立山での雷鳥やツバメと 妻恋鳥達のさわやかな鳴き声が真っ青に澄み渡った空に響き渡っていた。 |
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今朝、通りすがりに白岩川河畔の桜並木が赤褐色の絨毯のようになっているのに気が付き車から下車し歩いて見る。 良く見ると、花びらが散り落ちその後、枝に留まっていたが ここ2・3日の強い雨風で落ちてしまった萼(がく)が雪のように積もっていたのだ。 蕾膨らむ桜、花咲く桜に桜月夜、舞い散る桜、そして濡れた路地の桜の額絨毯と それぞれの美しさを堪能する桜尽くしの四月だった。 街並みを抜け堤道路に出ると車が揺れるくらいの南西の強い風が吹き付けてきて、路肩に連なる大根の花が大きく波打つ。 車で岸辺まで下りて行くが、マガモのオス一匹の姿しか見えなかった。逸れ(はぐれ)マガモのシロツメ君だ。 クラクションを鳴らし続けるが他のマガモ達がやって来る気配が無く、鳴き声も聞こえない。 強い風で聞こえないとすれば風上の上流の方にいるのだろう。 久し振りに悪太郎のシロツメ君にえさを与える。 翼の羽根の先端部が他のオス達に反撃されている成果ぼろぼろになっているのが痛ましかった。 初冬の頃が最も鮮やかな出立(いでたち)でダンディーなオスガモも春から初夏になると嘴も禿げ、 首部の色も褐色が交じり色あせる。 それと共にシロツメ君がグループの中に溶け込むはずだが・・・。今年は一つのグループになれるだろうか。 |
俺がシロツメ君≠セ。悪役になってしまった。 昔はメス達にもてたのに・・・。 男前で,強いし 今は,嘴も禿げだし、 羽根もぼろぼろになり・・あ〜あ・・・・・ |
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いつもの白岩川河口近くに有る太子御堂に詣でようと車から降りると、 ハクセキレイと姿が似ているが飛び方が異なる鳥が川面をぶ飛が姿が目に入る。 目を凝らして見るとツバメだった。はじめ1羽のみだったが、やがて何処からともなく1羽が連れ添うように飛び交っていた。 我が町で見るのは今年初めてだが、10日ほど前に飛騨の街中で出会っているが、初夏の訪れを感じさせる光景だ。 マガモ日記の舞台に今朝は,釣り人が一人いたが雪解け水で濁流となっているこの場所で何を釣ろうと・・…と思ったが。 今まで釣り果ある釣り場でないので、見ていて仕種が素人くさい。釣れないだろう・・。釣れない。 マガモ達も釣り人を馬鹿にしてか、いても無視して川から上がって来た。 ところが私の後ろの方から一瞬何があったのかと思ったくらいシロツメ君が襲って来たのだ。 最近は、シロツメ君もご乱心気味で、オス達が横に居てもメスに襲いかかる。反撃にあう事を十二分に判っているのだが。 特にキッポちゃんが狙われると、オス達の仕打ちが激しく、 昨日などは、いつもはエサ場の後ろの方で遠慮深くて大人しく私に近づかないハゲT号君の奮闘が勇ましく, この時とばかり勇猛に追いかける。 その為か最近T号君,左脚を痛めているのか奇妙な歩き方をする。下級戦闘員の損な立場なのかも・・・。 狙われたのはキッポちゃんで川面に逃げ逃れたが、シロツメ君がオス達に仕返しされている時に 私の前にやって来て,指先のエサを啄ばみ始めた。何もなかったように。 メスの貪欲さに改めて関心せざるを得ない。そうでないと卵を10個も生めないとツクヅク思った。 食べなさい,食べなさい。 しばらくして、戦い終えてオス達が上がって来た。 一番力を尽くしたはずのT号君、相変わらず後ろで遠慮深そうにやって来なくて仕方なく投げ与える。 その投げたエサを求めて(奪うように)チュッポちゃんが突進して行く。呆れるばかりだ。 食べ終えた後、全員目の前で羽繕いをし始めた。 雨に濡れた事も有るが、シロツメ君との奮闘で羽根が水に浸かり整えなければならない為だろう。 水溜りの水を口に含みその後、嘴で羽根の内側を擦るもの。 頭部を奇妙にくねる様に曲げ,胴体部を擦るもの。 お尻を頭部に近づける様に曲げ、くちばしで擦るもの。 片足を後ろへ伸ばし,片羽根を広げ伸ばす片翼背伸びをするもの。 私に心を許しているのか、いろいろの仕種を目の前で演じてくれた。 うっとうしい雨模様の朝も、何となく心が癒される。ありがとう・・・。 |
チュッポちゃんの首の後ろが酷く禿げている。 キッポちゃんも少し禿げているが、チュッポちゃんほどではない。 発情期・産卵期が過ぎれば,自然に治ってくる。 いかにも痛々しい。 |
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オスが合体する時、 メスの首の後ろを 水の中へ押し付ける 様にして、後ろから 乗りかかる。 また、襲う時も首の後ろを激しく押し付ける。 その圧力の強さに驚かされる。 チュッポちゃんも少し気が強いので激しく抵抗しているのカモ?。 |
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梅雨時を思わせるようなうっとうしい雨が降り続き、中小河川はさほど増水していないが、上流を雪を戴く山を縫って流れる大きな川は、 下流近くでは、雪解け水で渦巻く濁流となり流れている。 葦の中にあったマガモ達の産座は、ほとんど水没し、多くのゴミが覆っていて見る影もない無残な状態だった。 マガモ達も流れ強い川を避け、陸の雑草の中で嘴で雨に濡れた根元の土を突付いていた。橙色の嘴の周りに黒い粒粒が並んで付いていた。 強い雨により傘を射しエサを与えるがみんな怖がらず指先まで啄ばみに来るが エサを巡る突っつきあいでオス達の三つ巴の力関係が目の前で繰り広げられる。詳細は後日に回して・・・。 とんでもない事が発生した。 エサを食べ終え、近くの雑草の中にいた時,突然シロツメ君がキッポちゃんに襲ってきた。私も不意を付かれたがオス達も一瞬何が起きたか判らなかったようだ。 川に飛んで逃げるキッポちゃんを追いかけるシロツメ君、我に返り二匹を追って行くオス達。 その時、押さえつけられていたキッポちゃん、水中に潜って逃れた。それからのオス達の反撃がすさまじかった。
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夜半、家の前の電線を唸らせた強い風も優しい風に変わり、粉ぬか雨が降っていたがペタルを漕いで行く。 堤防上道路に出るとペタルが重くなり、雨粒が顔を打ち出した。南風により痛さは感じられなかった。 風のお陰か高曇りながら濃紺の岩肌そして障子戸の裏から電灯が照らされた様に雪面が白く輝いた僧ヶ岳そして毛勝三山の稜線が映えていたが・・・。 剣岳や立山の頂上辺りから白い煙のような雲が見る見るうちに垂れ下がり覆って来た。南の方からやや強い雨を運んで来たようだ。 いつもの岸辺にチュッポちゃんのみ上がっていて微笑む様に私を出迎えてくれた。 オス達は、川にいて葦の中に居るであろう抱卵中のキッポちゃんに私が来たことを告げるような鳴き声を上げていた。 陸から回って昨日キッポちゃんが入って行った水辺の葦の中を覗いて見た。 やはり居た。卵は見えないが目を開き座っていた。近くには数ヶ所のタマゴの無い産座が残されている。 そっとその場を離れるがここもまた悲しい結果が目に見えている。 メスの羽色に似て濃褐色のススキの枯れた根元だが身を隠すほどの茂みも無く、またカラスが侵入しにくい混んだ雑木もない。 エサ場に回ってもキッポちゃんは最後まで姿を見せなかった。オス達もキッポちゃんが来ないと感じ、エサを食べに上がって来た。 相変わらずハゲT号君が近くに来れないでいる。指先からエサを啄ばむ事はしばらくしていない。仕方なく投げて与える。 それを奪いに走るのが貪欲なチュッポちゃんだ。 午後、暇を見つけキッポちゃんがいた水辺の産座で抱卵しているか見に行くがいなかった。勿論卵も既に無かった。 堤横の雑草の中に全員と何も無かったように雨に打たれていた。少しばかりのエサを与えてしまった。 |
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今朝は、数日降り続いた雨もようやく上がり,西の空から次第に雲間から青空が広がって来た。 堤の上をペタルを漕いで行くと頬に触れる風が冷たく痛い。数日前の初夏の暑さから花冷えに戻ったような感じだ。(今年は花冷えの日が有っただろうか) 河川敷の草むらにキジのオスが鳴いていた。写真に撮ろうとそっと向かって行く。気が付いたのかしばらく雑草に隠れる様に身を屈めていたが 危険を感じたのか足早に枯れたススキの茂みに逃げたが、さらに近づくと飛んで逃げられ写すタイミングを失った。 いつもの岸辺に着くと、まだ水嵩多い川の対岸から今年初めてウグイス≠フ鳴き声が聞こえた。 まだ「ホ〜ホケキョ」となっていないが雨上がりのさわやかな日和に花を添えてくれているようで心も和む。 私の姿を見付けたチュッポちゃんが真っ先に上がって来てくれた。チュッポちゃん昨日生んだタマゴをカラスにやられ、今朝は生んだ様子が見られない。 しばらくしてオス四匹が上がって来たが、エサを啄ばむ事なく、再び上流方向へ戻って行った。 すると葦の中からキッポちゃんが出て来てこちらの方へ向かって来た。オス四匹がキッポちゃんを「ごはんだよ〜」と迎えに行ってことになる。 キッポちゃんがタマゴを生んだのか、陸から回って見に行くと、昨日あった場所と異なる場所に産座と判る巣の中にはタマゴはなかった。 後でいつも堤防道路をランニングしている男の人に「今朝、カラスがタマゴを咥えて向こうの方へ飛んで行った」と教えてくれた。 そこにはもうカラスの姿はなかった。今朝もやられてしまったのか切ない気持ちに陥る。 食べ終えた後、上流からカルカモの小さな集団が流れに乗って20mくらい先を下る。それを見付けたツメナシ君唯一匹飛んで行き攻撃しだした。 一匹逃げる次に他を襲う。オスを攻撃しているのか、メスを襲っているのか判らないが4〜5匹狙って暫くし何もなかったように飛んで帰って来た。 気が付くとキッポちゃん今度は,先ほどと異なる岸辺の葦の中で見を屈めている。 と言う事は、先ほど男の人が見たカラスが咥えて行ったのは、チュッポちゃんが生んだタマゴでキッポちゃんは先ほどから生もうとしていたのかもしれない。 これまた、カラスに狙われやすい場所だが・・・。 |
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三日続きの長雨で常願寺川に濁流が川幅一杯にながれ、河口では寄せる波と激しくぶつかりゴ〜と音を響かせていた。 マガモ達は、濁った流れに逆らう様に葦の葉陰にいたが、オス4匹でメスの姿が見えなかった。 オス達、エサを与える場所前まで来るが上がってくる気配がなく、再び上流の方へ帰りしばらくしてメスニ匹をを連れてやって来た。 食事だと知らせに行ったのだろうか。 二匹とも葦の中からやって来た様なので、もしやと思いそっと近づいて行った。 やはり有った。タマゴが・・・。しかもメスニ匹ともタマゴを生んだのだ。今年もう数えて何個目になるだろう・・・。 水嵩を増している水辺から僅か数十センチの所だ。しかもタマゴを保護する雑草や枯れたススキもほとんどないに等しい。 いかん・・・・。いつものカラスが既に木の上で見ている。最悪の環境の中での産卵だ。 デジカメで追って見た。 |
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今朝は、家を出る頃小さな雨だったのに天井川の堤の上に着く頃大粒の雨と風に見舞われてしまった。 堤から河川敷の舗装されていない道を岸辺まで車で行く。 黒い傘さしエサ場に行くのは今年初めてと思うが、マガモ達は私の傘さす姿を見つけ臆する事無くグループ全員近づいて来てくれた。 ところがマガモ達にエサを与えていたら一匹のカラスが・・・いつも居るあの悪賢い・・・ 魚を咥えて来てマガモ達の後ろの方でお腹を突っつき食べ始めた。 近づいて見に行くと、近くの木の梢に飛び去りこちらを注視している。 2〜30cmのフナで、目とお腹を食い千切られすでに息絶えていた。 カラスが川に泳ぐフナを捕獲することは難しいと思われるので、きっとアオサギが捕ったのを横取りして来て この場所へ運んで来たに違いない。 再びマガモ達にエサを与えようとその場を離れると直ちに木から下りて来てフナを突付き出した。 お腹の内臓部分を重点的に食い千切っている。そうこうしている内にもう一匹カラスがやって来た。 空中で牽制しあっているが奪い合いの戦いをしている様に見えない。じゃれ有っているように見える。 やがて一匹が諦めたのかそれとも譲ったのか、堤横の水門の上で様子を見ている。 番同士にも見えるが。 マガモ達はカラスに我関せずと私の指先のエサを啄ばむのみだ。自分達の最も大切な卵を奪い取る悪い奴と感じていない様子がいじらしい。 |
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昨日、満月がまだ剣岳辺りに隠れているころ、 常願寺川扇状地の要付近の丘陵地に有るよしみね湯〜ランド≠フ自然石露天風呂に浸かり夜空を眺めると、 頭上には北斗七星が鮮やかに見え北極星を捜し求める事ができたが、 10時ころの方位にきらきらと微動して輝く一際目立つ星に出会った。(星の名前は何か知りたいが・・・。) 一夜開けて今朝は、高曇りで朝陽ガ遮られ霞みも映えず、濃淡鮮やかな立山連峰の山姿が浮かび上がっていた。 エサ場近くの堤防上道路の横に有る用水の赤い水門の上に一匹のカラスが川原の方を向いてとまっていた。 とっさに嫌な予感がした。まさかチュッポちゃんが生んだであろう卵がやられていないかと・・・。 下流にいたマガモ達が私の姿を見つけエサ場に近づきつつあったが、 昨日確認したチュッポちゃんのが屈んでいた葦の中の産座に向かった。 河川敷の草むらを通り、岸辺に生える雑木の枝を払い避けるようにして昨日見た産座を覗き見た。 胴体で押し付けてできた丸い土の巣の中には卵は無かった。しかも直ぐ横には卵の殻の破片が無残にも残されたいた。 中身の黄味などは全く無く、きれいに食べられていた。カラスの仕業に違いない。 想像するに、陸の上の方からは、蔓延る木の枝で近づく事は出来ないが水辺の方から歩いて茂みに入りこんだのに違いない。 咥えて飛び上がることが出来ないのでこの場所で食べたのだろう。全くカラスの頭の良さに感心させられる。 今年も雛の誕生は見られないようだ。川原に居るカルガモやキジのように自然の習性が身に着いていない家禽の悲しさなのだろう。 人間の身勝手さにツクヅク心が痛む。 エサ場に上がって何も無かった様に無心に指先のエサを啄ばむチュッポちゃんに,与えるエサの量もつい多くなってしまった。 |
僕がツメナシ君≠ナす。 なぜか右脚の左の指にツメがありません。 キッポちゃんの旦那で実力者だったのに, 最近ハゲU号君がのしあがってきて その地位を脅かされています。 |
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私が、はぐれマガモのシロツメ君≠ナある。 なぜか両脚の外側のツメが白い。 翼の羽毛が色白 脚の色も鮮やかな橙黄色 黒い尾羽のカールも円周で2本も オス達の中で一番カッコイイでしょう。 メス達にもてる筈なのに・・・ 悪いことをするから嫌われる。 |
昨日の県内は、日中フェーン現象の影響で28度を超える夏日となった。 桜吹雪だった昨日の朝の白岩河畔が、今朝はもう緑の若葉がピンクの花びらより目立つようになっていた桜並木。 橋詰から見る富山湾も波もなく穏やかな鏡のような海面に青空が写り、周囲の海岸の景色が墨絵の様に描かれていた。 いつものエサ場にマガモ達の姿がなく、対岸の首を縮め貧相?に佇む数匹のアオサギの姿がやけに目に付く。 マガモ達の鳴き声も聞こえないので口笛吹いて呼んでみると暫くして下流から一匹のオスガモが姿を現した。 逸れ(はぐれ)マガモのシロツメ君だろう。グループが居ないので安心して陸まで上がって来た。 エサを与えていると上流の方からグループの鳴き声が聞こえ、途端にそわそわして落ち付かなくなった。 食べたいし、怖いし・・・ やはり陸をパタパタ音を発て遠回りして川の方へ逃げ去った。 チュッポちゃんがいない。 キッポちゃんがオス4匹を引き連れやって来たが、エサ場に陸へ上がって来たのは、 キッポちゃんのみでオス達は、またいそいそと上流方向へ戻っていった。 悪役シロツメ君がチュッポちゃんが居そうな方へ向かって行ったので身の危険を感じ全員で警護に向かったのだ。 キッポちゃんをエサ場において、オス達が向かった上流水辺の葦の中を覗いて見るとやはり居た。 チュッポちゃんがうずくまる様にしていた。その場所は雑木がはびこり、 またい雑草が生い茂りカラスには判り難そうな所に有り安心する。 そっとエサ場に帰りキッポちゃんに与えているとオス達と一緒にチュッポちゃんもやって来た。 オス達が私がエサ場に着たので食欲おう盛で女傑なチュッポちゃんの為に迎えに行ったような事になった。 食べ終え、シロツメ君以外が私の目の前で温かい日差しを浴びて和み始めた。 |
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わが町水橋は、富山市の東の外れに位置する人口2万足らずの小さな町だが、 町の中心を流れる白岩川は、富山県名所百選にも選ばれた風光明媚な地域であった。 特に四月の桜の花の咲く頃は、町の中心に架かる東西橋から上流両岸河畔の桜、 特に右岸桜並木の上に立山連峰が描かれる頃は町民の憩いの場所だった。 しかし最近は、河川改修やモーターリゼーションの影響で伐採されたり枯れたり老木となり、 また市町村合併により公園等管理者の目が 行き届かなくなり、現在はその当時の面影が僅かに 残るのみになってしまった。 東西橋東詰河畔の道路が、岸辺の桜と隣接する水神社の桜に両方から覆われ 2〜30mの区間が文字通り桜のトンネルになった。 昨夜の夜桜見物は、満開もやや過ぎていたが、真ん丸月からの明かりが花の間から漏れてきて 感傷に浸る事ができた。 一夜開けて今朝の桜並木は、温かい南風により桜吹雪きとなり道路が薄紫色の鮮やかな絨毯のようになっていた。 残念ながら立山連峰は春霞みの中にぼんやりと描かれているのみだったが、 橋から見る川面に桜と薄日がきらきら反射する光景を見て心が癒されしばし佇む。 久し振りに常願寺川の雪解け水流れ多い川面の僅かに残った数カ所の中州にカモメ達が所狭しとまどろんでいた。 エサ場近い水辺の住民一匹のアオサギ(私の姿を見ると逃げ去る)とハクセキレイ、 そしてコバルトブルー鮮やかなカワセミが 姿を見せマガモ、カワウそしてキジのつんざくような鳴き声と春爛漫の朝を満喫する事ができた。 エサを食べ終えた後、陸の草の上で肩寄せ合う様にして身を沈め、 嘴を背中の羽毛の中に射しこみまぶたを閉じる。 私に心を許しているのか安心したような眼を時々開け又閉じる。 人間のうたた寝の様に時々首が垂れ下がりふと上がる様子を見て愛玩動物の様に身近に感ぜずに居られない。 |
私がチュッポちゃんで〜す。 色黒が悩み。 ちょっと,、気が強いのが・・・ オス達には一目置かれている。 後ろに居るでしょ、右が気弱な旦那? あ〜まだタマゴがお腹にあるみたい |
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今年も常願寺川河口に架かる今川橋東詰めの電柱の上にホオジロがやって来た。 まだ上手に鳴く事が出来ないのか「チィ・チィ」とさえずっているのみだった。 堤際の草むらではキジの番がエサを求めて忙しく動き回っていた。 いよいよ春本番の到来だ。 エサ場に着くと私の姿を見付けたのか下流の方から一列に並んでやって来るマガモ達。 気にかけていたチュッポちゃんも姿を現した。抱卵中ではなかったのだろうか。 ところで妙な関係に気がつく。 エサをやる私の一番手前にメスに2匹が居て、その後ろにハゲU号君とツメナシ君がいるが ツメナシ君にエサを差し出し与えているとハゲU号君がツメナシ君の首の辺りを突っつくのだ。 今までの力関係では信じられない光景だった。 2・3日前に上下関係を確認し記載したが既に変化が起きている。 彼らを見間違う事はない。夫々の特徴が今だ変わらないので識別は可能だ。 やはりメスとの愛情関係により、オス間の上下関係が1夜にてもひっくり変わるのだろうか。 メス2匹にオス4匹の相関図だが間隙を狙うシロツメ君の存在が不気味だ。 いつも5〜6M位離れた所で様子を見ていて、みんなと近づかず離れずで何となく気にかけている様子ガ判る。 仲間に入りたいのだろう。 自己紹介 私の名前は、キッッポちゃんで〜す。嘴の色が明るく黒い部分が少ないから名つけられました。 色白でおしとやかでオス達にもてるのよ〜。 真正面から見る事が出来ないから片目でじっと見つめているの〜。 何時も悪いことするシロツメ君(右上)を2匹のオスさん(ハゲT・U号君)が追い払っています。 雪解け水で増水している川面に青空が写っていますが、白いカモメサン達は今朝は一匹も来ていません。 青空を写した川面に朝日が照らされたカモメサンたちの白い胴体が映し出されると凄くきれいです。 もっとエサをくれないかな〜。でもこれ以上太りたくないし・・・。 |
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遠くに見えるはずの山や海が広く霞みに覆われ、柔らかい春の日差しが堤に咲く沢山の白い大根の花に浴びせられていた。 今朝も川面にカモメ達の姿を見ることは出来なかったが、小川との合流付近に今年初めて大きな色鯉が姿を見せた。 前日の雨でやや濁った川水だったが 真っ白が一匹・朱色が一匹そして人面魚風の黒と金色模様の3匹がのどかに泳いでいた。 大きな川に自然がままにのんびり優雅に動く大きな色鯉に何時も見飽きるほど?見ているマガモとは趣が異なる。 チュッポちゃんが全く姿を見せなかった。昨日は産卵時のあの奇声を発し、 水辺の枯れススキの根元を右往左往していたので気になっていた。 いつもカラスが居る水辺の木に今朝は11匹のトンビが留まり、何かしらマガモ達の方を見下ろしている様子だった。 なぜこのように沢山のトンビが居るのか判らない。私が近づいて行くと一斉に飛んで逃げ、他の木へ移って行った。 チュッポちゃんが姿を現さないことに関係があるのだろうかちょっと心配だ。 しかし口笛吹いて呼び寄せる事は、もし抱卵中だとトンビに悟られると思いしなかった。 |
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灰色雲から小粒の雨が落ちていた今朝、白岩川河畔の満開の桜がみずみずしく鮮やかな姿を水面に写していた。 常願寺川の水嵩も増え、カモメの姿が殆ど見えず、海岸のテトラポットの上で休んでいる事だろう。 堤防上からエサ場を見ると何か騒々しい。下流にいたオスが水上すれすれに飛んで上流に次々と向かう。 丁度水辺の木の陰で見えなかったが,メスを襲ったシロツメ君の敵討ちに急襲し、懲らしめているオス達の姿を想像された。 しばらくして水面を羽根でバタツカセ逃げるシロツメ君と追いかける2匹のオス達のバトルがエサ場前で繰り広げられた。 武闘派の2匹はハゲT号君・U号君で最後まで追激する損な役で 最も闘争心があり、エサ場でも他のオスを突付いて排除しようとする最高実力者にツメナシ君が上り詰めている。 ミドリッポ君は、あまり戦闘?には加わらないがハゲ君達を突付いて牽制しているところを見ると地位が上のようだ。 去って行ったシロツメ君を見てメス2匹を中に6匹が上がって来た。 上がって来てもチュッポちゃんが盛んに鳴いていた。あの卵を生む前の奇声に感じられた。 食べ終えてやはりエサ場前の葦の中に入って行ったが水かさが増していて、またゴミが沢山浮かんでいたりして探し回っていた。 ミドリッポ君が上の方でじっと心配そうに見ている。 やがてこの場所ではだめだと思ったのか川面に下り上流方向へ泳いで行った。 後を追うようにミドリッポ君がついて行ったが何時もの卵狙いの悪党カラスがいる木の方だ。 産卵するメスにとって外敵のカラスのみならず仲間であったシロツメ君の襲撃が今では最も障害になってしまった。 オス達の姿を横目に回り込むようにメス達を襲うのだからカラスより悪玉だ。 |
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今朝堤から東の方を眺めると僧ヶ岳が一瞬灯篭に描かれた山のような感覚に陥る。 頂上付近の雪の面が雲を透かした薄日で明るく映え、反面岩肌が濃紺でくっきりと描き出され昨日より一層鮮明に浮かび上がった。 間もなく南の方から雨雲が垂れ下がって来て隠れてしまった。 反対に西の方を眺めると二上山や遥か加越の山々が視界に中に鮮やかに飛び込んできた。 昨夜来の強い雨風により水蒸気や塵が南風により海の方へ掃き出されたのだろう。 マガモ達は、小川から流れる枯草の屑の中を盛んに啄ばんでいた。その間に昨日キッポちゃんが居た産座を見に行く。 やはりもうそこには卵は無かった。カモの身体位の丸い地肌の回りに刈れた葉や枝で丸く囲まれ一目で巣だと判る状態だった。 今の時期まだ巣を隠すだけの雑草が生い茂っていなく、如何に保護色のメスでも天上のカラスには一目瞭然だと思う。悲しい習性かな。 エサ場に現れたのは、キッポちゃんとオス達でチュッポちゃんの姿が見えなかった。何時もはエサ場近くの葦の中に卵を生むのにその場所にいなかった。 何時もメスを襲う悪役シロツメ君が下流の方に居るのでチュッポちゃんは上流方向に居るに違いない。 ミドリッポ君も盛んに気にかけている様だがシロツメ君が上流の方へ向かっていないので威嚇する気配が無くエサを啄ばんでいる。 安全の為早めにエサを与え全員川へ帰す。小川との合流付近で盛んに草の実などを啄ばむキッポちゃんの姿を見るといじらしくなる。 中州に居る沢山のカモメが強い風に乱舞する光景が気落ちした私の心を癒してくれているように思う。 特に羽根をバタつかせなくとも風上に水平に飛んで行く姿に奇異に感じ目が注がれ感心する。 |
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高い雲が朝陽を遮り、春の霞みも南風で払われ、険しい稜線と穏やかな雪面のコントラストが鮮やかな立山連峰が描かれていた。 白岩川河畔の桜も満開となり、立山連峰のパノラマを背景に、わが町の絵になる風景の一つである。 常願寺川河口の砂浜で沢山のカモメ達が嘴で盛んに羽繕いをしているのんびりしたシーンが目に飛び込む。 オスのマガモ達が下流の方へ泳いで行く姿を見ていたが呼び寄せず、気になるキッポちゃんの産座を見に行く。 羽色が辺りの枯れたススキの茂みと識別が困難でぐっと睨んだところにメスの小さな可愛い目と合い、 しまった!と思ったが出てくる気配が無く安堵する。 そっとその場を離れ、エサ場に近づくとオス達が上がって来てくれた。そこにはチュッポちゃんの姿は無かったが、 メスニ匹が産卵か抱卵の最中なのだろうか。そうあってほしい・・・。早々にエサ場を去ることにする。 帰り何時もの海岸の堤を通るがハンドルの上の遥か先には 淡い春の光に照らされた僧ヶ岳の雪面だったり、少し向きを変え毛勝岳の雪の頂だったりで気持ち良さに、つい鼻歌が口に出る。 左手の穏やかな海には空とつながり、数隻の貨物船が空中に浮かんでいるようなのどかな春の海がそこに広がっていた。 上市川では昨日居なかったヒドリガモが数十羽いたが殆ど番いなのかメスとオスが肩を寄せ合っているような微笑ましい光景が合った。 何となくほっとする嬉しい朝。 |
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雲一つ無い抜けるような青空、久し振りに日の出前の鮮やかな稜線が描き出された北アルプスのパノラマを見る事が出来た。 毛勝岳から北の方の朝日岳上空が青空から刻一刻茜色に変化する頃、大日岳や薬師岳の北側雪面も茜色に染まり輝き始めた。。 冬至の頃は、別山辺りからの日の出も剣岳・毛勝岳と駆け足で北上し、今朝では僧ヶ岳も通り越しさらに北の烏帽子岳付近から顔を見せた。 まだ水かさ多い川面には、沢山のカモメが川幅一杯に広がり流れに身をまかせ、下流にかかる今川橋辺りに近づくと飛び立ち 水面すれすれに白い胴体を朝陽できらきらさせて上流の方へ飛んで行く光景を楽しく眺めていた。 エサ場近くに佇む私を見つけ上流方向からマガモ達5匹がやって来た。メス一匹はチュッポちゃんだった。 エサをやり終え川へ下りて行ったのでキッポちゃんの居そうな上流の水辺の葦の中を覗くと屈み抱卵している様子だったのでそっと引き返す。 ところが帰ろうと堤を上り振り返るとエサ場近くの水辺から一匹のカラスが何か白いものを咥え、堤防を越え村の森の方へ飛んで行った。 いつもチュッポちゃんが産卵している場所なので気になり見に行くと産座らしく、回りにススキの小枝や葉っぱで囲まれていた。 今まで卵が無造作に生みつけられていたのと異なり、巣らしくなっていたのに驚いた。 今年はもう何個産卵したことになるのだろう。それにしてもキッポちゃんの抱卵を期待したいが。 上市川河口によってヒドリカモの様子を見に行くと水辺で唯一匹ポツンと立っているのみだった。 他のヒドリカモ達はどうしたのだろう。打ち寄せる波は高く、テトラポットに当って砕ける波も朝日で光っていた。・・・。 |
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桜の蕾も膨らみ始め、春爛漫と思いきや雷鳴がとどろき強い雨風で満開の時期を待たず、散り始めた名所もあるそうだ。 何時もは雪消し水の澄んだ川の中を小魚が泳ぐ姿を見る事ができたが,今朝の常願寺川は雪解け水で濁り,水嵩が増していた。 昨日チュッポちゃんが葦の中で屈み産卵すのかと思っていた水辺は川水が覆い、流れ付くゴミの山となっていた。 エサ場にマガモの姿が無く、口笛で呼んでみる。 暫くして下流の方から唯一匹でやって来たのは、シロツメ君だ。 久し振りにエサを差し出すと嬉しそうに指をも,啄ばむ勢いで食べ始めた。そうこうしている内に同じ下流の方から 6匹が一列になって泳いでくる姿が見え、20m位近づいて来た時シロツメ君も察知し、慌てだし落ち付きが無くなり始めた。 水辺から上がり始めた頃には早々に尻を振り振り川原を逃げ始めていた。ハゲ君が暫く追いかけ戻ってきた。 護衛・戦闘役はハゲ君達だがエサ場では一番後ろで遠慮してかなかなか指先に近づいて来ない。来れないのか。 大抵投げて与えなければ。ならない。メスニ匹は、一番前で与え過ぎになるので振り分ける様に与えねばならない。 食べ終え今度はキッポちゃんが上流の葦の中へ座る。数日前に産卵した場所だ。 ツメナシ君が近くの水面でうろうろしている様子が見えた。まだ産卵するのだろうか。もうすでに最初から1ヶ月近く経つのに。 近づくのは止めよう。 |
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町の中はさほどに感じなったが、開けた堤防上を自転車を漕いでも漕いでも前へ進まないほどの強い南風。 喘ぎながらエサ場に着くの堤に着くとカモメ達数百羽だろうか一斉に飛び上がった。 曇った灰色空に強い風を楽しむかのように水面を水平飛行するカモメ達、 高い空を旋回するカモメ達、上昇下降するカモメ達その雄大な光景に心打たれる。 ちょっと思ったのだが カモメ達が一斉に飛び立つのは、吹く風と関係が有るのではと思う。 カモメはカワウと同じ、風上に向かって佇んでいて飛びあがるときは同一方向へ飛び上がるようだ。 風向が変わったら向いている方向を変えなくては行けない。 風の無いときは向いている方向は一定ではない。以上観察で感じたのだが・・・。 今日のチュッポちゃんの動きが変だ。 エサを食べ終えた後、鳴き声が唯一匹変で、水辺の葦の中を何かを探しているような産卵時のような動きだ。 枯れススキの葉や小枝そして茎の屑が散らばる葦の中で座っている様子だ。まさか卵を生むのでは。 私の位置から前5〜6m位により長居して産卵の邪魔にならない様にそっと帰って来た。 明日卵があるかどうか楽しみだが・・・。 |
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春霞みで朝陽がぼんやりと透かしていた今朝、立山連邦北から南に連なる山並を一本の薄い水墨で優しく描かれていた。 風も無くのどかな常願寺川原だった。キジのつんざくような鳴き声が近くで聞こえた。 堤の斜面も何時に間にか緑の雑草が巾を効かせ、ムクドリの番がエサ場近くの短い雑草中を啄ばんでいた。 毎日見る水鳥だけでなく、いろいろな野鳥が姿を現す楽しい季節になって来た。 マガモ達も私の姿を見付けると呼ばなくても上がって来てくれる。 屈む足元の一番前にメス2匹でオス達は啄ばみ続けるメスを突付いて排除しようとしない。 控えめに後ろにいるハゲ君達にえさを差し出すとメス達が奪いに来てくちばしを向けて来て ツメナシ君は、ハゲ君達の首を突付いて「あっちへ入行け」と言わんばかりの排除にかかる。 メスに対する愛情表現なのか、それとも凄まじいメスの食い気にあっけにとられている故なのか。 食べ終えた後,今朝も若緑の原っぱで優しい光を浴びてうたた寝を。 オスが嘴を背中の羽の中に射しこんで眠る姿が又嬉しい。 まぶたの白さが陽光により様々な色に変わる首の色の中で一際光る光景は可愛い。 黒い首、濃紺の首、深緑の首、朝陽に照らされ若草首に、紫首に・・・。オスの首の色は全員同じ色で美しい。 |
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昨日1日降っていた雨も上がり,春の青空が広がって来た今朝、 東方のまだ山を覆っている雨雲の上から朝日が射し始めた頃、マガモのいる傍の枯れたススキに 一際鮮やかなカワセミの背中の光沢の有るコバルトブルーが目に飛び込んだ。 飛び去る時の雪時水の川面に映える光景に今年も会えたことに大きな感動を覚えた。 マガモ達がエサを食べ終え、川に戻り全員水を飲んで暫くして又上がって来た。 そして目の前のまだ生え揃わない雑草の上でうつろうつろ仕出した。 脚を曲げ身体を下ろし、嘴を背中の羽根の中に仕舞い目を瞑る。 6匹とも同じ形で眠り始める。オスの黒緑色の頭の中に白いまぶたが鮮やかに見える。 のどかな光景に暫く私も浸っていたがそっとその場を後にする。 |
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桜の便りが聞かれるこの頃、わが町の桜の名所は・・・。 わが町の中心部を流れる白岩川の両岸堤の桜並木は県下でも有数の名所だったが、 最近は河川改修や老木による伐採で十数本残すのみとなってしまった。 冷たい雨が降っていた今朝、東西橋詰めから見る桜並木は、つぼみの先がやや膨らんでいて 淡いピンクがちょっと顔を出し始めたなと言う程度の開花だった。 今朝は何時もより早く家を出たので珍しい光景を目にする事が出来た。 白岩川左岸コンクリート堤でセグロカモメが生きている川カニを今まさに食べ様としているところだった。 以前この日記で書いた事があるが、両岸堤に川カニの足の残骸…食べ残しを良く見かけた。 だれの仕業かと思っていたが今朝のシーンを見て少し理解できるようになった。 夜間河口近くの防波堤下部に上がっている川カニを夜が明けカモメが咥え、みんなと離れた所で唯一匹食べるのだと。 しばらく見ていると・・・ 生きているカニの足を咥え盛んに振って裏返しにしている。何度も何度も振るとカニが失神するのか やがてカニのハサミも動かさなくなりお腹を上に向けたまま動かなくなった。 そして腹の部分を突っつき食べ始めた。やはりカニの手よりも腹の部分が好きな様で手の残骸が残っているわけが理解できた。 エサ場横の用水を挟んだ両岸に二組のマガモの番らしきを見ておやっ!と思って近づくと、 高く飛んで対岸方向へ飛んで行った。形の大きさや飛び上がり方から見て飛来のマガモだと思った。 冷たい北風吹く雨の中を口笛で呼んでいると下流の方からメス2匹きを含む6匹が水辺の葦に沿ってやって来た。 エサを食べ終えてじっと佇むオス達を尻目にメス2匹が盛んに近くの葦の中を歩き回っている。 産卵しようとしている様子でなく、自分が産み落とした卵を探しているような感じが私に伝わって来た。 無情にもその卵を食べてしまった犯人は?・・・私だからである。 |
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河口近くに架かる今川橋右岸橋詰から四方を見渡すと今朝も春霞みに覆われていた。 富山の平野を囲む山々は勿論、富山の西北の海を囲む能登の山も霞みの中で見えず、 水平線辺りの霞みが曇った空の色を写した海の色を空と区別できない様に覆って、 沖に泊まる数隻の貨物船が空中に浮いているような光景だった。 川面を見て驚く。今年最高のカモメ達の大集団が川面を彩っていた。 1キロ先のJR鉄橋付近まで川幅一杯に2〜300羽1グループの6グループ千数百羽位の群れを作っていた。 時々グループごとに旋回したり水面すれすれに集団飛行して移動したりするが、 スローモションで白い布団がめくる様に一斉に飛び立ち、白い胴体が霞みを透かして射しこむ淡い陽光で銀色にきらきら輝き 常願寺川の春の一大風物詩を一人、悦に入る。 シロツメ君しか姿を見せず、もやもやしていた胸の中がカモメ達の心づくしの演出で心癒された。 久し振りにシロツメ君を見つめると、5匹いるオス達の中で一番ダンディーだと思う。 翼羽の先端部の白い部分が多く、尾羽の上向くカールも5本あり、真中の太い1本が黒く、弧の形も格好が良い。 両脚の水掻きの色も鮮やかな朱橙々色で、緑色の雑草の上を歩くと一際映える。 (今朝、白ツメ君の水掻きに直径2mm位の穴が空いているのに気が付く。) 他の6匹は全く姿を見せなかった。対岸の岸辺にカルガモ数羽の姿は見えるがマガモの姿はなかった。 口笛吹いて呼んでみるが、カモメたちの鳴き声で消え入り,彼らに聞こえないのかやって来なかった。 カモメ達の春霞みをつんざくような鳴き声が川幅一杯に響き渡っていた。 |
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傘をさすほではない小雨が,低く垂れた灰色雲から落ちていた今朝、 河川敷にこんなに沢山咲いていたのかと思う程黄色い花が目に付いた。 陽が射し明るい朝は気が付かなかったが、今朝のように曇った暗い日には、一際目に鮮やかに見えたラッパ水仙の花だった。 エサ場近くの木の梢に何時になくカラスが沢山止まって居た。すでに男の人がエサを与えに来たのだろうか。 そう思いつつ水辺に着き辺りを見渡すがマガモの姿も無く、泳いでできる波紋も見当たらなかった。 パン屑も見当たらないので男の人はまだ来てないようだが、カラスが多くいる事に不安が頭をよぎる。皆元気なのだろうかと。 久し振りに口笛を吹いて呼んで見る。 下流の水辺には葦が茂っているが木が殆どなく、身を護るには柳やクヌギが生えている上流の方が良い。 呼び続けるとやはり上流の方からまずシロツメ君が姿を現し上がって来た。 辺りにライバルのオス達の姿も見えず安心して啄ばんでいたが上流の水面に波紋が広がって行くのが見え、 近づくオス達の姿に気が付き慌てて陸の上を走り去る。 やって来たのは、キッポちゃんを除く5匹だった。まずハゲT号君が逃げて行ったシロツメ君を威嚇するように追いかける。 安心?しているのかしていないのか何時もの貪欲なチュッポちゃんの啄ばむ姿だった。 もっとも昨日はやって来るのが遅くてエサに有り付けなかったので私の指をも食い付く今朝の勢いだった。 控えめのミドリッポ君に与える時はチュッポちゃんを右側に引き付けさっと反対側に差し出し与える。 カラスが近くに居るのでエサ屑も残してはいけない。「もうないよ〜」と言って立ち上がると恨めしそうなチュッポちゃんだったが 仕方なさそうに先に下りて行ったオス達の後を追って上流方向へ泳いで行った。 今日はキッポちゃんは全く姿を見せなかったが抱卵していると思うが、生みつけている場所が一個一個違っている事が気になる。 1日一個産卵し、数個を生み終え抱卵すると思っていたがここに居るマガモ達は異なっている。 と言うより生まれながらにして本能を失っているのかもしれない。人間の手でこの世に生を受けた為に本来の生態を受継ぐ事無く。 昨日はチュッポちゃんがやって来るのが遅かったが今朝はオス達とやって来た。 カラスが高い場所から見ているのが気にかかったが下流の方より安全だと私は思ったが・・・。 |
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水辺に咲くネコヤナギの芽は、我が家のオス猫の体毛と同じ銀鼠色で特に青空を写した水面を背に 朝日に輝くその沢山の子ネコと一斉乱舞するカモメと共に朝の楽しい光景の一つだった。 2・3日、朝の陽光が霞みに消されネコヤナギに気もかけずに居たら、今朝チュッポちゃんが居なく近くの水辺の葦の中を探していて 何時の間にか銀蝋色だった芽から緑の羽が覆い被さる様に生え代わって可愛さが無くなっている事に気が付く。 冬枯れしたススキの葉や幹の屑が積もった根元にはすでに緑の雑草が顔を出し新しい春の息吹が感じられた。 私の姿を見て先ず上がって来たのは、近くに居たシロツメ君だったがキッポちゃんとオス達が上がって来たので、エサを求めることなく 離れて行き、こちらの皆がえさを啄ばむ様子を遠巻きにしばらく眺めていたが陸伝いに上流の方へ歩いて行ってしまった。 チュッポちゃんが姿を見せなかったが、ミドリッポ君がエサを食べていた時何かを感じたのか突然上流方向へ水平に飛んで行った。 唯一匹居るチュッポちゃんに危険を察し優しいミドリッポ君の愛情表現に違いない。しばらくして2匹一緒にこちらの方へやって来た。 がすでにエサも無く、辛い仕打ちだが背を向けてエサ場を後にした。 堤の上から見ていると下流の方へ行った皆の後について行った。上流の葦の中に居たチュッポちゃんは抱卵していたのではないのだろうか。 |